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愚痴や不平不満ばかり言う講師になっていませんか?生徒さんの立場から自分の言葉を見直す

愚痴や不平不満ばかり言う講師になっていませんか?生徒さんの立場から自分の言葉を見直す

「生徒さんが全然取り組んでくれない」「クライアントがこちらの事情を考えてくれない」「周りの講師ばかり評価されている」。

講師として仕事をしていると、思うように進まず、愚痴を言いたくなることがあります。

ただ、その言葉を、誰に、どのような場面で、どれくらい繰り返しているでしょうか。

愚痴や不平不満を言うのは簡単です。しかし、講座や相談の時間が講師の不満を聞く時間になっていたら、生徒さんやクライアントはどう感じるでしょう。

自分が学ぶ側だったら、その講師から教えを請いたいと思えるでしょうか。

Day1では、講師の言葉を受け取る側の立場から、普段の話し方を見直します。不満を感じた自分を責めるためではなく、安心して学べる関係をつくるために考えていきましょう。

不満を感じることと、生徒さんに繰り返し聞かせることは違います

スピリチュアル系の講師だからといって、いつも穏やかで、不満を感じない人である必要はありません。

準備がうまく進まない日も、相手の対応に困る日もあります。信頼できる人に話して、自分の気持ちを整理したいときもあるでしょう。

ただし、生徒さんやクライアントは、講師の気持ちを支える役割を引き受けるために来ているわけではありません。

講座では学ぶこと、相談では自分の困りごとを整理することなど、その時間に期待している目的があります。

不満を持つこと自体より、その不満を扱う相手と場所が適切かを確認してください。

生徒さんは、講師の愚痴をどう受け取るでしょうか

講師の言葉をどう受け取るかは、人によって違います。短い近況の話を、親しみとして受け止める人もいるでしょう。

一方で、不満が繰り返されると、次のような疑問を持つ人もいるかもしれません。

  • 私も、いないところで同じように言われているのだろうか。
  • 質問したら、面倒な生徒だと思われないだろうか。
  • 違う意見を伝えると、不満を持たれるのではないか。
  • 先生を慰めたり、同意したりしなければならないのだろうか。
  • 私が学ぶための時間は、十分に取ってもらえるのだろうか。

