
はじめに
1日目では、USPとは「選ばれる理由」のことだとお伝えしました。 2日目では、その強みの種をどこから見つけるのかを整理しました。
ここまで進むと、次に出てくる悩みがあります。
「自分の中に何となく強みがありそうなのはわかった」
「でも、それをどう言えば相手に伝わるのかわからない」
実はここで止まってしまう講師はとても多いです。
頭の中には思いがある。 経験もある。 伝えたいこともある。
けれど、それがうまく言葉にならないために、 プロフィールも発信もぼんやりしてしまうのです。
すると、読んだ人は 「良さそうだけれど、私に合うのかはよくわからない」 と感じやすくなります。
どれだけ思いがあっても、相手に伝わる形になっていなければ、 選ばれる理由として届きにくくなってしまいます。
3日目の今日は、見つけた強みの種を 相手に伝わる言葉へ整える方法 をお伝えします。
難しく考えなくて大丈夫です。 大切なのは、上手な言い回しを作ることではなく、 「誰に」「どんな変化を」「どんな形で届けるのか」をわかりやすくすることです。
今日はそのための基本の形と、実際に使いやすい整え方を見ていきます。
目次
- 強みは「持っているだけ」では伝わらない
- 相手に伝わるUSPの基本は3つ
- 誰に向けた講師なのかをはっきりさせる
- どんな変化を届けるのかを言葉にする
- あなたらしい伝え方を入れる
- 伝わりにくい表現と伝わりやすい表現の違い
- USPの文章を作るシンプルな型
- 3日目のワーク:あなたのUSP文を作る
強みは「持っているだけ」では伝わらない
強みは、持っているだけでは相手に伝わりません。
たとえば、あなたに
- やさしく寄り添える力
- 深く話を聞ける力
- スピリチュアルを現実に活かせる視点
があったとしても、それが言葉になっていなければ、 相手はそこに気づけません。
これは、お店にたとえるとわかりやすいです。
どれだけ良い商品があっても、 何が良いのか、誰に向いているのかが書かれていなければ、 人は選びにくくなります。
講師も同じです。
相手はあなたの心の中を見られません。 だからこそ、
あなたの強みを、相手が理解できる形にして見せること
が必要になります。
特にスピ系講師は、感覚やエネルギー、在り方を大切にしている人が多いぶん、 「言葉で説明しすぎたくない」と感じることもあるかもしれません。
でも、入り口の段階では言葉が必要です。
相手はまず言葉を見て、 「この先生は私に合いそう」 「この人の話を聞いてみたい」 と感じます。
つまり、言語化はあなたらしさを失うことではなく、 あなたらしさを相手に届く形にすることなのです。
相手に伝わるUSPの基本は3つ
USPを整えるときは、まず次の3つをはっきりさせると伝わりやすくなります。
- 誰に向けているのか
- どんな変化を届けるのか
- どんな特徴や方法でそれを支えるのか
この3つがそろうと、相手は 「これは私のための講師かもしれない」 と感じやすくなります。
逆に、この3つがぼんやりしていると、 どんなに良いことを書いていても印象が残りにくくなります。
たとえば、
「自分らしく輝くためのスピリチュアル講座です」
という言葉は、悪くはありません。 でも、少し広すぎます。
これだけでは、
- どんな人向けなのか
- 何がどう変わるのか
- 他の講師とどう違うのか
が見えにくいのです。
一方で、
「人の顔色を見すぎて疲れてしまう女性に向けて、 自分の感覚を信じながら本音で生きやすくなるためのスピリチュアル講座」
とすると、受け取る側のイメージはかなり具体的になります。
だからまずは、強みを一文できれいにまとめようとする前に、 この3つを順番に整理することが大切です。
誰に向けた講師なのかをはっきりさせる
USPで最初に大切なのは、「誰に向けているのか」です。
ここがあいまいだと、言葉全体がぼんやりします。
多くの人は、できるだけ広く届けたいと思って、 「悩んでいる女性へ」 「生きづらさを感じる人へ」 のように広い表現を使いがちです。
もちろんそれでも間違いではありません。
けれど、最初に選ばれやすくするなら、 もう少し具体的な相手を置いたほうが届きやすくなります。
たとえば、次のように考えます。
| 広い表現 | 具体的な表現 |
|---|---|
| 悩んでいる女性 | 人に合わせすぎて疲れてしまう女性 |
| 自信がない人 | 自分の感覚に自信が持てない女性 |
| 心が苦しい人 | 周りには笑顔で接しているのに一人で苦しくなる女性 |
相手を具体的にすると、 伝える言葉も自然と具体的になります。
そして、具体的に書いたほうが、 「まさに私のことかもしれない」 と感じる人に深く届きます。
