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「口癖チェンジ」の効果を見える化する|スピ系講師のための最適化Day4

「口癖チェンジ」の効果を見える化する|スピ系講師のための最適化Day4

「口癖チェンジ」の効果をやさしく数値化・見える化する方法

はじめに:「なんとなく良い気がする」を、少しだけ見える形に

Day1〜3では、自分とクライアントの口癖に気づき、前提を整え、未来がワクワクする言葉に変えていく流れを見てきました。

とはいえ、スピ系講師の方からよく聞くのが、 「感覚的には変化を感じるけれど、うまく説明できない」「どれくらい成果が出ているのか、自分でもよく分からない」という声です。

Day4では、そんなお悩みにやさしく答えるために、 「口癖チェンジ」の効果を見える化する方法を一緒に整理していきます。

といっても、難しい数式や専門用語は使いません。 使うのは、

  • ・小さなKPI(目安となる指標)
  • ・ミニABテスト(言葉を少しだけ変えて反応を比べる)
  • ・定期的な振り返りの流れ(改善プロトコル)

これらを取り入れることで、「なんとなく良い気がする」を、もう少し自信を持って語れる形にしていきます。

言葉の変化が現実にどうつながっているのかを見える化できれば、 あなたのセッションの説得力も、クライアントさんの安心感も、自然と高まっていきます。

なぜ「見えない変化」を見える化すると楽になるのか

無意識(潜在意識)の変化は、数字では測りにくい部分があります。 だからこそ、スピ系講師の方はつい、 「感覚はあるけれど、うまく言語化できない」と感じてしまいがちです。

ですが、少しだけ見える化を取り入れると、こんな良いことが起こります。

  • ・自分の成長や、クライアントの変化を客観的に確認できる
  • ・セッション内容や講座の改善ポイントが見えやすくなる
  • ・「なんとなく」ではなく、具体的に成果を説明できるようになる
  • ・自分のやっていることへの信頼感が増し、価格設定にも迷いが減る

大切なのは、「数字で管理すること」ではなく、「変化を一緒に喜べる形にすること」です。 そのために、Day4では「やさしいKPI」という考え方を使っていきます。

スピ系講師向け・やさしいKPIの考え方(3つのレイヤー)

KPIという言葉を聞くと、「売上」「成約率」「フォロワー数」など、 いかにもビジネス的な数字をイメージするかもしれません。

ここでは、もっとやさしい形で、3つのレイヤーに分けて考えてみましょう。

レイヤー 内容 具体例
① 言葉のレベル 口癖や表現がどう変わったか 「〜しないようにする」→「こうなったらうれしい」に変わった回数
② 感情・状態のレベル 気持ちやエネルギーの変化 セッション前後の安心感・ワクワク感を10段階で自己評価
③ 行動・現実のレベル 具体的な行動や結果 相談件数、リピート数、紹介数、日常でのチャレンジ回数など

最初から③の「行動・現実」を追いかけるのではなく、 ①と言葉 ②の感情の変化を丁寧にすくい上げていくことで、 無理なく③の変化にもつながっていきます。

口癖チェンジの効果を測るシートの作り方

ここでは、あなたのセッションでそのまま使える、 「口癖チェンジ効果シート」のイメージをご紹介します。 紙でも、デジタルノートでも大丈夫です。

1. セッションごとに、3つのレイヤーを1枚にまとめる

【クライアント名(イニシャルでもOK):      】
【実施日:      】

▼① 言葉の変化
・今日出てきた「〜しないようにする」口癖:
  1)
  2)
・未来を前提にした新しい言葉:
  1)
  2)

▼② 感情・状態の変化(クライアント自己評価)
・セッション前:安心感(    /10)ワクワク感(    /10)
・セッション後:安心感(    /10)ワクワク感(    /10)

▼③ 行動・現実の変化(次回確認用メモ)
・次回までにやってみる小さな一歩:
・現実面でチェックしたい変化:
    

2. 次回セッションで「変化の証拠探し」を一緒に行う

次回のセッションでは、このシートを見ながら、 クライアントさんと一緒に「変化の証拠探し」をしていきます。

  • ・「前回決めた一言フレーズ、どんな場面で使えましたか?」
  • ・「少しでも安心感やワクワク感が上がった瞬間はありましたか?」
  • ・「小さな行動の変化があれば教えてください」

こうして少しずつ、「無意識での変化」が「言葉」「感情」「行動」の形で見えるようになっていきます。

ミニABテスト:言葉を少し変えて反応の違いを見る

ABテストというと難しく感じるかもしれませんが、 ここではとてもシンプルに、 「言葉A」「言葉B」のどちらがより軽やかに感じられるかを比べてみるだけ、と考えてください。

1. やってみたい「言葉の違い」を1つ決める

例:

  • ・A:「失敗しないように気をつける」
  • ・B:「チャレンジからたくさん学びを受け取る」

2. 同じテーマの投稿・セッションで、AとBを分けて試す

たとえばSNS投稿なら、 1週間目はAの言葉をタイトルに使い、 2週間目はBの言葉をタイトルに使ってみる、というようにします。

見てみるポイント:

