訪問はオプション——個人コードと長期運用で“自分が拠点”を定着させる（Day5）
はじめに
最終回のDay5は、Day1〜4の学びを長期運用として固定します。
外の場所に「力」を取りに行くより、
自分が“パワースポットを育てる”ほうが楽で再現性が高い
——この前提に立ち、
失敗の回避、個人コード（誓約）、携帯ガイド、監査と透明性の仕組みで
持ち込まない・置いてこない（エネルギーハイジーン）を日常に根づかせます。
よくある失敗トップ10と回避パターン
外部依存に関する失敗
- 「行けば整う」と信じ、日課を飛ばす → 日課優先（3分×朝夜）。
- 強い体験を追い、反動で疲弊 → 短く・静かに・反復に戻す。
- 希少性や流行で計画変更 → 週次レビューまで意思決定を保留。
- SNS比較で焦る → 合図カードに触れて「今ここ」。
- 自然物の持ち帰り・採取 → 採取しない／供物は持ち帰る。
場を荒らす行動の失敗
- 長時間の占有・シェア会を現地で実施 → 現地外で短時間に。
- 撮影の生配信・映り込み → 2枚・30秒／プライバシー配慮。
- 音・香・唱和で過刺激 → 所作は最小／内声のみ。
- 感情の深掘りを現地で → 深掘りしない。必要なら別の安全な場で。
- 撤収時のクローズ省略 → 感謝→静止→（比喩）コードカット→一礼。
個人コード（Personal Code）雛形
“自分が拠点”であるための短い誓約。印刷し、署名して掲示します。
【個人コード｜私は自分の中に拠点を育てます】
1）私は、外の場所に頼らず、朝夜3分の小さな日課を優先します。
2）私は、訪問時に「持ち込まない・置いてこない」を守ります。
3）私は、感情の深掘りを現地で行いません（別の安全な場で扱う）。
4）私は、撮影・音量・導線・供物のルールに従い、場と他者を尊重します。
5）私は、撤収時に「感謝→静止→（比喩）コードカット→一礼」で区切ります。
6）私は、週次で記録を振り返り、必要ならリセット週で立て直します。
署名：＿＿＿＿＿＿＿＿ 日付：＿＿年＿＿月＿＿日
訪問はオプション：携帯ガイド（カード）
表面（3行ルール）
今ここ／静かに／ここまで
深掘りしない。供物は持ち帰る。採取しない。
撮影は2枚・30秒、退避は静かに。
裏面（クローズ）
感謝→静止→（比喩）コードカット→一礼
残留チェック：重さ1/2/3 ざわつき1/2/3 だるさ1/2/3
※ シェアは現地外で短時間
監査と透明性：月次レビュー／撤収時確認票
月次レビュー（30分）
- 実施率：朝夜3分（何回/30日）。
- 衝動頻度：外部に頼りたくなった回数。
- 残留平均：1〜3の平均（1.5以下を維持）。
- 復帰日数：崩れ→通常に戻るまでの日数。
- 次月の一行改善：1つだけ。
【月次レビュー】
実施率：朝 __/30 夜 __/30
衝動頻度：__ 回 残留平均：__
復帰日数：__ 日
次月の一行改善：＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
撤収時エネルギー確認票（30秒）
重さ：1/2/3 ざわつき：1/2/3 だるさ：1/2/3
クローズ：□感謝 □静止 □（比喩）コードカット □一礼
供物持ち帰り：□確認 採取：□なし 落とし物：□なし
メモ（任意30秒）：＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ポイント：数値は目安。正確さより継続と短時間を優先し、個人情報や位置情報の過剰共有は避けます。
よくある質問
- Q. どうしても「強い場所」に行きたくなります。
- A. 行く/行かないは自由です。ただし訪問はオプション。まず朝夜3分を継続し、現地では深掘りをしない・置いてこないを守ってください。
- Q. 受講生に体験を提供したいときの線引きは？
- A. 安全・倫理・再現性の順に優先。シェアは現地外で短時間、供物は持ち帰り、採取は行わない方針を明示します。
- Q. ネガティブが強くて自宅でも整いません。
- A. まずはリセット週へ。呼吸1回→終了の最小単位から再開。必要なら別の安全な場（専門家・信頼できる場）で扱いましょう。
- Q. どのくらいで“自分が拠点”になれますか？
- A. 個人差がありますが、3分×7日→4週間→3か月の順に定着感が増します。長さより頻度が効きます。
まとめ
Day5では、失敗の回避、個人コード、携帯ガイド、監査と透明性の仕組みを統合しました。 外に力を取りに行くより、自分が“パワースポットを育てる”ほうが、静かで、優しく、続きます。 そしてその姿勢は、訪問先の場や他の来訪者、地域にとっても負担が少ない選択です。
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