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受講生のモヤモヤを見える化するフィードバック&改善プロセス|スピ講座のクレーム・離脱を未然に防ぐ

受講生のモヤモヤを見える化するフィードバック&改善プロセス|スピ講座のクレーム・離脱を未然に防ぐ

受講生のモヤモヤを見える化するフィードバック&改善プロセス|スピ講座のクレーム・離脱を未然に防ぐ

はじめに:クレームになる前に拾えるサインが、必ずある

どれだけ丁寧に講座やセッションをしていても、
受講生全員が100%満足する、ということは現実的にはほとんどありません。

特にスピ系の講座やスクールは、

  • 「先生に悪いから、あまり本音を言いづらい」
  • 「言葉にしづらい感覚だから、うまく説明できない」

という理由から、モヤモヤが表に出てきにくい場でもあります。

その結果、

  • 表向きは「ありがとうございました」と笑顔で終わる
  • しかし、その後静かに離脱してしまう

というパターンが起こりやすくなります。

ただし、これは「運」や「相性」の問題だけではありません。
適切なタイミングで、適切な聞き方をすれば、クレームになる前の小さなサインを必ず拾うことができます。

Day4では、受講生のモヤモヤを見える化するフィードバックシート(アンケート)の設計と、
そこから講座を改善していく4ステップのプロセスについて、具体的に見ていきます。

目次

1. なぜスピ講座では「不満が表に出にくい」のか

まずは、スピ系講座ならではの前提を確認しておきましょう。
ビジネス系・資格系のスクールと比べると、スピ講座は次のような特徴があります。

  • 講師を「先生」や「メンター」として、精神的に慕っているケースが多い
  • 「感謝している相手に、ネガティブなことを言うのは申し訳ない」と感じやすい
  • クラスの「雰囲気」を壊したくない、という思いが働きやすい

このため、受講生は多少の違和感や不満があっても、

  • 「きっと私の捉え方が未熟なんだろう」
  • 「もうちょっと様子を見よう」

と、自分の中で処理しようとします。

そして最終的に、「ここで学んだことには感謝しているけれど、今後は別のところに行こう」と、
静かにフェードアウトしていくのです。

だからこそ、講師側から意図的に「本音を出していい場所」「出しやすい聞き方」を用意してあげることが重要になります。

2. 受講生のモヤモヤを見える化するフィードバック設計の基本原則

受講後アンケートやフィードバックシートを作るときに、
まず押さえておきたい3つの基本原則があります。

2-1. 原則1:褒め言葉だけを集めない

「講師として自信を持ちたい」「良かったと言ってもらいたい」という気持ちは自然なものです。
しかし、アンケートが

  • 「良かった点を教えてください」
  • 「印象に残ったところは?」

だけで終わっていると、
表面的な感想は集まるけれど、改善のヒントはほとんど得られないままになります。

2-2. 原則2:評価と感情と具体例を分けて聴く

「満足度はどうでしたか?」だけを聞いてしまうと、
「まあ良かった」「悪くはなかった」というあいまいな声しか集まりません。

そうではなく、

  • 評価:満足度や点数
  • 感情:どんな気持ちだったか
  • 具体例:どの部分でそう感じたのか

を分けて聞くことで、
「どこを」「どう改善すれば良いのか」が、格段に見えやすくなります。

2-3. 原則3:「言いづらい本音」を安心して出せる一文を添える

アンケートの冒頭や最後に、次のような一文を添えておくと、
受講生は安心して本音を書きやすくなります。

【例:安心して本音を書いてもらうための一文】

  • 「良かった点だけでなく、『ここは合わなかった/もう少しこうだったら…』という本音も、ぜひ教えてください。」
  • 「いただいたご意見は、今後の講座をより良くしていくために、大切に使わせていただきます。」
  • 「遠慮なく、思ったままを書いていただいて大丈夫です。」

