
スピ系講師が「プロ」として疲れず伸ばす改善編:ぶれた時の直し方と運用の型(Day4)
はじめに
Day3で、相談→提案→次の一歩を「型」にしました。
型ができると、怖さは減ります。ですが、続けていくと必ずこういう日が来ます。
「反応が落ちた…」
「相談が途切れた…」
「同業が気になって焦る…」
「境界線がゆるんで疲れた…」
ここで必要なのが、Day4のテーマである改善です。
改善といっても、がむしゃらに頑張ることではありません。ぶれた時に戻る場所を作ることです。
今日のゴールは、あなたが疲れずに続けられる「改善の型(プロトコル)」を持つこと。
自信・コミュ力・目標設定の3つを、運用しながら整え直せるようにします。
プロは「落ちない人」ではなく「戻れる人」
まず大前提を、ここでハッキリさせます。
プロは、いつも元気で、いつも反応があって、いつも自信満々な人ではありません。
プロは、落ちる日があっても、反応が少ない週があっても、戻り方を知っている人です。
落ちること自体は問題ではありません。
「落ちたまま、何を直せばいいか分からない」状態が長引くのが問題です。
だからDay4は、気合ではなく、手順を作ります。
ぶれのサイン:早めに気づくチェック
ぶれは、いきなり大きく来るのではなく、先に小さなサインが出ます。
まずは早めに気づけるようにしましょう。
心のサイン
- 投稿する前に、何度も消してしまう
- 「私なんて…」が増える
- 同業の発信を見て、焦りが強くなる
- 相談が来ても、喜べない(怖い/面倒)
行動のサイン
- 導線(固定投稿、プロフィール、メニュー)の確認を避ける
- DM返信が遅れがちになる
- 無料で長時間対応してしまう
- 目標が大きくなりすぎて、動けない
体のサイン
- 寝つきが悪い/朝が重い
- スマホを見るだけで疲れる
- 肩・首が固い、呼吸が浅い
2つ以上当てはまったら「改善タイム」です。
ここで整え直せると、深く落ちません。
改善プロトコル:①線引き ②導線 ③発信 ④相談対応
ぶれた時に、あれもこれも直そうとすると疲れます。
だから、直す順番を決めます。プロの改善は、だいたいこの4つです。
改善の順番(この通りにやる)
- 線引き:まず自分を守る(疲れの元を止める)
- 導線:次に「来た人が迷わない」状態を作る
- 発信:伝え方を少し調整する(がんばりすぎない)
- 相談対応:入口の型を微修正して成約率を上げる
①線引き:疲れの元を止める(最優先)
疲れているのに頑張って投稿しても、続きません。
まず「自分が消耗する原因」を止めます。
- 返信時間を決める(例:午前と夕方だけ)
- 無料対応の範囲を決める(例:質問は1往復まで)
- 深夜対応をやめる(例:夜は通知オフ)
- 予定を詰めすぎない(例:セッションは1日1件まで)
線引きの一言(そのまま使える)
「丁寧に対応したいので、返信は24〜48時間以内にしています。夜は休む時間にしているので、翌日以降にお返事しますね。」
②導線:来た人が迷わない状態を作る(3点だけ)
相談が来ないとき、発信の内容より、導線が弱いことがあります。
直すのは3点だけでOKです。
| 場所 | 確認すること | OK例 |
|---|---|---|
| プロフィール | 誰に何を手伝う人か1文で書いてあるか | 「不安でぶれやすいスピ系講師が、仕事の土台を整えるお手伝いをします」 |
| 固定投稿 | 相談の入口が分かるか(手順が書いてあるか) | 「1行相談OK→こちらから合うかお返事→必要なら体験へ」 |
| メニュー | 入口・本編・継続が分かれているか | 体験→本編→継続の順で案内 |
③発信:がんばるより「ズレ」を直す
発信がしんどいときは、量を増やさないでください。
