
スピ系講師が「人には言えるのに自分では動けない」を抜け出す実践ステップ
はじめに
Day1では、クライアントには「やればできる」と言えるのに、自分には「やってもできない」と思ってしまう理由を整理しました。
Day2では、その背景にある思い込みを見つけ、少しだけゆるめる言葉に変える方法を見てきました。
Day3では、いよいよ実践に入ります。
とはいえ、いきなり大きな行動をする必要はありません。毎日長文の発信をする、急に講座を募集する、すぐに相談依頼を増やす、と考えると心が重くなってしまう方もいるでしょう。
とくにスピ系講師の方は、人の心に丁寧に向き合う分、自分の言葉にも慎重になりやすいものです。
「この表現で誤解されないかな」 「押し売りに見えないかな」 「まだ私が言っていい段階ではないかも」 「反応がなかったら、また落ち込みそう」
そんな不安があるままでも大丈夫です。
今日の目的は、完璧な発信を作ることではありません。自分を責めずに、必要な人へ言葉を届ける流れを作ることです。
目次
実践で大切なのは気合いではなく流れを作ること
行動できないとき、多くの人は「もっと気合いを入れなければ」と考えます。
しかし、気合いだけで続けようとすると、心が疲れてしまいます。最初の数日は頑張れても、少し反応がないだけで落ち込み、「やっぱり私は続かない」と感じてしまうことがあります。
そこで大切になるのが、行動の流れを作ることです。
流れとは、何を、どの順番で、どのくらいの大きさで行うかを決めておくことです。
たとえば、「発信する」とだけ決めると、何を書けばいいか分からずに止まりやすくなります。
けれど、「過去のクライアントの悩みを1つ選ぶ」「その悩みに対して、今の自分が言える一言を書く」「最後に相談先を置く」と決めておくと、書き始めやすくなります。
スピ系講師に必要なのは、自分を追い込む行動計画ではありません。安心して動き出せる小さな流れです。
スピ系講師の発信が止まりやすい理由
スピ系講師の発信が止まりやすいのには、いくつかの理由があります。
それは単に「文章が苦手だから」ではありません。心を扱う仕事だからこそ、言葉に対して慎重になるのです。
理由1:正しいことを言わなければと思いすぎる
講師として発信するなら、間違ったことを言ってはいけない。誤解されないようにしなければいけない。誰かを傷つけてはいけない。
その意識は、とても大切です。
ただし、完璧に正しい言葉だけを出そうとすると、何も書けなくなってしまいます。
発信は、すべての人に当てはまる正解を出す場ではありません。今のあなたが、必要な人に向けて、誠実に言葉を届ける場です。
理由2:売り込みに見えるのが怖い
相談依頼や講座案内を書くとき、「押しつけに見えたらどうしよう」と不安になる方は多いです。
とくに、癒しや心のサポートをしている講師ほど、相手に無理をさせたくないという思いがあります。
けれど、案内をしないままだと、必要な人は次の一歩を選べません。
相談依頼の案内は、相手を動かすための圧力ではなく、必要な人が選べるようにするための入口です。
理由3:反応が自分の価値に見えてしまう
投稿しても反応が少ない。LINE登録が増えない。相談依頼が来ない。
そうなると、「私の言葉には価値がないのかも」と感じることがあります。
しかし、反応はタイミングにも左右されます。読んだ人がすぐに動くとは限りません。
何度も読んで、少しずつ安心して、ようやく相談する人もいます。
反応が少ない日があっても、それだけで自分の価値を決めないでください。
理由4:自分の経験を小さく見積もってしまう
「こんなことは当たり前」 「もっとすごい先生なら、もっと深いことが言える」 「私の経験なんて、わざわざ書くほどではない」
そう感じることもあるかもしれません。
でも、あなたにとって当たり前になったことが、今まさに悩んでいる人にとっては救いになることがあります。
大きな実績だけが発信の材料ではありません。小さな気づき、過去の失敗、クライアントとの関わりの中で感じたことも、必要な人に届く言葉になります。
発信を作る前に決める3つのこと
発信が苦しくなる理由の一つは、考えることが多すぎるからです。
何を書こう。誰に向けよう。どこまで書こう。最後に何を案内しよう。反応がなかったらどうしよう。
これらを一度に考えると、手が止まります。
だから、発信を書く前に次の3つだけを決めてください。
1. 誰に向けて書くか
「たくさんの人に届けたい」と思うほど、言葉はぼやけやすくなります。
まずは、たった一人を思い浮かべましょう。
たとえば、次のような人です。
- 講師として活動したいのに発信が止まっている人
- クライアントには前向きに言えるのに、自分には厳しくしてしまう人
- 相談依頼を案内するのが怖い人
- 価格を出すことに抵抗がある人
- 人と比べて、自分には価値がないと感じている人
たった一人を決めると、言葉がやさしく具体的になります。