こうしたメッセージは、「ネガティブな感想を書いても大丈夫なんだ」というサインになります。

3. そのまま使える受講後アンケートの質問例

ここからは、実際に使える受講後アンケートの質問例をご紹介します。
すべて使う必要はありません。
あなたの講座に合うものを選んで、3〜8問程度に絞るイメージでご活用ください。

3-1. 満足度・全体評価に関する質問

【例】

  1. 今回の講座(またはセッション)全体の満足度を教えてください。(5段階など)
  2. その評価にした一番の理由は何ですか?
  3. 特に「良かった」と感じた点を教えてください。

3-2. 変化・気づきに関する質問

【例】

  1. 受講前と比べて、どのような変化や気づきがありましたか?
  2. 日常生活の中で、「さっそく取り入れてみよう」と感じたことはありますか?
  3. 印象に残っているワークや言葉があれば教えてください。

3-3. ペース・進め方に関する質問

【例】

  1. 講座の進むペースはいかがでしたか?(早い/ちょうど良い/ゆっくりめ など)
  2. 内容の難易度はいかがでしたか?(難しい/ちょうど良い/かんたん など)
  3. 説明やサポートの量は、あなたにとってちょうど良かったですか?

3-4. モヤモヤ・改善点に関する質問

【例】

  1. 「もう少しこうだったら、さらに受け取りやすかった」と感じる点はありますか?
  2. 講座の中で、分かりにくかった点や、ついていくのが大変だった場面はありましたか?
  3. 安心して話せない・質問しづらいと感じた瞬間があれば、差し支えない範囲で教えてください。

3-5. 今後に関する質問

【例】

  1. 今後、どのようなサポートやテーマがあれば、さらに前に進みやすいと感じますか?
  2. この講座を、どんな方におすすめしたいと感じますか?

これらの質問は、そのまま質問文として使っていただいても大丈夫ですし、
あなたの言葉に置き換えてアレンジしていただいても構いません。

4. ネガティブな声を「攻撃」ではなく「宝」に変える受け止め方

アンケートを取ることに抵抗を感じる講師の多くは、
実は「ネガティブな声を受け止めるのが怖い」という本音を持っています。

しかし、ネガティブな声は、講座を良くしていくための宝の情報です。
ここでは、その受け止め方のポイントを3つお伝えします。

4-1. 「人格」ではなく「仕組み」へのフィードバックとして受け取る

「説明が早くてついていけないことがありました」という声を、
「私の存在がダメだ」と受け取ってしまうと、とてもつらいです。

そうではなく、

  • 時間配分
  • 説明の順番
  • 資料の量

などの「仕組み」へのヒントとして受け止めると、ぐっと楽になります。

4-2. 全体とのバランスを見る

1人の受講生の声だけを過剰に重く受け止めると、
講座の軸がぶれてしまうことがあります。

そのためにも、

  • 「同じような声が、他にも複数あるか?」
  • 「どのステップで似たようなつまずきが起きているか?」

といった、全体のパターンを見る視点を持っておきましょう。

4-3. 「ありがとう」と言葉にしてから分析する

ネガティブなフィードバックを読んだ直後は、
感情がざわつくのは自然なことです。

そんなときは、一度深呼吸をして、
心の中で(あるいは声に出して)こう言ってみてください。

「勇気を出して本音を書いてくれて、ありがとう。」
「この声をくれたおかげで、講座をさらに良くできる。」

感情が少し落ち着いてから、改めて冷静に分析していくと、
フィードバックを前向きに活かしやすくなります。

5. フィードバックを講座改善に活かす4ステップ

アンケートを集めたあと、ただ読んで終わりにしてしまうのはもったいないです。
ここでは、フィードバックを講座改善に活かす4ステップをご紹介します。

【フィードバック改善サイクル4ステップ】

  1. 集める:定期的にフィードバックを受け取る仕組みを作る
  2. 整理する:似た内容ごとに分類し、頻度や傾向を見る
  3. 決める:今すぐ変えること/次回以降に変えることを分けて決める
  4. 伝える:改善したことを、受講生や次の募集ページなどで「見える形」で伝える