代わりに、次のズレを直します。
- 対象が広すぎる → 「今困っている人」を1人に戻す
- 世界観が先 → 最初に相手の悩みを言語化する
- 行動がない → 最後に「1行相談OK」を入れる
疲れている週の“最低ライン投稿”テンプレ
※短くてOK。これで十分プロっぽいです。
- ①相手の状況を1文で言う
- ②「よくある原因」を1つ言う
- ③今週の一歩を1つ言う
- ④「1行相談OK」を添える
例:「頑張っているのに、発信が怖くて止まってしまう時ってありますよね。原因は“対象が広すぎて言葉がぼやける”ことが多いです。今週は『今困っている人を1人決める』だけでOK。迷っていたら1行で状況を送ってください。合うかどうかだけお返事します。」
④相談対応:型を微修正して、安心と決断を作る
相談が来るのに申込みにつながらない場合は、内容より最後の一言の不足が多いです。
申込みにつながりやすい「最後の一言」3つ
- 「今日の内容を踏まえて、次の一歩はAかBですが、どちらが合いそうですか?」
- 「一旦持ち帰る場合、いつ頃までに決めたいですか?」
- 「決めるために必要な材料は何ですか?不安な点を1つだけ言ってください」
過剰ではない自信を保つ:自己否定に落ちない整え方
反応が落ちると、人はすぐ「私の価値がない」と結びつけがちです。
でも、反応はあなたの価値ではありません。多くは条件です。
自己否定に落ちそうな時の3ステップ
- 分ける:「私の価値」と「今週の反応」を別物にする
- 戻す:Day2の設計図(誰に・何を)に戻る
- 一つだけ直す:対象/導線/最後の一言、どれか1つだけ
自信は「言えること」を増やすと戻る
自信は気合では戻りません。言語化で戻ります。
たとえば、次の3つが言えるようにしておくと、ぶれにくいです。
- 私は誰に何を手伝えるか(1文)
- 私は何をしないか(線引き)
- 今週やる行動は何か(1つ)
「言える」=「落ち着く」です。
反応に振り回されそうな時ほど、短い言葉に戻りましょう。
コミュ力を安定させる:疲れないやり取りのルール
スピ系講師が燃え尽きやすい原因のひとつが、DMや相談の“長文化”です。
親切な人ほど、無料で抱え込んでしまいます。
疲れないための「3つのルール」
- 無料は1往復まで:状況確認→提案の入口まで
- 長文が来たら整理する:「3点だけ確認させてください」と絞る
- 時間を区切る:相談は15分/30分など、最初に決める
長文DMが来たときの返し(そのまま使える)
「丁寧に書いてくださってありがとうございます。状況を正しく整理したいので、3点だけ確認させてください。①いま一番困っていることは?②一番変えたいのはどこ?③期限はいつ頃をイメージしていますか?ここが分かると、合う方法を提案できます。」
“優しさ”を保ったまま線引きする言い方
「ここは文章だと行き違いが起きやすいので、必要なら15分だけお時間を取って一緒に整理しましょう。無理に申込みでなくて大丈夫です。」
目標設定を回し続ける:数字が苦手でもOKな見方
目標が続かない理由は、たいてい2つです。
(1)大きすぎる、(2)見方が「できた/できない」だけ。
数字が苦手でも見られる「3つの指標」
- ①行動今週、決めた行動をやったか(投稿2回、導線チェック1回など)
- ②反応反応がゼロかどうか(ゼロ→導線か対象を直すサイン)
- ③相談相談の数(少ない→入口の案内を増やすサイン)
週末3分の振り返りテンプレ
- 今週やった行動:_____
- 起きた反応:_____
- 次に直すのは1つだけ:_____
「反応が少ない=失敗」ではありません。
「直す場所が見えた=前進」です。
よくあるケース別:何を直せばいい?
