過去世体験を成功させる設計図：目的の言語化と手法選び・プロバイダ比較
Day2では、体験の前に「なぜ知りたいのか」を言語化し、その目的に最適な手法や提供者を選ぶ手順を整理します。
Day1（基礎）をまだの方は、先にお読みください。
体験の目的を3分類（自己理解／癒し／好奇心）とKPI
「目的」が曖昧なまま予約すると、当日の質問が拡散して満足度が下がります。まずは以下の3分類から主目的を選び、簡単なKPI（確認指標）を設定しましょう。
| 目的 | 例 | KPI（確認指標） |
|---|---|---|
| 自己理解 | 今のパターン（対人/仕事/創作）の源流にヒントが欲しい | セッション後1週間で気づきを3つ記録／行動案1つ実行 |
| 癒し | 繰り返す感情や恐れの背景を安全に扱いたい | セルフケア計画を作成／強度が上がったら休止の合図を決める |
| 好奇心 | 物語として楽しみたい・創作のインスピレーションに | 録音をもとに作品メモ/アイデアを5点まとめる |
手法選択の比較表（鑑定／アカシック／退行催眠 × 対面／オンライン）
目的が定まったら、手法と実施形態（対面/オンライン）を選びます。一般的な傾向を比較表にまとめました。
| 手法 × 形態 | 体験の主体性 | 所要時間の目安 | 適している目的 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 鑑定 × 対面 | 受動〜対話型 | 20〜60分 | 自己理解／好奇心 | 録音・メモで解釈の齟齬を補う |
| 鑑定 × オンライン | 受動〜対話型 | 20〜60分 | 自己理解／好奇心 | 通信品質と静音環境の確保 |
| アカシック × 対面 | 対話型（情報量多め） | 30〜90分 | 自己理解／癒し／テーマ特化 | 情報量が多いほど記録整理が必須 |
| アカシック × オンライン | 対話型（情報量多め） | 30〜90分 | 自己理解／癒し／テーマ特化 | 録音・要約メモの同時作成が有効 |
| 退行催眠 × 対面 | 能動（没入型） | 90〜150分 | 癒し／深い自己理解 | 体調・安全配慮、同意事項の把握 |
| 退行催眠 × オンライン | 能動（没入型） | 90〜150分 | 癒し／深い自己理解 | 緊急連絡手段と安全環境の準備 |
※ 表は一般論です。提供者の方針・訓練・倫理基準によって体験は変わります。
プロバイダ選定の基準（資格・倫理・料金・守秘・同意書）
- 透明性：料金、所要時間、範囲外の案内（勧誘/追加費用）を事前に提示。
- 守秘・記録：録音可否、データの扱い、プライバシーポリシー。
- 同意と境界線：同意書の有無、提供可能/不可能な領域の明記。
- 倫理姿勢：恐怖訴求をしない、医療・法的助言の代替を明示しない。
- 相性：説明の分かりやすさ、質問への反応、安心感。
レッドフラッグ例： 高額の前払いを急かす／不安を煽る発言／否定や批判に対して威圧的／返金・キャンセル規定が不透明／通院中の中止提案を無視 など。
予約前チェックリスト
質問テンプレ：初回に役立つ20例
- 今回のテーマに関連して、最も象徴的な過去のエピソードは？
- その体験から今の私が学べる点は？
- 繰り返す行動パターンに対する具体的アドバイスは？
- 人間関係（家族/職場）でのヒントは？
- 創作や仕事に活かせる視点は？
- 今の課題に影響する感情のルーツは？
- 私の強み（資質）として意識したい点は？
- 今週から試せる小さな行動は？
- 避けたほうがよい思考のクセは？
- 夢やシンクロの活かし方は？
- 今回の体験を記録・検証するコツは？
- 必要に応じて次回以降のテーマ候補は？
- 境界線の守り方（仕事/家族/SNS）で意識すべき点は？
- 体験中に不安になった場合の対処は？
- 当日の環境づくりで注意することは？
- 受け取った象徴の解釈を広げる質問は？
- 今の私に不要な信念は？
- 役立つ参考書やワークは？
- 依存を避けるためのセルフチェックは？
- 本日の要点3つと、次の一歩は？
ミニワーク提出（小さなコミット）
以下の3つをメモして、LINEで送ってください。
一貫性の力で行動が続きます。
- 今日の主目的（自己理解／癒し／好奇心）
- セッションで聞きたい質問ベスト3
- 次の一歩（いつ・どこで・何を）
送信された内容は個別の助言ではなく、準備の整理をお手伝いするために使用します。
医療・法律・心理療法の助言は提供していません。
FAQ
Q. 口コミはどこまで信用して良い？
A. 有益ですが主観です。複数ソースを横断し、具体的な手順や規定の明示など客観情報を優先しましょう。
Q. 対面とオンライン、迷ったら？
A. 没入感や安心感を重視するなら対面、移動負担や録音の確実さを優先するならオンラインも有効です。
Q. 料金の高低で質は決まる？
A. 必ずしも比例しません。透明性や倫理姿勢、相性を含む総合判断を。
Q. 通院中は受けても良い？
A. 主治医や専門家に相談のうえで。無理はせず、必要なら中止の合図を事前に決めましょう。
Q. 何も感じられなかった場合は？
A. 録音/メモを後日読み返し、気づきや行動に変換することに価値があります。単発結果で自己否定しないでください。
まとめ
過去世体験の満足度は、目的の明確化 → 手法と形態の選択 → 信頼できる提供者の選定 → 予約前の準備で大きく向上します。
チェックリストと質問テンプレを活用し、小さなコミットをLINEに送って次の一歩へ進みましょう。