2. その人が今つぶやいていそうな言葉
次に、その人が心の中でつぶやいていそうな言葉を考えます。
たとえば、次のような言葉です。
- やりたいのに、なぜか動けない
- 私が相談を受けていいのかな
- また反応がなかったら落ち込む
- もっと実績がないと出せない
- 売り込みに見えるのが怖い
このつぶやきが、発信の出だしになります。
3. 最後にどんな一歩へ案内するか
発信の最後には、小さな一歩を置きます。
ここで大切なのは、いきなり強く申し込みを迫らないことです。
「気になる方はLINEで相談してください」 「一人で整理しにくい方は、まず今の状態を言葉にしてみましょう」 「必要なタイミングで、声をかけてください」
このように、相手が自分で選べる形にすると、案内する側も受け取る側も安心しやすくなります。
自分を責めずに書ける発信テンプレート
ここからは、実際に使える発信テンプレートを紹介します。
文章が苦手な方でも書きやすいように、流れをシンプルにしています。
基本テンプレート
1. 読者の悩みをそのまま書く
「○○したいのに、なぜか手が止まってしまうことはありませんか?」
2. その状態を責めなくていいと伝える
「それは、あなたの意志が弱いからではありません。」
3. なぜそうなるのかをやさしく説明する
「過去に傷ついた経験や、失敗したくない気持ちが、心のブレーキになっていることがあります。」
4. 小さな見直しポイントを伝える
「まずは、動けない自分を責める前に、どんな言葉で自分を止めているのか見てみましょう。」
5. 相談への入口を置く
「一人で整理するのが難しい方は、LINEからご相談ください。」
例文1:発信が止まっている講師向け
発信したいのに、いざ書こうとすると手が止まってしまうことはありませんか。
「こんなことを書いてもいいのかな」 「もっと整ってから出した方がいいのかな」 「反応がなかったら、また落ち込むかもしれない」
そんなふうに感じるのは、あなたの意志が弱いからではありません。自分の言葉を大切にしたいからこそ、慎重になっているのです。
ただ、慎重さが強くなりすぎると、必要な人に届くはずの言葉まで止まってしまいます。
まずは、完璧な投稿を作ろうとせず、「今、過去の自分に一言伝えるなら何と言うか」を書いてみてください。
その一言が、今悩んでいる誰かに届く発信になることがあります。
一人で言葉を整えるのが難しい方は、LINEからご相談ください。
例文2:相談依頼を案内できない講師向け
相談依頼の案内を書こうとすると、「売り込みに見えたらどうしよう」と止まってしまうことはありませんか。
とくに心やスピリチュアルの分野で活動している方ほど、相手に無理をさせたくないという気持ちが強いかもしれません。
でも、案内をしないままだと、必要としている人は次の一歩を選べません。
相談の入口を置くことは、押しつけではありません。「必要な方はこちらに進めますよ」と静かに道を示すことです。
強くすすめなくても大丈夫です。
「一人で整理するのが難しい方は、LINEからご相談ください」
まずはこの一文を、発信の最後に添えるところから始めてみましょう。
例文3:自分に自信が持てない講師向け
クライアントには「大丈夫、少しずつ進めばいいですよ」と言えるのに、自分には同じ言葉をかけられないことはありませんか。
人の可能性は見えるのに、自分のことになると「まだ足りない」「私は向いていないかもしれない」と感じてしまう。
それは、あなたが講師として不足しているからではありません。自分のことほど、過去の失敗や不安が近くに見えてしまうからです。
もし今、自分に厳しい言葉ばかりかけているなら、今日は一つだけ言い換えてみてください。
「私はできない」ではなく、「私は今、自分に合う進み方を探している途中」。
その言葉だけでも、心の力みが少しゆるむことがあります。
今の状態を一緒に整理したい方は、LINEからご相談ください。
相談依頼につなげる自然な案内文テンプレート
相談依頼につなげる案内文は、強い言葉でなくても大丈夫です。
むしろ、スピ系講師の場合は、読者が安心して選べるやさしい案内の方が合うことも多いです。
ここでは、発信の最後に使いやすい案内文を紹介します。
やさしく入口を置く案内文
- 一人で整理するのが難しい方は、LINEからご相談ください。
- 今の状態を一緒に見てほしい方は、必要なタイミングで声をかけてください。
- 自分の中で絡まっている思いを整理したい方は、LINEからご連絡ください。
- 講師としての次の一歩を見つけたい方は、まずは今の悩みを聞かせてください。
- 無理に頑張る前に、自分に合う進み方を一緒に整えていきましょう。
発信から相談へつなげる案内文
- 今日の内容が少しでも心に残った方は、今の状態をLINEで聞かせてください。
- 「まさに私のことかも」と感じた方は、一人で抱え込まずにご相談ください。
