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整っているかを「検証」する:スピ系講師の振り返り・改善・守りの仕組み

整っているかを「検証」する:スピ系講師の振り返り・改善・守りの仕組み

整っているかを「検証」する:スピ系講師の振り返り・改善・守りの仕組み

Day1で土台を確認し、Day2で基準と境界線の設計図を作り、Day3で当日の実践ルーティンを固めました。 ここまでできると、かなり安定します。

でも、もう一段階だけ大事なことがあります。 それは「うまくいっているつもり」をやめて、実際に整っているかを検証することです。

スピ系の活動は、感覚が鋭い人ほど「なんとなく大丈夫」で進めがちです。 けれど、講師の感覚は当てになる反面、疲れていると鈍ります。 だから、感覚だけに頼らず、振り返りの仕組みで整った状態を守ります。

今日のゴールは、あなたが消耗しないための「見える化」と「改善のルール」を作ること。 自分を責めるためではなく、続けるための保険です。

目次

なぜ検証が必要?「整っているつもり」の落とし穴

まず大前提として、整っているかどうかは「気分」だけでは判断しづらいです。 特に真面目で頑張る講師ほど、次のような落とし穴に入りやすいです。

落とし穴1:気づかないうちに“背負い”が増える

最初は「サポート」だったのに、いつのまにか「私が何とかする」になっている。 これは境界線が少しずつ薄くなると起きます。 本人は優しさのつもりでも、体力と心が削られます。

落とし穴2:疲れを“普通”にしてしまう

忙しい日が続くと、疲れている状態に慣れてしまい、判断が鈍ります。 「これくらい大丈夫」が積み重なると、ある日突然ガクッと落ちます。

落とし穴3:相手の評価で自分を整えようとする

「ありがとう」と言われると元気になり、言われないと不安になる。 これが続くと、相手の反応に振り回されやすくなります。 結果として、無理な提供や、過剰なサービスが増えます。

だからこそ、検証は必要です。 ここで言う検証は難しいことではなく、 自分の状態を少しだけ数字や言葉で見える化することです。

振り返りで見る3つの指標(疲れ・境界線・満足度)

整っているかどうかを判断するために、見るポイントを固定します。 今日は3つに絞ります。増やしすぎないのがコツです。

指標1:疲れ(体と心)

セッション直後と翌日の疲れを見ます。 目安として、0〜10点でつけるだけでOKです。

  • 直後の疲れ:0(全くない)〜10(動けない)
  • 翌日の疲れ:0〜10

直後が高いのはまだ許容できますが、翌日まで高い状態が続くなら、 何かが崩れています(量、内容、境界線、休息など)。

指標2:境界線(背負い度)

これは「どれくらい相手を背負ったか」を見える化します。 これも0〜10でOKです。

  • 背負い度:0(全く背負っていない)〜10(全部抱えた)

背負い度が高いセッションが続くと、どこかで反動が来ます。 早めに気づけるだけで守れます。

指標3:満足度(提供の納得感)

これは「うまくできたか」ではなく、「誠実に提供できたか」を見る指標です。

  • 満足度:0(納得できない)〜10(誠実にできた)

満足度が低いときは、疲れか背負いが高いことが多いです。 3つの指標はつながっています。

セッション後5分の振り返りテンプレ(毎回)

ここからは実践です。 セッション後に5分だけ使って、次のテンプレを埋めます。 ポイントは「短く」「毎回」です。長文は続きません。

テンプレ:セッション後5分メモ

1)今日のテーマ(1行):_________________
2)相談者が決めた一歩(1行):_________________
3)私の状態(点数):直後疲れ__/10、背負い度__/10、満足度__/10
4)良かった点(1つ):_________________
5)次回の改善(1つ):_________________

これを続けると、自然と傾向が見えてきます。 たとえば「背負い度が高いときは、冒頭の進め方共有ができていない」など、 原因が見えるようになります。

点数がつけにくいときのコツ

点数に迷ったら、まずはざっくりでOKです。 大事なのは正確さより、同じ基準でつけ続けることです。 変化が見えれば十分です。

週1回の見直し:提供の量と質を整える

毎回の5分メモが溜まったら、週に一回だけ見直します。 10分で十分です。

週1回の見直しチェック

  • 疲れが高い日が続いていないか
  • 背負い度が高い相談が続いていないか
  • 満足度が低い回に共通点がないか

そして、共通点があったら「改善を1つだけ」決めます。 たとえば次のように、現実的なものにします。

  • セッションの間に10分の休憩を入れる
  • 重い相談が続く週は、枠を減らす
  • 冒頭の進め方共有を必ず入れる
  • 終了5分前のまとめを必ず入れる
  • 夜の返信をやめる(通知を切る)