  • ・クライアントやフォロワーからのメッセージの量
  • ・メッセージの「雰囲気」(不安ベースか、未来ベースか)
  • ・講師である自分の、書いているときの感覚

3. 結果を簡単にメモし、次の表現に活かす

【ミニABテストメモ】
・試した言葉:
  A)
  B)

・Aを使ったときの印象(反応・自分の感覚):

・Bを使ったときの印象(反応・自分の感覚):

・次回から積極的に使っていきたい表現:
    

これを何度か繰り返していくうちに、 「自分とクライアントの両方が楽になる言葉」のパターンが分かってきます。

改善プロトコル:振り返り→仮説→次の一歩

「プロトコル」と聞くとむずかしく感じますが、 要するに「いつも同じ順番で、振り返りと改善をする流れ」のことです。

口癖チェンジの最適化では、次のような流れがおすすめです。

  1. ① 振り返り セッション後や月末に、「言葉・感情・行動」の3つのレイヤーをざっと振り返る。
  2. ② 仮説づくり 「こういう言葉を使ったときに、クライアントの表情が一番柔らかくなった気がする」など、仮の気づきをメモする。
  3. ③ 次の一歩を決める 「次回から、この言葉を最初に使ってみよう」など、具体的な一歩を1つだけ決める。

簡単なチェックシート例:

【月末振り返りメモ】

▼今月、クライアントの口癖でよく出てきた言葉:
・
・

▼今月、特に表情がふわっと緩んだ瞬間に使っていた言葉:
・

▼仮説(こういう言葉が、このタイプの方に合いそう):
・

▼来月試してみたい「ひとことフレーズ」:
・
    

この流れを繰り返すことで、 あなたのセッションと言葉選びが、無意識レベルでも現実レベルでも洗練されていきます。

事例:言葉の見直しで相談数と質が変わった講師さん

ここでは、実際に「口癖チェンジ」と見える化の視点を取り入れたスピ系女性講師さんの事例を、2つご紹介します(内容はプライバシーに配慮して再構成しています)。

事例1:「悩み解消」から「未来づくり」への言葉変更で相談の質が変化

ある講師さんは、これまで「悩みを解消したい人向け」という言葉を多く使っていました。 そこで、「不安をなくす」よりも「未来をつくる」側に表現を少しだけ変更。

  • ・Before:『不安や悩みを解消したい方へ』
  • ・After:『これからの未来を、もっと安心して生きていきたい方へ』

その結果、相談数は大きくは変わらなかったものの、 セッション内容が「今の不安の話」だけで終わらず、 未来のビジョンや具体的な行動の相談が増えたそうです。

事例2:セッション前後の感情スコアをつけ始めたら、自分の自信が増えた

別の講師さんは、クライアントにセッション前後で 「安心感」と「希望の感覚」を10段階で書いてもらうようにしました。

最初は「数字をつけてもらうのがこわい」と感じていたそうですが、 続けていくと、多くのクライアントで セッション後には2〜3ポイント上がっていることが分かりました。

それをきっかけに、「自分のセッションはちゃんと役に立っている」という確信を持てるようになり、 価格や提供メニューの見直しにも踏み出せた、という声をいただきました。

まとめ:無意識+現実の「両輪」で見ていく

Day4では、「口癖チェンジ」の効果をやさしく見える化する方法として、 KPI・ミニABテスト・改善プロトコルのお話をしました。

ポイントは、

  • ・言葉・感情・行動の3つのレイヤーで変化を見ていくこと
  • ・「数字で管理」ではなく「変化を一緒に喜ぶ」ためのKPIにすること
  • ・小さなABテストで、自分とクライアントが楽になる言葉を探していくこと
  • ・毎月少しずつ振り返り、「次の一歩」を決めていくこと

無意識(潜在意識)の世界と、現実の数字や行動は、どちらか一方ではなく両方大切です。 その2つをつなぐ「橋」になるのが、日々の口癖であり、言葉の変化です。

次回Day5では、シリーズの総まとめとして、よくあるつまずき・長期的な言葉との付き合い方・本命の行動(相談依頼)への自然な導線についてお話しします。 あなたの活動全体を見直す、一つのターニングポイントとして活用していただけたらうれしいです。

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よくある質問

Q. 数字が苦手で、KPIという言葉を聞くだけで苦しくなります。

今回お伝えしているKPIは、「売上目標」などではなく、 「変化を丁寧に見つけるための目安」としての使い方です。 まずは「セッション前後の安心感を10段階でメモする」だけでも十分です。

Q. クライアントに点数をつけてもらうのは、プレッシャーになりませんか?

「良い・悪いを判断するためではなく、 一緒に変化を確認するためのメモです」と最初にお伝えすると、 安心して答えてもらえるケースがほとんどです。 点数が下がったとしても、「正直に教えてくれたこと」自体を評価し、 そこから一緒に原因を探していく姿勢が大切です。

Q. ABテストをするほど、発信の回数や人数が多くありません。

ABテストは、フォロワーが何千人もいないと意味がないものではありません。 たとえ小さな規模でも、「自分の感覚+クライアントの反応」をセットで見ていくと、 言葉選びの軸が少しずつ磨かれていきます。 最初は、自分の心が軽くなる言葉を選ぶための「内側ABテスト」から始めても良いでしょう。

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