- 今の自分にどんな言葉をかければいいか分からない方は、一緒に整理していきましょう。
- 発信や相談依頼で止まっている方は、まずは小さな一歩を一緒に見つけましょう。
- 講師として進みたいのに動けない方は、今どこで止まっているのかを一緒に見ていきましょう。
強く売り込まずに行動を促す案内文
- 必要な方だけ、LINEからお声がけください。
- 今のタイミングだと感じる方は、ご相談ください。
- 一人で頑張り続ける前に、まずは整理する時間を作ってみてください。
- 変わりたい気持ちが少しでもある方は、その気持ちが消える前に言葉にしてみましょう。
- 小さな違和感のうちに整えておくと、次の一歩が軽くなります。
案内文を書くときのポイントは、「申し込んでください」と押すことではありません。
読者が自分の状態に気づき、「相談してもいいのかもしれない」と思える入口を作ることです。
あなたが入口を置くことで、必要な人は安心して次の行動を選べるようになります。
発信を相談依頼につなげる基本の流れ
発信から相談依頼へつなげるには、次の流れを意識すると書きやすくなります。
| 流れ | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 1. 悩みの代弁 | 読者が心の中で思っていることを書く | 発信したいのに手が止まっていませんか? |
| 2. 安心づけ | その状態を責めなくていいと伝える | それは意志が弱いからではありません。 |
| 3. 理由の説明 | なぜそうなるのかを分かりやすく伝える | 過去の経験が心のブレーキになることがあります。 |
| 4. 小さな提案 | 今日できる一歩を示す | まずは一言だけメモに書いてみましょう。 |
| 5. 相談の入口 | 必要な人が次へ進める案内を置く | 一人で整理したい方は、LINEからご相談ください。 |
この流れを使うと、発信が単なる思いつきではなく、読者の心に沿った文章になります。
とくに大切なのは、最初に悩みを代弁することです。
読者は、「この人は私のことを分かってくれている」と感じたときに、続きを読みたくなります。
そして最後に、無理のない相談の入口があることで、「必要なら相談していいんだ」と思いやすくなります。
スピ系講師が使いやすい投稿テーマ例
何を書けばいいか分からないときは、テーマを先に用意しておくと発信しやすくなります。
ここでは、今回のシリーズの読者に合う投稿テーマ例を紹介します。
自己信頼に関するテーマ
- クライアントには言えるのに、自分には言えない言葉
- 「やればできる」を自分に向けられない理由
- 自分を信じたいのに信じられないときの見方
- 講師なのに不安がある自分を責めなくていい理由
- 自信がないままでも進んでいい小さな根拠
発信に関するテーマ
- 発信しようとすると手が止まる本当の理由
- 反応が少ない投稿にも意味がある理由
- 完璧な文章より、届く一言を大切にする
- 過去の自分に向けて書くと発信しやすい
- 言葉が出ない日は、悩みの代弁だけでもいい
相談依頼に関するテーマ
- 相談依頼の案内は売り込みではなく入口
- 必要な人が迷わないために案内文を置く
- やさしい案内でも相談につながる理由
- LINE相談を自然に案内する言葉の作り方
- 自分のサービスを出す怖さを少しゆるめる
価格や受け取りに関するテーマ
- お金を受け取ることに罪悪感がある講師へ
- 価格は相手を苦しめるものではなく判断材料
- 安くしすぎることで苦しくなる理由
- 自分の価値を価格だけで測らない
- 続けるために受け取ることを許す
これらのテーマは、そのままブログやSNS投稿の見出しとして使えます。
まずは一つ選んで、短い文章から書いてみてください。
今日できる小さなワーク
Day3のワークでは、実際に発信文を一つ作り、最後に相談の入口を置くところまで行います。
完成度は高くなくて大丈夫です。まずは、形にすることを目的にしましょう。
ワーク1:一人の読者を決める
まず、今日の発信を届けたい一人を決めます。
たとえば、次のように決めてみましょう。
- 講師として発信したいのに、手が止まっている人
- 自分のサービスを出すのが怖い人
- クライアントには優しくできるのに、自分には厳しい人
- 相談依頼を案内することに抵抗がある人
- 「やってもできない」と感じている人
ワーク2:その人の心の声を書く
次に、その人が心の中で言っていそうな言葉を書きます。
例としては、次のようなものです。
- 発信した方がいいのは分かっているけれど、怖い
- 私が相談を受けていいのか自信がない
- また反応がなかったら傷つきそう
- 人には言えるのに、自分にはできない
- もっと整ってから出した方がいい気がする
ワーク3:5行の発信文を作る
次の型に沿って、5行の発信文を書いてみましょう。
- ○○したいのに、止まってしまうことはありませんか?