改善を増やしすぎると、続きません。 だから「1つだけ」。このルールが、あなたを守ります。

「守りのルール」:疲れが増えたときの対応策

どれだけ整えていても、疲れる週はあります。 そのときに必要なのは、根性ではなく「守りのルール」です。 先に決めておくと、倒れにくくなります。

守りのルール(例)

  • 翌日の疲れが7/10以上の日が2回続いたら、翌週の枠を減らす
  • 背負い度が8/10以上の回が続いたら、メニューを軽めにする
  • 満足度が4/10以下の回が出たら、次の1回は短縮版ルーティンを丁寧にやる
  • 2週間連続で疲れが高いなら、必ず休みを1日増やす

これは“甘え”ではなく、仕事を続けるための管理です。 講師が安定しているほど、相談者も安心します。

「断る」ではなく「整えてから受ける」

守りのルールは、「受けない」ためだけのものではありません。 きちんと整えてから受けるためのものです。

たとえば、こんな言い方ができます。

「今週は質を保つために枠を少なめにしています。来週以降でしっかり時間を取れますが、いかがですか?」

こうした姿勢は、むしろ信頼につながります。

相談依頼につながる「信頼の積み上げ」

相談依頼が増える講師には共通点があります。 それは「ふわっと安心」ではなく「具体的に安心」できることです。

今日の振り返りと改善の仕組みは、あなたの中だけの話に見えて、 実は相談者にも伝わります。 なぜなら、次のような変化が起きるからです。

  • 進め方が安定して、相談者が安心する
  • 無理が減り、言葉が丁寧になる
  • 境界線が守られ、依存関係が生まれにくい
  • 継続的に活動できるので、長期で支えられる

相談者が本当に欲しいのは「すごい力」より「安心して任せられる人」です。 その安心は、日々の運用から生まれます。

まとめ

Day4は、整った状態を「続ける」ための検証と改善の仕組みを作りました。 感覚だけに頼らず、疲れ・境界線・満足度を見える化すると、 早めに立て直せるようになります。

  • 「整っているつもり」は危険。少しだけ見える化する
  • 見る指標は3つ:疲れ/背負い度/満足度
  • 毎回5分メモで傾向がわかる
  • 週1回10分で見直し、改善は1つだけ決める
  • 疲れが増えたときの守りのルールを先に作る

要約

スピ系講師が他人を整える前に自分を整え続けるには、感覚だけでなく振り返りの仕組みが必要です。 疲れ・背負い度・満足度の3指標を0〜10で見える化し、セッション後5分のメモを毎回残します。 週1回それを見直して共通点を探し、改善は1つだけ決めます。 さらに疲れが増えたときの守りのルールを先に用意しておくと、無理を防ぎ、安定した提供と信頼につながります。

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FAQ

Q1. 点数化すると、気持ちが冷たくなりませんか?

冷たくするためではなく、守るためです。 点数は“正確さ”より“傾向”を見る道具なので、ざっくりで十分です。

Q2. 背負い度が高い相談が続いたとき、どうしたらいいですか?

まずは境界線の言葉(合言葉)と、冒頭の進め方共有を丁寧に入れてください。 それでも続くなら、枠を減らす、内容を軽めにするなど、守りのルールを発動するのがおすすめです。

Q3. 毎回5分メモが続きません。

5分が難しいなら、3項目だけに減らしてOKです。 「直後疲れ/背負い度/満足度」だけでも、十分に傾向が見えてきます。

Q4. 満足度が低いと落ち込みます。

満足度は自分を責めるためではなく、改善のヒントです。 低い回があったら「次回の改善を一つ」だけ決めれば十分です。 それができた時点で、すでに整える力が育っています。

Q5. 相談者に振り返りを見せる必要はありますか?

見せる必要はありません。 ただ、あなたの運用が安定すると、自然と相談者は安心します。 必要なら「質を保つために枠を調整している」など、方針だけを伝えると信頼につながります。

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