
自分を許すということ Day5:統合編(“私を責める人生”から卒業し、講師として続く土台を作る)
ここまで5日間、おつかれさまでした。
Day1で「許す=自分への攻撃をやめる」。
Day2で「許せない原因は設計でほどける」。
Day3で「実践の手順(テンプレ・習慣・ルーティン)」を作り、
Day4で「自責を改善に変える型(止血→整理→実験)」を整えました。
最終日のDay5は、全部をつなげて“あなたの形”にします。
自分を許すは、セッションの技術だけではなく、生活・発信・人間関係の土台そのものです。
だからこそ、今日で一本の軸を作っていきましょう。
5日間の全体像:あなたが手にした「戻る力」
自分を許すというテーマは、ふわっとした話に見えます。
でも、この5日間でやったことは、とても現実的です。
- Day1:許すの定義(攻撃をやめる)
- Day2:許せない原因の整理(理想と現実の距離)
- Day3:実践の手順(テンプレ・口癖・行動・言動)
- Day4:改善の型(止血→整理→実験)
- Day5:統合(長く続く形にまとめる)
ここで、あなたが一番手にしたものは何かというと、「戻る力」です。
完璧な人になる力ではありません。
揺れても、また整った場所に戻ってこられる力です。
講師は、長く続けてこそ信頼が積み上がります。
続けるためには、落ち込まないことより、復帰が早いことが大切です。
よくある失敗10個(そして現実的な対策)
ここからは、実際によくある“つまずき”をまとめます。
もし当てはまるものがあっても落ち込まないでください。
つまずきは、あなたの性格ではなく「設計の不足」です。
失敗1:許す=甘やかしだと思ってしまう
対策:「許す=攻撃をやめ、改善に戻る」と言い直す。
失敗2:一回整ったのに、また自責が出て絶望する
対策:ぶり返しは普通。「戻る練習のタイミング」と捉える。
失敗3:改善点を出しすぎて自分を追い込む
対策:改善点は1つだけ。実験にする。
失敗4:疲れているのに、心だけで解決しようとする
対策:先に睡眠・食事・予定の詰め込みを見直す。
失敗5:SNSで比較して、心が削れる
対策:比較が起きにくい環境にする(通知OFF、見る時間を決める、刺激の強い情報を減らす)。
失敗6:発信を“作品”にしてしまい止まる
対策:3行投稿でつなぐ。型を3つに絞る。
失敗7:お客様の変化を背負いすぎる
対策:境界線の言葉「ここまで/次回/相手の課題」を持つ。
失敗8:自分への言葉がきつい(口癖が強い)
対策:1日1回だけ置き換える。完璧に直そうとしない。
失敗9:週1の見直しが続かない
対策:5分版にする(よかったこと1つ/自責の場面1つ/実験1つ)。
失敗10:結局「私がダメ」に戻ってしまう
対策:「私はダメ」ではなく、「今のやり方が合っていない」に置き換える。
人格ではなく、方法を見直す。
自分を許す人が持っている“3つの基準”
自分を許せる人は、いつも前向きな人ではありません。
ただ、判断の基準が少し違います。
この3つを持つと、揺れても戻りやすくなります。
基準1:自分の価値は、出来事で増減しない
うまくいかない日があっても、あなたの価値が減るわけではありません。
価値は“ゼロか百か”ではなく、土台として存在します。
出来事は、価値ではなく「状況」です。
基準2:感情が出るのは自然。戻ってこれれば整っている
不安、イライラ、落ち込み。出るのは自然です。
“出ないようにする”のではなく、“戻ってこれる”ことが整いです。
波がある自分を前提にしてください。
基準3:失敗は「自分のダメさ」ではなく「改善の材料」
失敗を人格に結びつけると、自責になります。
失敗を実験のデータにすると、改善になります。
同じ出来事でも、扱い方で未来が変わります。
長期戦略:ぶり返しを前提にした「整え方の地図」
自分を許す習慣は、長期で育ちます。
そこで、「ぶり返し」を前提にした地図を用意します。
レベル1:その場で止血(5分)
- 深呼吸3回
- 水を飲む
- 事実/理由/味方(3行)
レベル2:生活を整える(15分〜)
- スマホを伏せる
- 部屋を1か所整える
- 疲労を増やす行動を1つ減らす
- 口癖を1つ置き換える
レベル3:改善の型に入る(週1)
- 止血→整理(改善点1つ)→実験
- 実験は小さく、短く、記録は一言
レベル4:設計を変える(必要なときだけ)
何度も同じところで崩れるなら、根性ではなく設計です。
例:
- 発信頻度を下げて、続く形にする
- 提供メニューを減らす
- セッション枠を減らす
- 休みを先に確保する
自分を許すとは、守りながら続ける選択でもあります。
ここで大事なのは、潜在意識(無意識)を整える=普段の生活をコントロールすることです。
口癖や行動、言動を日常に入れていくほど、整いは安定します。
講師としての統合:発信・セッション・日常を1本にする