- それは、あなたが弱いからではありません。
- 過去の経験や不安が、心のブレーキになっていることがあります。
- まずは、完璧にやろうとせず、今日できる一言だけを書いてみましょう。
- 一人で整理するのが難しい方は、LINEからご相談ください。
ワーク4:自分の言葉に直す
型どおりに書いたら、最後に自分らしい言葉に直します。
たとえば、少しやわらかくしたい場合は、次のようにできます。
発信したい気持ちはあるのに、いざ書こうとすると手が止まることはありませんか。
それは、あなたが弱いからではなく、言葉を大切にしているからかもしれません。
でも、完璧に整ってからでないと出せないと思うと、必要な人に届く言葉まで止まってしまいます。
今日はまず、過去の自分に一言だけ伝えるつもりで書いてみてください。
一人で言葉を整えるのが難しい方は、LINEからご相談ください。
ワーク5:投稿する前に自分へ一言かける
投稿する前に、自分へ一言かけてください。
- 完璧でなくても、必要な人に届くかもしれない
- 反応を見る前に、出した自分を認めよう
- これは売り込みではなく、入口を置くこと
- 今日の一歩が、未来の相談につながるかもしれない
- 私は私の言葉で届けていい
この一言があるだけで、投稿する怖さが少しやわらぐことがあります。
Day3の小さな課題
今日の課題は、次の5つです。
- 届けたい読者を一人決める
- その人の心の声を一つ書く
- 5行の発信文を作る
- 最後にLINE相談への入口を添える
- 投稿する前に、自分を責めない一言を読む
今日作る発信は、完璧でなくて構いません。
大切なのは、「私は言葉を届けても大丈夫だった」という経験を作ることです。
その小さな経験が、次の発信、次の案内、次の相談依頼につながっていきます。
まとめ
スピ系講師が発信や相談依頼で止まってしまうのは、行動力がないからではありません。正しく伝えたい、押しつけたくない、傷つきたくないという気持ちがあるからこそ、言葉が慎重になるのです。
ただ、慎重さが強くなりすぎると、必要な人に届くはずの言葉まで止まってしまいます。
だからこそ、気合いで動くのではなく、発信の流れを決めておくことが大切です。読者の悩みを代弁し、責めなくていいと伝え、理由をやさしく説明し、小さな一歩を提案し、最後に相談の入口を置く。この流れがあるだけで、発信はぐっと書きやすくなります。
相談依頼の案内は、売り込みではありません。必要な人が次へ進むための入口です。あなたが静かに入口を置くことで、読者は安心して選べるようになります。
明日のDay4では、発信や相談依頼を続けながら、どこを見直せばよいのか、改善の考え方とチェック方法をお伝えします。
相談したい方へ
「発信文を作ってみたけれど、これでいいのか不安」 「相談依頼へのつなげ方が、どうしても売り込みに感じてしまう」 「自分の言葉を整えて、必要な人に届けられるようになりたい」
そんな方は、一人で悩まずにご相談ください。今の言葉を一緒に見直すだけでも、発信や案内が自然になっていきます。
よくある質問
Q1. 発信が苦手でも、スピ系講師として活動できますか?
活動できます。発信が得意でなくても、読者の悩みを一つ代弁し、それに対して自分の言葉でやさしく返すことから始めれば大丈夫です。最初から完璧な文章を目指す必要はありません。
Q2. 相談依頼の案内を書くと、売り込みに見えませんか?
書き方によって印象は変わります。強く迫るのではなく、「一人で整理するのが難しい方は、LINEからご相談ください」のように、必要な人が選べる入口として置けば、自然な案内になります。
Q3. 投稿して反応がなかったら、どう考えればいいですか?
反応がないからといって、価値がないとは限りません。読んでいるけれど反応しない人や、あとから相談する人もいます。まずは、投稿した自分を認めることが大切です。
Q4. 何を書けばいいか分からない日はどうしたらいいですか?
過去の自分や、過去のクライアントが悩んでいたことを一つ思い出してみてください。その悩みに対して、今の自分なら何と言うかを書くと、発信の材料になります。
Q5. LINE相談への案内は毎回入れてもいいですか?
毎回入れても大丈夫です。ただし、強い売り込みではなく、記事や投稿の流れに合った自然な一文として添えるのがおすすめです。必要な人が次へ進める入口として考えましょう。