相手が笑顔で聞いていたとしても、安心しているとは限りません。講師との関係を気にして、話を合わせている可能性もあります。

表情だけで判断せず、自分がどのような言葉を使い、その時間を何に使っているかを振り返ることが大切です。

自分だったら、その講師から学びたいですか

ここで、学ぶ側の立場になって考えてみてください。

講座へ行くたびに、先生がほかの生徒への不満を話す。相談を始めると、先生自身の苦労話が長く続く。意見を伝えると、「最近の人はわかってくれない」と返される。

そのような場面で、自分の疑問や困りごとを率直に話せるでしょうか。

知識が豊富であっても、質問するたびに講師の機嫌を気にするなら、学びに集中しにくくなることがあります。

講師としての専門性に加えて、相手の話を聞く姿勢や、困ったときの言葉も見直したいところです。

「私は正しいことを教えている」という確認だけでなく、「相手が安心して質問できる伝え方になっているか」まで考えてみてください。

説明用の例:講座が、講師の不満を聞く時間になっている

以下は、考え方を説明するための架空の例です。

40代の女性講師が、講座の冒頭で「前回の生徒さんは、課題もやらずに質問ばかりでした」と話したとします。

講師は、今回の参加者には積極的に取り組んでほしいという気持ちで話していました。

しかし、聞く側には、何をすればよいのかより、質問すると責められるかもしれないという心配が残る可能性があります。

伝えたい目的を、直接言葉にする

取り組み方を説明したいなら、ほかの生徒への不満を使わず、今回の参加者に必要な内容を伝えます。

「今日は、説明のあとに練習する時間を取ります。まず一度試してみて、迷ったところを質問してください。始め方がわからない場合も、その時点で声をかけてください。」

この言葉なら、参加者は何をするのか、いつ質問できるのかを確認できます。

過去の不満を聞かせることと、現在の学び方を案内することは、分けて考えられます。

愚痴が悪循環につながることがあるのは、なぜでしょうか

ここでいう悪循環とは、言葉によって相手が話しにくくなり、必要な情報が得られず、さらに不満が増えるような流れです。

たとえば、講師が「何度言っても理解してくれない」と話すと、生徒さんが質問を控えるかもしれません。

質問が減ると、講師は相手がどこで迷っているのかを確認しにくくなります。理解の違いが残れば、講師はまた「取り組んでくれない」と感じることがあります。

すべての場面でこの流れが起きるわけではありません。ただ、相手の態度だけでなく、自分の言葉がやり取りにどうかかわっているかを見る必要があります。

言葉を見直す意味は、相手の反応を思いどおりにすることではなく、確認や対話ができる関係を整えることにあります。

好循環をつくる言葉は、明るい言葉だけではありません

好循環にしたいからといって、「大丈夫です」「すべてうまくいきます」と言えばよいわけではありません。

困っていることを曖昧にしたり、対応できないことまで約束したりすると、あとで別の問題が生まれます。

仕事で意識したいのは、事実を伝え、相手が質問でき、必要な対応を相談できる言葉です。

  • 「どの説明で迷ったか、教えてください。」
  • 「私の説明が足りなかった部分を確認します。」
  • 「この内容は、講座の対応範囲に含まれていません。」
  • 「今の条件では難しいため、日時を調整できますか。」
  • 「次回は、練習の前に例を一つ示します。」

必要なことを率直に伝える言葉も、関係を整えるために役立ちます。

相手を責める言葉から、出来事や対応について話す言葉へ変えてみてください。

生徒さんを、自分の味方にするために愚痴を使っていませんか

ほかの講師やクライアントへの不満を話し、目の前の相手に「そうですよね」と同意してもらいたくなることもあるかもしれません。

しかし、その同意を求めることで、生徒さんに立場を選ばせてしまう場合があります。

講師の話に賛成しなければ関係が悪くなると感じれば、相手は自分の考えを言いにくくなります。

仕事上の問題を相談するなら、その問題に対応する役割の人へ、必要な情報を伝えます。生徒さんに、別の人への批判や評価を共有する必要があるかは、慎重に考えてください。

個人がわかる相談内容や、本人が話していない事情を、不満の材料として話すことも避けます。

親しみのある関係でも、相手の信頼や情報を守る姿勢は大切です。

今日のワーク:最近の言葉を、聞く側の立場で確認する

最近の講座、相談、SNSで、自分が使った言葉を一つ思い出してください。

次の五つを確認します。

  1. 誰に向けて、どんな言葉を使いましたか。
  2. その言葉で、何を伝えたかったのでしょうか。
  3. 相手に、慰めや同意を求めていませんでしたか。
  4. 自分が聞く側なら、質問や意見を言いやすいでしょうか。
  5. 目的を直接伝えるなら、どんな言葉にできますか。

たとえば、「生徒さんが全然質問してくれない」なら、「説明の中で確認したいところはありますか。今すぐ言葉にできなければ、練習のあとにも時間を取ります」と伝えられます。

不満の言い換えだけでなく、その言葉に合う対応も考えてください。質問を促すなら、実際に質問する時間を確保することが必要です。

よくある質問

講師は、生徒さんに弱いところを見せてはいけませんか?

弱いところを見せること自体が問題なのではありません。学びに必要な経験を共有することと、相手に自分の感情を支えてもらうことを分けます。話す目的や長さを考え、相手が来た目的に戻れるようにしてください。

問題のある対応を、問題だと伝えることも愚痴になりますか?

問題を指摘することと、愚痴を繰り返すことは同じではありません。実際に起きたこと、困っていること、必要な対応を、適切な相手に伝えることは必要です。改善案がなくても、問題を報告したり相談したりできます。

すでに生徒さんの前で愚痴を言ってしまった場合は、どうすればよいですか?

相手に負担をかけたと気づいたら、必要に応じて「私の不満を長く話してしまいました。今日は学びの内容に戻ります」と伝えます。相手に許しや慰めを求め続けず、その後の話し方と時間の使い方を見直してください。

まとめ+要約

愚痴や不平不満ばかり言う講師になっていないかを確かめるには、生徒さんやクライアントの立場から、自分の言葉を振り返ることが大切です。

  • 不満を感じることと、生徒さんに繰り返し聞かせることを分けます。
  • 相手が学ぶための時間を、講師の不満を聞く時間にしていないか確認します。
  • 自分が聞く側なら、質問や相談をしやすいかを考えます。
  • 批判や決めつけより、事実と必要な対応を伝えます。
  • 言葉を変えるときは、その言葉に合う行動も選びます。

好循環につなげるために意識したいのは、相手が理解し、質問し、必要な話し合いができる言葉です。

まずは、最近使った一つの言葉を見直してみてください。講師として何を伝えたかったのかに戻ると、別の伝え方が見えてきます。

次回の予告

Day2では、愚痴、気持ちの共有、問題の報告、改善の相談の違いを整理します。話す目的と相手を確かめ、講師としての関係を守る言葉の選び方を考えていきます。

講師としての言葉や、かかわり方を見直したい方へ

「生徒さんの前で、つい不満を話してしまう」「率直に話すことと、負担をかけることの違いがわからない」。そんなときは、実際に使った言葉と、その場で伝えたかったことを分けて整理してみてください。

一人では整理しにくい方は、LINEからご相談ください。講座やクライアント対応で気になっていること、見直したい内容をお伝えください。

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