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スピ系講師のためのペルソナとゴール設計|依存ではなく自立に導く講座・スクールのつくり方【Day2】

スピ系講師のためのペルソナとゴール設計|依存ではなく自立に導く講座・スクールのつくり方【Day2】

スピ系講師のためのペルソナとゴール設計|依存ではなく自立に導く講座・スクールのつくり方【Day2】

「今の講座、誰のためのものか聞かれると、うまく答えられない…。」「結果的に、依存体質の人ばかり来てしまう…。」
もしそんな感覚があるなら、ペルソナとゴールがあいまいなままビジネスを続けているサインかもしれません。

クライアントを依存させてビジネスのリピートにしか考えていない講師は、短期的な売上は作れても、 長期的にはトラブルと疲弊に押しつぶされていきます。
自立ができないとトラブルしか生まれないことを、もっと冷静に知っておく必要があります。

Day2の今日は、スピ系30代女性講師であるあなたが、
「誰の、どんな悩みを、どこまで自立させるのか」を具体的に言語化し、
依存を生みにくい講座・スクール・セッションの土台をつくる1日です。

ここを明確にしておくことで、

  • 依存度の高いクライアントが自然と減り、関係性が安定する
  • トラブルになりやすい人を、事前に見分けやすくなる
  • 「この人をここまで自立させる」という軸ができ、ブレずに対応できる

そんな状態を目指しながら、ひとつひとつ整理していきましょう。

目次

  1. なぜ「誰でも歓迎」が依存を生みやすいのか
  2. ペルソナ設計:あなたが本当にサポートしたいクライアント像を明確にする
  3. 悩みと問題の階層構造|どのレベルまで扱うのかを決める
  4. 自立のゴールを3段階で設計する(伴走期・実践期・自立期)
  5. 依存を減らす講座・スクール全体マップのテンプレート
  6. ミニワーク:あなたのビジネス設計を言語化するシート
  7. まとめ|ペルソナとゴールが決まると、境界線も決まる
  8. よくある質問

なぜ「誰でも歓迎」が依存を生みやすいのか

スピ系講師の多くが掲げがちなメッセージが、
「どんな方でも歓迎です」「どんなお悩みでも対応します」というものです。

意図としては「間口を狭めたくない」「必要な人に届いてほしい」というやさしさから来ています。
しかし現実には、依存度の高い人ほど、このメッセージに引き寄せられやすいという側面があります。

1-1. 「境界線のゆるさ」が依存体質の人にとって心地よく感じられる

「誰でも歓迎」という表現の裏側には、
「ここまでは対応するけれど、ここから先は対応しない」という線が見えないという状態があります。

境界線が見えない講師のもとには、

  • 頼れば頼るほど、何でも受け止めてくれそうな人
  • 自分の責任を他人に預けたい人
  • 現実的な行動よりも、「どうにかしてほしい」気持ちが強い人

が集まりやすくなります。
これが、クライアント依存ビジネスの入り口です。

1-2. 「本当にサポートしたい人」が分からないと、メッセージがぼやける

誰に向けて書いているのか分からない発信は、どうしても抽象的になります。
抽象的なメッセージほど、現実的な行動よりも「ふわっとした癒し」だけを求める人に届きやすくなります。

その結果、

  • 行動しないクライアントが増える
  • 同じ相談を何度も繰り返される
  • 結果が出ないことへの不満が、講師に向けられる

という、Day1で見たようなトラブルにつながっていきます。

この悪循環を断つための第一歩が、ペルソナとゴールの明確化です。

ペルソナ設計:あなたが本当にサポートしたいクライアント像を明確にする

ここでは、スピ系30代女性講師の方向けに、
「依存を前提としないペルソナ」を描くための観点を整理します。

2-1. 依存を助長しやすいペルソナ例

まずは、あえて「依存が生まれやすい」例を見てみましょう。

項目 依存が生まれやすい例 自立を促しやすい例
行動スタイル 自分で調べたり動いたりする前に、すぐ人に聞く傾向が強い 不安はあるが、自分でも調べてみようとする意欲がある
責任感 うまくいかないと、すぐ他人や環境のせいにしてしまう 「自分の選択も影響している」と感じられる
スピとの関わり方 占いやスピリチュアルに「正解」を教えてほしいと思っている スピを「自分の軸を整えるためのヒント」として使いたい
現実の行動 セッション後も、具体的な行動に移せないことが多い 小さな一歩でも、現実の行動に移そうとする

もちろん、「どんな方でもサポートしたい」と思う気持ちは自然です。
ただし、自立を前提にしたビジネス設計をするなら、 「特にサポートしたい人」「今の自分のリソースで安全にサポートできる人」を選ぶことが大切です。

2-2. ペルソナを描くための7つの問い

以下の問いを、ノートやメモアプリに書き出してみてください。

ペルソナを描く7つの問い

  • ① 年齢・性別・家族構成・仕事など、どんなライフスタイルの人ですか?
  • ② どんな場面で、不安や行き詰まりを感じていますか?
  • ③ スピリチュアルや講座に、何を一番求めていますか?(癒し/答え/行動の後押しなど)
  • ④ 「本当はこうなりたい」という理想の未来はどんな状態ですか?
  • ⑤ その人は、どのくらい自分の現実に向き合う覚悟がありますか?
  • ⑥ あなたは、その人とどんな関係性で関わりたいですか?(先生・伴走者・パートナーなど)
  • ⑦ 関わることで、あなた自身もエネルギーが循環するイメージは持てますか?