すべての人に好かれようとするより、 まずは一番力になりたい相手に伝わる言葉を選ぶことが大切です。
どんな変化を届けるのかを言葉にする
次に大切なのは、 「その人がどう変わるのか」をはっきりさせることです。
講師の発信では、自分が何をしているかを書く人は多いです。 たとえば、
- ヒーリングを教えています
- カードリーディングを伝えています
- スピリチュアル講座をしています
でも、受け取る側が知りたいのは、 それを受けることで自分がどう変わるのかです。
たとえば、
- 不安が強いときに自分を落ち着かせられるようになる
- 人の意見に振り回されず、自分の感覚を信じやすくなる
- 本音を押し込めずに、自分らしく選べるようになる
このように変化を言葉にすると、 相手は受けた後の姿を想像しやすくなります。
変化を書くときのコツは、 大きすぎる理想よりも、 現実に感じられる変化を書くことです。
たとえば、
「人生が劇的に変わる」
「本当の自分に完全に目覚める」
のような表現は強そうに見えますが、 人によっては遠く感じたり、少しあやしく見えたりすることもあります。
それよりも、
「自分を責める時間が少し減る」
「気持ちを整理して選べるようになる」
「不安なときに自分を立て直しやすくなる」
のような変化のほうが、現実味があって伝わりやすいです。
あなたらしい伝え方を入れる
最後に必要なのが、 あなたらしい特徴や伝え方です。
同じように「自信を持てない女性をサポートする講師」でも、 講師によって伝え方は違います。
たとえば、
- やさしく安心できる言葉で進める人
- 現実的で整理しやすい形で伝える人
- 感覚を大切にしながらも地に足のついた形で伝える人
- 厳しさではなく受け止めながら背中を押す人
これが「あなたらしさ」の部分です。
USPというと、何か特別な技法やすごい肩書きを入れなければいけないと感じる人もいます。 でも実際は、
どんな雰囲気で、どんな関わり方で相手を支えるか
も大切な違いになります。
スピ系講師は特に、知識そのものよりも 「この先生から受けたい」 と思ってもらえることが大きい仕事です。
だから、あなたの伝え方や関わり方は、 そのまま選ばれる理由になります。
たとえば、
「安心して本音を話せる場を大切にしながら」
「難しい言葉を使わずに」
「感覚だけで終わらせず、日常で使える形にして」
こうした一言が入るだけで、ぐっとあなたらしさが伝わります。
伝わりにくい表現と伝わりやすい表現の違い
ここでは、よくある伝わりにくい表現を、伝わりやすい形に変えてみます。
| 伝わりにくい表現 | 伝わりやすい表現 |
|---|---|
| 本来のあなたに戻るサポート | 人に合わせすぎて苦しくなっている女性が、自分の本音に気づきやすくなるサポート |
| 心を整える講座 | 不安やモヤモヤで頭がいっぱいなときに、気持ちを整理して落ち着ける講座 |
| スピリチュアルで現実を変える | 感覚を大切にしながら、日常の選び方や人間関係に活かせる形で学べる |
| 自分らしく生きるための学び | 周りを優先しすぎてしまう女性が、自分の気持ちを大切にして選べるようになる学び |
ポイントは、
- ふんわりした言葉だけで終わらせない
- 相手の悩みや状態が想像できるようにする
- 変化の内容を少し具体的にする
ということです。
言葉をきれいに見せることより、 相手が「これは私に関係ある」と感じられることのほうが大切です。
USPの文章を作るシンプルな型
ここまで整理できたら、実際に一文の形にしてみます。
使いやすい型は次の通りです。
「どんな人に向けて、どんな変化を、どんな特徴で届けるのか」
この型に沿って書くと、自然に伝わりやすくなります。
型の例
「〇〇な女性に向けて、△△できるようになるために、□□を大切にしながらサポートする講師」
例1
人の顔色を見すぎて自分の気持ちがわからなくなってしまう女性に向けて、 自分の感覚を信じて選べるようになるために、 安心して本音を話せる場を大切にしながらサポートする講師
例2
不安が強く、いつも自分を責めてしまう女性に向けて、 心を落ち着けながら自分をやさしく扱えるようになるために、 難しい言葉を使わず、日常で実践しやすい形で伝える講師
例3
スピリチュアルに興味はあるけれど、感覚に自信が持てない女性に向けて、 自分の内側の声を信じて一歩を選べるようになるために、 ふんわりしすぎず現実にも活かせる形で教える講師
このように書くと、 何をしている講師なのかだけでなく、 誰にどんな形で役立てるのかが見えやすくなります。
最初から完璧に作る必要はありません。 まずは仮で作ってみて、言いやすく直していけば大丈夫です。
強みやUSPがない講師のあなたは、何を言葉にすれば選ばれますか?
