
はじめに:無意識に届くのは、あなたの「口癖」から
無意識(潜在意識)のことを学び、ヒーリングやセッションもできるようになったのに、 「クライアントさんの現実がなかなか変わらない」「自分自身の現実にもまだモヤモヤがある」 と感じていませんか。
多くのスピ系講師の方が見落としてしまうのが、自分自身の「口癖」です。 セッションの場では素敵な言葉を使っていても、日常では 「忙しくて時間がない」「失敗しないようにしなきゃ」「お金が減らないようにしないと」 など、無意識に前提をせばめる口癖を使ってしまうことがあります。
もし、あなたが口にしている言葉が、クライアントさんの無意識への 「見えないガイド」になっているとしたらどうでしょうか。言葉はエネルギーであり、 日常の口癖は、セッション以上に長い時間をかけて、あなた自身と周りの人の無意識に 影響し続けています。
このシリーズのDay1では、スピ系女性講師として無意識(潜在意識)を扱うなら、 なぜ「口癖」から整えることが重要なのか。そして、 「○○しないようにする」ではなく、「その先の良い未来」を前提に話す ための考え方と簡単なワークをご紹介します。
読み終わる頃には、「ネガティブな言葉を発しないようにする」という頑張り方ではなく、 「自分の未来が楽しくワクワクするような言葉を選ぶ」という シンプルで続けやすいスタンスが、すっと腑に落ちているはずです。
無意識を扱う前に、なぜ「口癖」なのか?
無意識(潜在意識)は、論理的な説明よりも、くり返される言葉やイメージに 影響を受けやすいと言われます。つまり、月に一度のセッションよりも、 毎日の口癖のほうが、現実づくりに与える影響が大きい可能性があります。
特にスピ系講師のあなたは、クライアントさんから 「先生ならきっと大丈夫だと思う」「先生の言葉に救われました」と言われることも多いはずです。 それは、あなたの言葉がすでに「モデル」や「お手本」として 受け取られているということでもあります。
だからこそ、無意識を扱うお仕事であるほど、テクニックやメソッドの前に 自分の口癖を整えることが、土台としてとても大切になります。
- ・どんな前提で話しているか?
- ・現実を狭める言葉か、広げる言葉か?
- ・問題の話が多いか、未来の話が多いか?
こうした視点で自分の口癖を観察してみると、 「無意識へのアプローチ」と「日常の言葉」がつながり始めます。
よくある口癖の落とし穴:「〇〇しないようにする」の罠
口癖を見直すときによく出てくるのが、 「〇〇しないようにする」というフレーズです。 たとえば、次のような言葉です。
- ・「ネガティブなことを言わないようにする」
- ・「失敗しないように気を付ける」
- ・「嫌われないように振る舞う」
- ・「お金が減らないように節約する」
一見、とても前向きで良さそうに見えますよね。 ですが、この言い方には、ある前提条件が隠れています。
「ネガティブなことを言わないようにする」というとき、 無意識の中では「ネガティブなこと」が何度もイメージされます。 「失敗しないように」と言うとき、無意識の中では「失敗」が前提になります。
つまり、避けたい現実を何度も確認しながら話している状態になりやすいのです。 これは、無意識にとっては「避けたいことをくり返しリハーサルしている」のと同じです。
このクセをゆるやかに手放していくためには、 「何を避けたいか」ではなく、 「どんな未来でありたいのか」に 焦点を移した言葉に変えていくことがポイントになります。
「ネガティブをやめる」より「未来を選ぶ」口癖変換のコツ
ここからは、実際にどのように口癖を変えていけばいいのかを見ていきます。 キーワードは、「前提を未来側に置く」ことです。
先ほどの例を、未来側の前提に言い換えるとこうなります。
| 以前の言い方 | 未来を前提にした言い方 |
|---|---|
| ネガティブなことを言わないようにする | 自分の未来がワクワクする話題をできるだけ選んでみる |
| 失敗しないように気を付ける | トライしながら学びを増やしていく自分を応援してあげる |
| 嫌われないように振る舞う | 安心して素の自分を出せる人間関係を大切に育てていく |
| お金が減らないように節約する | お金も気持ちも豊かさを感じられる使い方を選んでいく |
どれも、「してはいけない」から「こうありたい」に そっと向きを変えただけです。禁止ではなく、選択の宣言になっています。
ポイントは完璧に言い換えることではなく、 「あ、また避けたいことを前提に話していたな」と気づいたときに、 未来を前提にした一文をそっと足してあげることです。
たとえば、 「またネガティブなことを言っちゃった…でも、ここから未来がワクワクする方向に ちょっとずつ言葉を選んでいこう」 と、後から上書きするイメージでも大丈夫です。
今日から使える!口癖チェンジ・ワークシート