特に4つ目の「伝える」は、
受講生にとって「意見がちゃんと届いている」実感につながります。

たとえば、次回募集ページに

  • 「前回の受講生の声をもとに、〇〇のパートをより分かりやすく改善しました。」

と一文添えるだけでも、講師としての誠実さが伝わりやすくなります。

6. 今使っているアンケートを整えるミニワーク

ここまでの内容を踏まえて、
今お使いのアンケートやフィードバックフォームを、少しだけ見直してみましょう。

【アンケート見直しミニワーク】

  1. 今使っている質問を書き出す
    紙でもデジタルでも構わないので、現在のアンケートの質問をすべて書き出します。
  2. 「褒めるための質問」だけになっていないかチェック
    「良かった点」しか聴いていない場合は、モヤモヤや改善点を聴ける問いを1つ追加できないか考えてみましょう。
  3. 「評価」「感情」「具体例」を分けているか確認
    3つの視点をバランスよく聴けているか、チェックしてみてください。
  4. 本音を書きやすくする一文を追加する
    2-3章で紹介したような一文を、冒頭か最後に必ず入れてみましょう。

すべてを一気に変える必要はありません。
まずは「1問追加する」「一文添える」など、小さな改善から始めてみてください。

7. フィードバック文面を一緒に整えたい方へ(LINE無料相談)

ここまで読んで、

  • 今のアンケートが、受講生にどう受け取られているか不安
  • 「本音を書いてください」と言いつつ、怖さもある
  • どの質問を残して、どれを削るべきか迷っている

と感じているようであれば、
それは「一人で抱え込む段階を卒業するタイミング」かもしれません。

今使っている受講後アンケートやフィードバックフォームの文面を、
そのままコピーして、もしくはスクリーンショットで構いませんので、LINEから送ってください。

「この聞き方だと本音が出にくそう」「ここを少し変えると安心して書きやすそう」といったポイントを、
無料でフィードバックさせていただきます。

気軽な一歩として、ご活用いただければ嬉しいです。

LINEで無料相談する

よくある質問(FAQ)

Q. アンケート回答が全然返ってこないのですが、意味はありますか?

A. 回答率が低い場合は、「回答しやすさ」に課題があることが多いです。
質問が多すぎる/入力に時間がかかる/スマホで見にくい、などが考えられます。
3〜5問程度に絞る・選択式を増やすなど、「答えるハードル」を下げる工夫をしてみてください。
実際のアンケート画面をLINEで送っていただければ、改善ポイントを無料でお伝えすることも可能です。

Q. 手書きアンケートとオンラインフォーム、どちらが良いですか?

A. 対面講座であれば手書きのほうが率直な感想を書いてもらいやすい傾向がありますが、集計や管理を考えるとオンラインも便利です。
開催形態や受講生の年齢層に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。
ハイブリッドで、「簡単な感想は手書き+詳しい本音は後日オンラインフォーム」という形もおすすめです。

Q. 厳しいフィードバックをもらって落ち込んだとき、どう立て直せばいいですか?

A. まずは落ち込む自分を責めず、「それだけ真剣に向き合っているからこそ、響いているんだな」と認めてあげてください。
その上で、信頼できる第三者にアンケート内容を見てもらい、「どこが事実で、どこが受け取り方か」を一緒に整理すると楽になります。
希望があれば、LINEで内容を共有いただくことで、視点の整理をお手伝いすることも可能です。

Q. フィードバックを取り入れすぎて、講座の軸がぶれるのが怖いです。

A. すべての意見に従う必要はありません。
「講座の根本的なコンセプト」は大切にしつつ、そのコンセプトをより伝わりやすくするための改善だけを選んでいくイメージです。
迷う場合は、「これは世界観の核心に関わるか?」「それとも伝え方・進め方レベルの話か?」を自分に問いかけてみてください。

実際に集まったフィードバックの扱い方や、アンケートの見直しについて相談したい方は、
いまお持ちの資料やメモの写真を、そのままLINEで送ってください。

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