
自分が“ベース”になる——個人パワー設計(環境×ルーティン×言語化)(Day2)
はじめに
Day1で明らかにした「なぜ行きたくなるのか」を踏まえ、Day2は自分が“ベース”になるための設計図を作ります。
ポイントは、環境×ルーティン×言語化を一体で設計すること。
行く/行かないに関わらず、いつでも戻れる拠点があれば、
外部に「力」を求める頻度は下がり、持ち込まない・置いてこない(エネルギーハイジーン)も自然に守れます。
環境設計:自宅ミニ・スポットのつくり方
1)場所の選定
- 直射日光を避けた静かな角。
- 椅子1脚+ノート+ペン+一輪の花で十分。
- 視界に情報を置かない(ポスター・書類は撤去)。
2)光と空気
- 朝はカーテンを半分だけ開ける。
- 1分の換気→ゆっくり閉める。
- 人工照明は間接光を1つ。
3)道具の最小主義
- ルーティンの物は1つの箱へ。
- 箱の中身:ノート・ペン・タイマー。
- 儀式的アイテムは不要(決定疲れ回避)。
ルーティン設計:朝夜3分のフォーマット
朝(3分)
- 椅子を引き、背筋を伸ばす(10秒)。
- 呼吸:4吸→4止→4吐→4止×3(60秒)。
- 静止:目を閉じて音を聞く(40秒)。
- 一行メモ:「在る」「静けさ」「観察」など(30秒)。
- 今日の境界線ひとこと(比喩的なコードカット)(20秒)。
夜(3分)
- 呼吸1セット(20秒)。
- 一日ひとことレビュー(30秒)。
- 感謝→静止→(比喩的)コードカット→一礼(60秒)。
- 明日の最小行動を1つ書く(30秒)。
- 箱へ片づけ(10秒)。
言語化設計:短いフレーズと合図
言葉は内側の合図。長いアファメーションは要りません。3語以内で。
| 目的 | フレーズ例 | 使うタイミング |
|---|---|---|
| 境界線 | 「ここまで」 | 開始前・終了時 |
| 集中 | 「今ここ」 | 呼吸の前 |
| 静けさ | 「静かに」 | 雑念時 |
| クローズ | 「感謝して離れる」 | 夜の終わり |
エネルギーハイジーン基準(自宅版)
持ち込まない
- ルーティン中は通知OFF・会話最小。
- 未消化の感情は現地で処理しない(浅く観察して手放す)。
- 道具は増やさない(判断疲れ防止)。
澄ませる
- 静止10秒→音→姿勢の順に整える。
- 体験はノートへ。場では語らない。
- 供物・香の常用は不要(過刺激回避)。
置いてこない
- 「感謝→静止→(比喩)コードカット→一礼」でクローズ。
- 重さ/ざわつき/だるさを1〜3で自己採点。
- 片付けて空白を戻す(散らかし残し禁止)。
テンプレ集:設計図/チェックリスト/掲示カード
設計図テンプレ
【ミニ・スポット設計】
場所:______________
光と空気:朝____/夜____
道具(箱の中身):ノート/ペン/タイマー
片付けルール:__________
開始合図(フレーズ):______
終了合図(フレーズ):______
チェックリスト
□ 椅子と机の上はノートとペンだけ
□ 朝・夜の3分を今日も実施
□ 未消化の感情を現地で深掘りしない
□ クローズ(感謝→静止→コードカット→一礼)
□ 空白を戻す(片付け終了)
掲示カード(A6印刷)
今ここ/静かに/ここまで
3分だけ、深掘りしない。
終わったら空白を戻す。
残留指標(自己採点)
重さ:1/2/3 ざわつき:1/2/3 だるさ:1/2/3
メモ(30秒以内):___________
小さなワーク提出(無料相談のみ)
一貫性を高めるため、以下を埋めてLINEの無料相談へ送ってください。ウェビナー/コミュニティ勧誘は行いません。
【Day2ワーク提出】
1)ミニ・スポットの場所:
2)朝夜3分の実施時間(例:7:10/22:30):
3)開始合図/終了合図(各3語以内):
4)「置いてこない」ための片付けルール:
提出先: 無料相談(LINE)
よくある質問
- Q. 道具を増やした方が集中できますか?
- A. いいえ。決定疲れが増えます。ノート・ペン・タイマーの3点で十分です。
- Q. 香や音楽は使っても良い?
- A. 常用は推奨しません。過刺激は依存を招きます。必要な日だけ短時間で。
- Q. 3分で足りますか?
- A. 「短いから続く」が最優先。慣れても5分まで。長さではなく頻度と合図が効きます。
- Q. ネガティブを感じたら?
- A. 深掘りせず、呼吸→静止→終了合図→片付け。必要なら別の安全な場で取り扱います(置いてこない)。
まとめ
外に力を探しに行く前に、自分が戻れる拠点を作る。環境×ルーティン×言語化を一体で設計すると、 日々の再現性が上がり、結果として外の場でもマナーとエネルギーハイジーンを守りやすくなります。 次回Day3は、3分×7日の導入プロトコルと、持ち運べる合図(アンカー)を作っていきます。
設計図の添削やテンプレPDFをご希望の方は、 無料相談(LINE) をご利用ください。勧誘は行いません。