
Day1で貢献の定義をリセットし、Day2で「誰に・どう貢献するか」を設計しました。
今日はその設計図を“予定表”に落とし込みます。
大切なのは、小さく・早く・疲れないこと。
この記事では、5分で回せるチェックリストと、DO/KNOW/FEEL別の行動テンプレ、そしてケーススタディを紹介します。
読み終えるころには、あなたは自然に、いつもの仕事や家事の中へ貢献を滑り込ませているでしょう。
1. 5分ルーティン:朝・昼・夕の回し方
続けるコツは、時間帯に紐づけることです。
「空いたらやる」ではなく、「始業直後」「昼食前」「終了前」に固定します。
時間帯 | やること(所要1〜5分) | 狙い |
---|---|---|
始業直後 | Day2のペルソナから今日の相手を1人だけ選ぶ。 DO/KNOW/FEELを1つ決め、テンプレを送る。 |
一日の最初に“与える”で自分の主導権を取る。 |
昼食前 | 午前の反応を30秒でログ。 必要なら補足(1文・1リンク)を送る。 |
返報性の芽を育てる。次の一手を軽く。 |
終了前 | 今日の貢献が相手の摩擦を1つ減らしたかを自己評価(10段階)。 明日の相手を仮置きする。 |
一貫性を強化。明日の着手摩擦をゼロに。 |
1日で完璧にしない。
「1人・1手・1分」で十分です。
2. DO/KNOW/FEEL 行動テンプレ(即コピペ可)
迷ったらこのまま使ってください。
文末の選択肢は1つに絞って送ると、相手は決めやすくなります。
分類 | テンプレ文面 | 使いどころ |
---|---|---|
DO |
「次の3ステップで10分で形にできます。 1) この雛形に上書き 2) 太字だけ埋める 3) 私に送付 → 5分レビューします」 「先に骨子だけ作りました。 どちらで進めますか? A: この骨子で進行 / B: 2点だけ追記して返送 」
|
締切が近い/手が止まっているとき。 |
KNOW |
「判断ポイントは2つに要約しました。 速度を取るA/品質を取るB。私はA推し。 今日中に進めるならどちらにしますか?」 「資料リンクを一本化しました。 要点サマリ →1分で把握できます。」
|
情報が散在/優先順位が不明なとき。 |
FEEL |
「ここまでの準備、とても助かっています。 当日は入口案内を私が担当します。 不安があれば前日DMください。」 「進捗は予定通りです。 共有はこのスレッドに集約しますね。」 |
初対面/緊張感が高い場面。 関係の温度を上げたいとき。 |
ミルトンモデルを添えるなら、
「この流れで進めると、自然と楽になります」など、
抵抗を下げる一言を最後に置きましょう。
3. ケーススタディ:会議前の“1手先回り”
状況:午後の会議で提案A/Bを決めたいが、資料が散らばり意思決定が遅延。
課題:参加者の主分類がバラバラ(Aさん=KNOW、Bさん=FEEL、Cさん=DO)。
相手 | 主分類 | 先回りの一手(前日〜当日朝) | 想定効果 |
---|---|---|---|
Aさん(分析好き) | KNOW | 要点サマリ1枚+比較表(A/Bのメリデメ)。 リンクを1本化してスレ冒頭に固定。 |
判断材料の欠落を解消。 会議中の説明時間を短縮。 |
Bさん(初参加) | FEEL | 当日の流れと役割をDMで事前共有。 「質問はいつでもOK」を明言。 |
安心感が増し、遠慮による沈黙を回避。 |
Cさん(決裁権者) | DO | 意思決定フローを3手に分解。 「Aならこの段取り」「Bならこの段取り」を用意。 |
採択後の初動が速い。 会議後の停滞を防ぐ。 |
結果:会議は25分で結論。
事前の1手で、全員の摩擦が1つずつ減ったからです。
4. 進捗ログの付け方:摩擦ゼロの記録術
記録は“続ける”最大の味方です。
とはいえ、面倒だと続きません。
次の3項目だけ、毎日30秒で残しましょう。
- 誰に:イニシャルでOK(例:Aさん)
- 何を:DO/KNOW/FEELの別+行動1行(例:KNOW/要点サマリ)
- 反応:スタンプでも可(😀/😐/🌀)+一言
ログはスマホのメモに固定テンプレを置き、
/today a:know要約 😀「助かる」
のように1行で追記します。
3日分が溜まると、あなたの“効く一手”が見えてきます。
5. チェックリスト&Homework
デイリーチェック(Yes/No)
- 朝・昼・夕の“5分ルーティン”を1サイクル回したか
- 今日の相手を1人に絞り、DO/KNOW/FEELを明確にしたか
- テンプレをそのまま使って1手送ったか
- 反応を30秒でログ化したか
- 自分のエネルギー残量を10段階で付けたか
Homework(7–12分)
- 明日の予定を見て、相手を1人だけ先取り選定。
- 主分類(DO/KNOW/FEEL)とテンプレを1つ決め、
朝のメッセージを下書き保存。 - 今日のログから「効いた一手」を★でマーク。
週末に★だけ読み返します。
6. まとめ:小さな成功を積み上げる
貢献は気持ちではなく、手順にすると続きます。
「1人・1手・1分」で今日を回し、反応を記録する。
明日のあなたは、さらに軽く一歩を出せます。
Day4では、フィードバックの受け取り方と、
貢献疲れを防ぐセルフケア、そしてKPI化で最適化していきます。