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Day4|クライアントに届く言葉の磨き方|言語化できないスピ系講師の5日間レッスン

クライアントに届く言葉の磨き方

Day4のテーマは最適化です。良い文章は一度で完成しません。
測る → 比べる → 直すの循環を回すことで、あなたの言葉はクライアントに届く強さを増していきます。
今日は、KPIの決め方・ABテストの設計・改善プロトコル・現場フレーズを一気に整えます。


KPIの決め方:何をもって“伝わった”とするか

スピ系の表現でも、行動・理解・反応の3観点で測れます。
以下から2つを選び、目安を数字で置きましょう。


観点目安
行動予約フォーム到達、LINEメッセージ送信、ワーク提出到達率10%→15%
理解「要するに◯◯ですね」の復唱率セッション中の復唱2回以上
反応既読返信、質問の具体度、滞在時間質問に具体名詞が1つ以上

KPIは1〜2個に絞ると改善が速くなります。

ABテストの設計:小さく速く比べる

1度に変えるのは1要素のみ。以下はよく効く比較ポイントです。

要素A案B案評価
主語抽象(私たちは)具体(あなたが)反応率
時間曖昧(すぐに)具体(朝5分)行動率
測定なしあり(週3→週1)理解度
CTA文ご連絡くださいLINEで相談する到達率
テスト設計のコツ:同時期・同条件で、最低でも各案30回分の露出を確保。期間は1〜2週間を目安に区切る。

改善プロトコル:週1ループで磨く

  1. 収集:反応ログを集める(質問文、既読、滞在時間、提出数)。
  2. 診断主語・時間・測定・CTAのどれが弱いかを判定。
  3. 処方:弱点1つだけを修正して再公開。
  4. 記録:修正前後の数字を1枚に残す(後述テンプレ)。

改善ログ・テンプレ

【日付】2025-09-12
【対象文章】セッション告知(LP冒頭)
【KPI】到達率(10%→?)
【変更点】主語を「あなた」に、時間を「朝5分」に変更
【結果】到達率10%→14%、質問の具体名詞が増加
【次の仮説】測定表現(週3→週1)を追加
      

セッションで使えるフレーズ事例

曖昧→具体の切り替え

  • ×:流れを良くしましょう → ○:今日はやることを3つに絞ります
  • ×:軽くしていきます → ○:会議後に5分の呼吸を入れます
  • ×:整えていきます → ○:寝る前10分は画面を見ない時間にします

理解の確認(復唱促進)

  • 「要するに、◯◯という理解で合っていますか?」
  • 今日やる1つを一緒に言葉にしましょう」
  • いつ・どのくらいを決めましょう」

ミニケース:改善の軌跡2本

ケースA:プロフィール文

Before: 本質にアクセスして整えます。
After: 会議後5分の呼吸を提案し、夕方の頭痛が減った声をいただいています。


  • 変更 主語:私→あなた
  • 追加 時間:朝/夜などの具体
  • 追加 測定:週3→週1

ケースB:セッション告知見出し

Before: 深い浄化で軽やかな日常へ。
After: 寝る前10分を変えて、入眠時間を短くする。


  • 変更 比喩→行動
  • 追加 測定(分数)
  • 結果 既読返信が増加

今日のワーク:あなたの1本を磨く

  1. 対象文章を1つ選ぶ(プロフィール/告知文/セッション説明)。
  2. 主語・時間・測定・CTAを見直し、AB用にA/Bの2案を作成。
  3. KPIを1つ決め、1週間で比較する。

書けたら、短い文章で LINEで相談する から送ってください。どこを直せば伸びるか、一緒に確認しましょう。


FAQ

Q. 数字が苦手です。どうすれば?

A. 回数・分数・週あたりの3つだけで十分です。
完璧な計測は不要です。


Q. A/Bの差が出ません。

A. 変える要素を1つに絞り、露出数を30以上にしましょう。
期間を区切るのもコツです。


Q. セッション中に測定まで言い切るのが難しいです。

A. 「とりあえずの目安」でOKです。後から修正できます。


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