「まだ自分には強みと言えるものがない」 そう感じている人もいるかもしれません。
でも実際には、まったく何もないことはほとんどありません。
今の段階で言葉にできるものは、 大きな実績ではなくてもいいのです。
たとえば、
- 自分も苦しかったからこそ、同じ悩みの人の気持ちがわかる
- 安心して話せる時間を大切にしている
- 難しい話をわかりやすく伝えることを心がけている
- ふんわり終わらせず、日常に落とし込むのが得意
これらも立派な「選ばれる理由」のもとになります。
大切なのは、
自分を大きく見せることではなく、今の自分が届けられる価値を正直に言葉にすること
です。
人は完璧さだけで講師を選ぶのではありません。
「この人なら話せそう」
「この人ならわかってくれそう」
「この人の言葉なら受け取れそう」
そう感じたときに、申し込みにつながることも多いのです。
だからこそ、まだ強みが完成していないときほど、 背伸びした言葉ではなく、 自分の本当の価値が伝わる言葉を整えることが大切です。
3日目のワーク:あなたのUSP文を作る
ここまで読んだら、実際にあなたのUSP文を作ってみましょう。
ステップ1
一番力になりたい相手を一文で書く
例:人に合わせすぎて、自分の気持ちがわからなくなっている女性
ステップ2
その人に届けたい変化を書く
例:自分の感覚を信じながら、無理のない選び方ができるようになる
ステップ3
あなたらしい関わり方や伝え方を書く
例:安心して話せる場を大切にしながら、難しい言葉を使わずに伝える
ステップ4
3つを一文につなげる
例:人に合わせすぎて自分の気持ちがわからなくなっている女性に向けて、 自分の感覚を信じながら無理のない選び方ができるように、 安心して話せる場を大切にしながらやさしく伝える講師
長くても大丈夫です。 まずは一文にしてみることが大切です。
そのあとで、言いにくいところや長すぎるところを少しずつ整えていきます。
明日の4日目では、このUSPを発信やプロフィールにどう活かすかを見ていきます。
まとめ
強みの種を見つけたあとに必要なのは、 それを相手に伝わる言葉へ整えることです。
そのためには、
- 誰に向けているのか
- どんな変化を届けるのか
- どんな特徴や関わり方があるのか
この3つをはっきりさせることが大切です。
スピ系講師のUSPは、特別な肩書きだけで作るものではありません。 相手に安心感を与えること、現実に活かせる形で伝えること、やさしく寄り添えることも、立派な価値です。
まだ完成していなくても大丈夫です。 今日の時点では、まず一度言葉にしてみることが大切です。
自分の中にある思いや経験を、相手に伝わる形に整えることで、 「なんとなく良さそう」ではなく、 「この先生にお願いしたい」と感じてもらえる言葉へ近づいていきます。
要約
- 強みは持っているだけでは伝わらず、言葉に整えることが必要
- 伝わるUSPの基本は「誰に」「どんな変化を」「どんな特徴で」の3つ
- 相手を具体的にすると、言葉も具体的になり届きやすくなる
- 変化は大きすぎる理想より、現実に感じられる内容のほうが伝わりやすい
- あなたらしい関わり方や伝え方も、選ばれる理由になる
よくある質問
USPの文章が長くなってしまいます。短くしたほうがいいですか?
最初は長くても大丈夫です。 大切なのは、必要な要素が入っていることです。 まずは長めでも一文にしてみて、そのあとで言いやすい形に整えていくと自然にまとまります。
きれいな言葉が思いつかないのですが、それでも大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。 きれいな言葉よりも、相手にわかる言葉のほうが大切です。 やさしく、具体的で、無理のない表現を選ぶほうが伝わりやすくなります。
他の講師と似た表現になってしまうときはどうしたらいいですか?
相手の悩みをもう少し具体的にしたり、自分の関わり方を入れると違いが出やすくなります。 あなたの経験や言葉づかいを少し入れるだけでも、印象は変わってきます。
ご相談はこちら
強みの種は見えてきたけれど、 どう言葉にしたら選ばれる形になるのかわからない。
そんなときは、一人で考え込みすぎずにご相談ください。
あなたの経験や想いを整理しながら、 相手に伝わるUSPの形を一緒に整えていきます。