ここで描くペルソナは、「自立の方向に向かう力をすでに持っている人」にしておくのがおすすめです。

クライアントに依存させようとして自立を促さないセッションしかできないスピ系講師は、
無意識のうちに「自分では動けない人」を集めがちです。
そうではなく、「自分でも動きたいけれど、一歩が怖い人」をペルソナに据えることで、
依存ではなく自立に向かう関係性がつくりやすくなります。

悩みと問題の階層構造|どのレベルまで扱うのかを決める

次に大切なのが、クライアントの「悩み」のどのレベルまで扱うのか、という線引きです。
ここがあいまいだと、精神疾患や医療レベルの問題まで抱え込んでしまい、講師もクライアントも危険な状態になります。

3-1. 悩みの3つのレベル

レベル 内容のイメージ スピ系講師が扱いやすい領域
① 日常レベルの悩み 仕事の人間関係、パートナーシップのすれ違い、自分の軸がぶれやすい 等 ◎ 自己理解や感情整理、価値観の明確化、行動の後押しなどでサポートしやすい
② 人生の分岐点レベル 転職・起業・結婚・離婚・引っ越しなど、大きな決断が関わるテーマ ○ 現実的なサポート・専門家との連携を意識しながら、内面の整理をサポート
③ 医療・専門機関レベル うつ症状の疑い、自傷傾向、DV・虐待などの深刻なケース △/× 専門機関への相談を促し、単独で抱え込まないことが重要

あなたの講座・セッションでは、基本的に①〜②のどの範囲を扱うのかを決めておきましょう。
③が疑われる場合は、「ここから先は専門の領域です」と正直に伝えることも、信頼される講師の在り方です。

3-2. 受講前ヒアリングで確認したいポイント

受講前のヒアリング(体験セッションやメッセージのやりとり)で、次のような点を丁寧に確認することで、
依存リスクの高いケースを見極めやすくなります。

  • 過去や現在、医療機関への通院・服薬の有無
  • 「すべて先生に決めてほしい」というスタンスが強く出ていないか
  • 現実的な行動(環境を変える・専門機関に相談する等)を極端に避けていないか

ヒアリングの目的は、「断るため」ではなく「安全なサポートの範囲を確認するため」です。
これは、あなた自身を守ることでもあり、クライアントを守ることでもあります。

自立のゴールを3段階で設計する(伴走期・実践期・自立期)

ここからは、より具体的に「自立のゴール」を3段階で設計する方法を見ていきます。

4-1. 3つのステージのイメージ

ステージ クライアントの状態 講師の役割
① 伴走期 不安が強く、自分の状態をうまく言語化できない 安心・安全の場をつくり、感情と現状の整理を一緒に行う
② 実践期 自分のテーマが見えてきて、小さな行動を起こせる 行動の計画を一緒に立て、実践の振り返りをサポートする
③ 自立期 自分で選び、決める力が育ってきている 必要に応じて視点を提供しつつ、決定権は本人に戻す

あなたの講座・スクールは、このうちどのステージまでをサポートするのかを決めておくと、
セッション内容・回数・料金・サポート範囲がぶれにくくなります。

4-2. 「自立のゴール」を一文で言語化する

次のテンプレートを使って、あなたの講座・スクールのゴールを書いてみましょう。

自立ゴールの一文テンプレート

「私は、【ペルソナ】が、【現在地】から【自立した状態】へと進むのを、【期間/方法】でサポートします。」

例:

  • 私は、会社員として働きながら生きづらさを感じている30代女性が、他人軸で生きている状態から、自分で選び決められる状態へと進むのを、3ヶ月のオンライン講座と月2回のセッションでサポートします。

この一文が明確になるほど、
「これは自分の範囲か?」「ここから先は別の専門家が適しているか?」という判断もラクになります。

依存を減らす講座・スクール全体マップのテンプレート

依存を前提にしたビジネスでは、「とりあえず継続セッション」という形で、出口をつくらずに関わり続けてしまいがちです。
自立を前提にするなら、全体の流れ(マップ)を先に設計しておきましょう。