ここからは、よくある状況ごとに「直す場所」を具体的に示します。
あなたの今の状態に近いものを選んでください。
ケース1:投稿の反応が落ちた
- 直す場所:対象(誰に向けた言葉か)
- やること:「今困っている人」を1人に戻して、状況を1文で書く
- 一言CTA:「1行相談OK。合うかどうかだけお返事します」
ケース2:相談は来るのに申込みにつながらない
- 直す場所:相談の最後の一言
- やること:A/Bの選択肢+期限を聞く
- 例:「次はAかBですが、どちらが合いそうですか?一旦持ち帰るなら、いつ頃までに決めたいですか?」
ケース3:無料相談が長引いて疲れる
- 直す場所:線引き(無料の範囲)
- やること:1往復ルール+「必要なら15分だけ」への誘導
ケース4:同業が気になって焦る
- 直す場所:目標(自分の地図)
- やること:今週の行動を1つに戻す。比較の時間を減らす(見る時間を決める)
- 一言:「私は私のペースで、必要な人に届けばいい」
ケース5:自信が落ちて発信が止まる
- 直す場所:言語化(1文プロフィール)
- やること:「私は誰に何を手伝う」を1文で書き直す
- 最低ライン投稿:状況→原因→一歩→1行相談
今日のワーク:あなたの「戻る場所」シートを作る
Day4のワークは、あなたがぶれた時に“必ず戻れる”ためのシート作りです。
これがあると、感情に飲まれにくくなります。
(1)私は誰に何を手伝う?(1文)
________________________
(2)線引き(できる/できない/連絡)
- できる:____________
- できない:____________
- 連絡:____________
(3)導線3点チェック(プロフィール/固定投稿/メニュー)
- プロフィール:OK / 要修正(どこ?:____)
- 固定投稿:OK / 要修正(どこ?:____)
- メニュー:OK / 要修正(どこ?:____)
(4)今週の行動は1つだけ
今週やる行動:____________
(5)困ったときの一言CTA
「____________(例:1行相談OK。合うかどうかだけお返事します)」
これがあなたの「戻る場所」です。
次回Day5では、この5日間を統合して、よくある失敗を避けながら、長期で安定する形と最終CTAにつなげます。
まとめ
Day4は、疲れずに続けるための「改善の型」を作りました。 プロは落ちない人ではなく、戻れる人です。ぶれのサインに早めに気づき、 直す順番(線引き→導線→発信→相談対応)で一つずつ整えれば、深く落ちません。 自信は言語化で戻り、コミュ力はルールで安定し、目標設定は1週間単位で回せば続きます。 今日の「戻る場所シート」ができたら、あなたはもう“続けられるプロ”です。
要約
- プロは落ちない人ではなく、ぶれた時に戻れる人。
- ぶれのサイン(心・行動・体)に早めに気づくと深く落ちない。
- 改善は「線引き→導線→発信→相談対応」の順で1つずつ直す。
- 自信は言語化、コミュ力はルール、目標は1週間で回すと安定する。
相談したい方へ
「私のぶれポイントはどこ?」「導線のどこが弱い?」「線引きを言うのが苦手」など、 Day4の改善は“人によって直す順番”が変わることもあります。 あなたの状況に合わせて一緒に整えたい方は、LINEで相談してください。
よくある質問
改善しようとすると、やることが増えて苦しくなります。
増やすのではなく、1つだけ直すのがコツです。Day4の順番(線引き→導線→発信→相談対応)に沿って、 いま一番効く1点だけを選ぶと楽になります。
反応が落ちると落ち込みます。どうしても怖いです。
怖いのは自然です。だから「戻る場所シート」を作ります。言語化(1文)と今週の行動1つに戻ると、 感情に飲まれにくくなります。
線引きをすると、お客様が離れそうで不安です。
線引きは離すためではなく、安心のためです。曖昧なまま消耗すると続けられません。 丁寧に理由も添えると、むしろ信頼が増えやすいです。
投稿ができない週があります。それでも大丈夫ですか?
大丈夫です。最低ライン投稿テンプレのように、短くても「対象→原因→一歩→相談」の形を保てば、 プロとしての信頼は落ちにくいです。