ここからは、返報性の意味も込めて、 あなたに「口癖チェンジ・ミニワークシート」をプレゼントします。 紙のノートでも、スマホのメモでもOKです。
ステップ1:自分の「よく言う言葉」を3つ書き出す
まずは、最近の自分の口癖を思い出して、3つほど書き出してみましょう。 特に、ため息と一緒に出てくる言葉や、家族・友人との会話でよく出てくる言葉がヒントになります。
【最近よく言っている言葉】
1)
2)
3)
ステップ2:「〇〇しないようにする」が隠れていないか見る
書き出した言葉を眺めてみて、 「〜しないように」「〜にならないように」という前提が隠れていないかチェックしてみます。
【避けたいこと前提の言葉になっていない?】
→ 気づいたことを書き出してみる
ステップ3:良き未来を前提にした言葉へ、やさしく変換する
それぞれの言葉について、 「この先、どんな未来でありたいかな?」と問いかけてみてください。 浮かんできた未来を前提に、言い換えの文章を1つ書き添えます。
【未来を前提にした新しい言い方】
1)旧:
新:
2)旧:
新:
3)旧:
新:
このワークは、一度で完璧にやる必要はありません。 何度か書き直しながら、しっくりくる言い方を 探していくプロセス自体が、無意識への優しいアプローチになります。
日常で続けるための3つのコツ(スピ系講師ならではの視点)
最後に、口癖チェンジを日常の中で続けていくためのコツを3つお伝えします。
1. セッション前後の「ひとりごと」にも意識を向ける
クライアントさんの前だけでなく、セッション前後のひとりごとにも そっと意識を向けてみてください。 「また忙しくなりそうだな…」と思ったときに、 「でも、必要なご縁がちゃんと整っていく流れでもあるよね」 と一文を足してみるだけでも、無意識へのメッセージは変わります。
2. 「ダメ出し」ではなく「気づきメモ」にする
ネガティブな言葉が出てしまったとき、 「またやってしまった」と自分を責める必要はありません。 その代わりに、「あ、今の言葉は昔のパターンだったな」と 気づきとして記録するイメージで受け止めます。
3. クライアントに見せたい未来の自分を思い出す
あなたが選ぶ言葉は、そのままクライアントさんにとっての 「未来の自分のサンプル」になります。 どんな言葉を使う自分を見てもらいたいかを思い出すと、 自然とその言葉を選びやすくなります。
まとめ:あなたの口癖が、クライアントの未来のサンプルになる
無意識(潜在意識)を扱うスピ系講師として、本当に大切なのは、 特別なメソッドだけではありません。 毎日ふと口からこぼれる「口癖」こそが、 あなた自身とクライアントさんの無意識に届き続けるメッセージになります。
「ネガティブな言葉を言わないようにする」という頑張り方から、 「自分の未来が楽しくワクワクするような言葉を選んでみる」という やさしいスタンスに変えていくことで、 無意識へのアプローチはもっと自然で、続けやすいものになっていきます。
まずは今日、ご紹介した口癖チェンジ・ワークシートを試してみてください。 小さな言葉の変化が、じわじわと現実の変化につながっていく感覚を、 これから一緒に育てていきましょう。
次回Day2では、クライアントの言葉から読み解く「無意識の前提」について、 ペルソナや検索意図の視点も交えながらお話ししていきます。
【無料】口癖チェンジ・ミニワークシートをプレゼント
この記事で紹介した内容をそのまま使える 「口癖チェンジ・ミニワークシート」を無料でお渡ししています。 印刷してそのままクライアントさんへの宿題としても使える形式です。
受け取り方はかんたんです。「口癖ワーク希望」とメッセージを送ってください。
次回Day2の公開情報も、LINEからいち早くお届けしていきます。 無意識と言葉の扱い方を、5日間かけて一緒に深めていきましょう。
よくある質問
Q. ネガティブな言葉がどうしても減りません。どうしたらいいですか?
無理にゼロにしようとしなくて大丈夫です。 まずは「今、ネガティブな言葉を言ったな」と気づくだけでも 大きな一歩です。そのあとに、「本当はどんな未来でありたいかな?」 と自分に問いかけ、未来を前提にした一文を足してみてください。
Q. 家族や周りの人の口癖がネガティブなとき、どう関わればよいですか?
まずは、あなた自身が「未来を前提にした言葉」を選ぶことに集中してみてください。 そのうえで、相手の言葉を否定するのではなく、 「こうなったら素敵だよね」と未来の話をそっと添えていくと、 少しずつ会話の方向性が変わっていきます。
Q. クライアントさんの前ではできるのに、自分のことになると難しいです。
多くのスピ系講師の方が感じるポイントです。 自分のことになると感情が動きやすいので、まずは 「講師としての自分なら、今の自分にどんな言葉をかけるかな?」 と、一度視点を外に置いてみるのが役立ちます。