5-1. 自立前提の全体マップ例

ステップ 役割 依存を防ぐポイント
① 無料コンテンツ ブログ/SNS/動画などで価値観やスタンスを共有 「依存ではなく自立を大切にしている」というメッセージを明言する
② 体験セッション/ヒアリング 現状の整理と、講座・セッションの適合度を一緒に確認 専門外の場合は他の選択肢も提案し、無理に契約しない
③ 基礎講座 感情・思考・エネルギーの土台づくり、自分軸の形成 ゴールと期間を明確にし、宿題やワークで自分で考える時間を入れる
④ 実践スクール/継続コース 現実でのチャレンジと、その振り返りをサポート 「いつまでにどんな状態を目指すか」を契約時に共有する
⑤ 卒業&フォロー枠 単発セッションや上位講座など、必要なときだけ相談できる場 卒業を前提とし、依存ではなく「選べる」関係性を維持する

このように、入口から卒業までの流れを一枚の図にしておくことで、
「この方は今どのステップにいるのか」「次に何を提案すれば自立に近づくのか」が常に見えるようになります。

無料コンテンツの段階から、
「私の講座は、あなたを依存させるためではなく、自分で歩けるようになるための場です」
というスタンスを発信しておくことで、依存を前提とした相談が減っていきます。

ミニワーク:あなたのビジネス設計を言語化するシート

最後に、今日の内容をもとに、あなた自身のビジネス設計を言語化するためのミニワークをまとめました。

ビジネス設計ミニワーク(書き出し用)

  • ① 私が一番サポートしたいペルソナはどんな人か?(7つの問いを使って具体化する)
  • ② その人の悩みは、3つのレベルのうちどこに位置するか?(①〜②のどこまで扱うかを決める)
  • ③ 私の講座・スクール・セッションは、3つのステージ(伴走期・実践期・自立期)のどこまでをカバーするか?
  • ④ 無料コンテンツ〜卒業後フォローまでの全体マップを、紙1枚に手書きで描いてみる
  • ⑤ クライアントに依存させてビジネスのリピートにしか考えていない講師と、自分はどう違う在り方を選ぶのか、一文で書く

できれば、今日中に①〜③だけでも書き出してみることをおすすめします。
小さな一貫した行動が、依存ビジネスからの卒業を静かに後押ししてくれます。

希望される方には、このミニワークを整えた
「ペルソナ&自立ゴール設計シート(PDF)」をお渡ししています。
詳しくは、下部から「設計シート」のダウンロードをしてください。

まとめ|ペルソナとゴールが決まると、境界線も決まる

クライアントに依存させようとして自立を促さないセッションしかできないスピ系講師は、
どれだけスキルや知識を増やしても、関係性のトラブルと自分の疲弊から抜け出せません。

その根本原因のひとつが、「誰を、どこまで、どのように自立させるのか」という設計がないまま、
目の前の相談にその場しのぎで対応してしまうことにあります。

今日は、

  • 「誰でも歓迎」が依存を生みやすい理由
  • 依存を前提としないペルソナの描き方
  • 悩みのレベルと、自分が扱う範囲の線引き
  • 自立のゴールを3段階で設計する方法
  • 依存を減らす講座・スクール全体マップの考え方

を整理してきました。

Day3では、今日言語化したペルソナとゴールをもとに、
セッションの進め方・カリキュラム構成・料金設計など、
より具体的な「形」に落とし込んでいきます。

あなたの講座・スクール設計を一緒に整理してほしい方へ

「ペルソナやゴールの大切さは分かったけれど、
自分一人だと、どう言語化したらいいか分からない…。」
もしそう感じているなら、安心してご相談ください。

現在の講座・スクール・セッション内容や、今いるクライアントの状況をヒアリングしながら、
依存を前提としない、自立に向かうビジネス設計を一緒に描いていきます。

下部から、
Day2限定で、「ペルソナ&自立ゴール設計シート(PDF)」のデータダウンロード可能です。

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よくある質問

Q. ペルソナを1人に絞るのがこわいです…。他の人が来なくなりませんか?
A. ペルソナは「来てほしい人の代表」です。実際には、似た悩みを持つ周辺の人も自然と集まってきます。
大切なのは、依存を強める人ではなく、自立に向かう人を中心に据えることです。
Q. 医療レベルかどうかを判断する自信がありません。
A. 完璧な判断は専門家でも難しいテーマです。
だからこそ、「少しでも不安があれば専門機関の受診を勧める」というスタンスを持つことが重要です。
その上で、自分のサポート範囲を明確にしておくと安心です。
Q. 途中で「この方は自立支援の範囲を超えている」と感じた場合はどうすればいいですか?
A. その場合も、相手を否定するのではなく、
「より専門的にサポートできる場所がある」と伝え、他の選択肢を一緒に探す姿勢が大切です。
そのうえで、あなたの講座・セッションでできること・できないことを誠実に共有しましょう。

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