ここからは、スピ系講師としての“統合”です。
自分を許すが進むと、発信にもセッションにも一貫性が出ます。
統合1:発信は「整えた日常」から出す
発信が苦しいとき、多くの場合「伝える内容」以前に、自分が疲れています。
だから、発信は“整えた日常”から出すのが強いです。
- 自責が出た日の戻り方
- 口癖の置き換えの実例
- 自分に厳しくしない工夫
これは、同じ悩みを持つ人にとって価値になります。
そしてあなたの発信は、作り物ではなく、生活の中のリアルになります。
統合2:セッションは「背負わない優しさ」で深くなる
背負いすぎると、焦りが出ます。
焦りは、相手にも伝わります。
境界線があると、落ち着いて伴走できます。
- 私は伴走。主役は相手
- 今日の範囲はここまで
- 次回に持ち越すテーマもある
この姿勢は、相手に安心感を作ります。
安心感があると、人は自分の本音に触れやすくなります。
統合3:あなたの講座やセッションの軸になる言葉を持つ
「自分を許す」は、あなたの提供の軸にもなります。
たとえば、こんな一文を持っておくと、迷いにくくなります。
軸の例(あなた用に言い換えてOK)
- 「責めるより、整える。そこから人生は動く」
- 「揺れても戻れる力を育てる」
- 「生活の小さな選択が、心を整える」
軸があると、発信もセッションもブレにくくなります。
ブレないからこそ、余計に自分を責めなくて済みます。
最終ワーク:あなたの「許す宣言」と「次の一歩」
最後に、短いワークで締めます。
書ける人はメモに書いてください。
書けない人は、心の中で決めるだけでも大丈夫です。
ワーク1:許す宣言(1文)
例:私は、うまくいかない日があっても、自分への攻撃をやめます。
例:私は、責めるより整えるを選びます。
例:私は、揺れても戻れる力を育てます。
あなたの言葉で、1文を作ってください。
ワーク2:次の一歩(1つだけ)
「これならできる」を1つだけ決めます。
たとえば、
- 口癖を1日1回だけ置き換える
- 夜のSNSを10分減らす
- 週1の見直し会議を5分でやる
- 3行投稿を1週間だけ試す
- セッション後に振り返りシートを使う
ワーク3:困ったときの“合言葉”を決める
ぶり返しのときに使う合言葉です。短いほど効きます。
- 「いまは整える時間」
- 「事実に戻る」
- 「責めない。整える」
これを決めておくと、揺れたときの復帰が早くなります。
まとめ+要約
まとめ
5日間を通して、自分を許すとは「自分への攻撃をやめ、整えて、改善に戻ること」だと整理しました。
許せない原因は、理想と現実の距離や、比較、背負いすぎ、疲労など、設計でほどけるものが多いです。
自責が出たら、テンプレで止血し、改善点を1つに絞って実験にする。
数字は結果と価値を分けて見て、仕組みを整える。
そして、潜在意識(無意識)を整える=普段の生活をコントロールすること。
口癖や行動、言動を日常に入れるほど、整いは安定します。
あなたが目指すのは、完璧ではなく「戻る力」です。
その力が育つほど、講師としての信頼も、発信も、セッションも、自然に深まっていきます。
要約
- 自分を許す=自分への攻撃をやめ、整えて改善に戻ること
- つまずきは性格ではなく設計の問題。対策で整えられる
- 基準は「価値は増減しない/感情は自然/失敗は改善材料」
- ぶり返し前提で、止血→生活調整→改善→設計変更の地図を持つ
- 発信・セッション・日常を1本にし、講師として続く土台を作る
- 最後は「許す宣言」と「次の一歩」を1つ決める
よくある質問(FAQ)
- Q1. 許す宣言をしても、また責めてしまいます。
-
それで大丈夫です。宣言は「ゼロにする呪文」ではなく、戻るための方向です。
責めてしまったら、合言葉を使って「事実に戻る」をやってください。
戻る回数が増えるほど、癖は弱まります。 - Q2. 家族や周りが理解してくれず、苦しくなります。
-
まずは理解を求めるより、自分の生活の余白を守るほうが早いです。
睡眠・予定・SNSなど、自分でコントロールできる範囲から整えると、心が安定しやすいです。
どうしても苦しいときは、一人で抱えず相談してください。 - Q3. 相談するほどではない気がして、頼れません。
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「相談するほどではない」と感じるときほど、早めに整えると楽です。
大きく崩れてからだと、戻るのに時間がかかります。
小さいうちに整理するのは、講師として長く続けるための賢い選択です。 - Q4. 自分を許すことを、講座や発信に入れてもいいですか?
-
もちろんです。あなたの体験や日常の整え方は、同じ悩みを持つ人の助けになります。
「責めるより整える」「揺れても戻れる力」など、あなたの言葉で伝えるほど価値が増します。