
他責思考でいると稼ぐことはできないかも?スピ系講師が仕事と紹介を遠ざけてしまう理由
はじめに
スピリチュアル系の講師として活動していると、 「もっと生徒さんに来てほしい」 「講座の申し込みを増やしたい」 「口コミや紹介で自然に広がってほしい」 と思うことがあるのではないでしょうか。
ところが、発信もしているし、勉強もしているし、サービスも用意しているのに、 なぜか思うように仕事が増えないことがあります。
そんなとき、 「お客様がわかってくれない」 「SNSの仕組みが悪い」 「今は景気が悪いから仕方ない」 「周りの人が応援してくれない」 「あの人ばかりうまくいっている」 と考えてしまうことはないでしょうか。
もちろん、本当に環境が悪いこともあります。 相手側に問題があることもあります。 何でも自分の責任だと思い込む必要はありません。
ただ、仕事を長く続けていきたいのであれば、 「自分に変えられるところはなかっただろうか」 と考える習慣はとても大切です。
なぜなら、他責思考が強くなるほど、 自分では気づかないうちに 「仕事が回ってこない」 「口コミや紹介が起こらない」 「また受けたい先生だと思われない」 という状態を、自分自身でつくってしまうことがあるからです。
Day1では、まず「他責思考とは何か」を整理しながら、 なぜスピ系講師の仕事に影響しやすいのかを考えていきます。
目次
他責思考とは何か
他責思考とは、何かうまくいかないことが起きたときに、 その原因を自分以外の人や環境に求める考え方です。
たとえば講座の申し込みが少なかったときに、 「お客様に見る目がない」 「SNSの表示がおかしい」 「この業界は価格が安すぎる」 と考えるだけで終わってしまう状態です。
ここで大切なのは、 「外側に原因があると考えること自体が悪い」 という話ではありません。
実際にSNSの仕組みが変わることもありますし、 景気や季節によって申し込みが減ることもあります。 相手との相性が合わないことも当然あります。
問題になるのは、 「全部自分以外のせいだから、自分には変えるところがない」 と考えてしまうことです。
この状態になると、改善できることまで見えなくなります。
発信の内容を変えたら反応が増えるかもしれない。 説明をわかりやすくしたら申し込みにつながるかもしれない。 受講後のフォローを丁寧にしたら紹介につながるかもしれない。
こうした可能性を、自分から閉じてしまうのです。
なぜ他責思考が強いと稼ぎにくくなるのか
稼ぐというと、 「集客がうまい人」 「SNSのフォロワーが多い人」 「話すのが上手な人」 が有利だと思われがちです。
もちろん、それらも役立ちます。 しかし長く仕事を続けていくうえでは、 もっと基本的な力が必要になります。
それは、 「うまくいかなかったときに、自分で考えて修正できる力」 です。
個人で仕事をしていると、 誰かが毎回答えを教えてくれるわけではありません。
申し込みが減ったら理由を考える。 生徒さんから質問が多ければ説明を見直す。 リピートが少なければ満足度やフォロー方法を振り返る。
この積み重ねによって、サービスは少しずつ良くなります。
ところが、 「私は悪くない」 「わからない相手が悪い」 「売れないのは時代のせい」 で終わってしまうと、改善が止まります。
改善が止まれば、当然ながら結果も変わりにくくなります。
つまり、他責思考が強いから直接お金が入らなくなるというより、 他責思考によって改善する機会を失い、 その結果として稼ぎにくい状態が続いてしまうのです。
他責思考でいると仕事が回ってこなくなる
スピ系講師の仕事は、 広告やSNSだけで増えるものではありません。
人から人へ、 「この先生なら安心してお願いできる」 と仕事が回ってくることも多くあります。
そのときに見られているのは、 知識や技術だけではありません。
約束を守るか。 問題が起きたときに誠実に対応するか。 相手の話を聞けるか。 間違いがあったときに認められるか。
こうした部分も含めて、 「この人に仕事を任せても大丈夫か」 が判断されています。
たとえば何かトラブルがあったときに、 毎回 「私は悪くありません」 「相手が間違っています」 「私はちゃんとやりました」 という態度になってしまう人がいたとします。
その人にもう一度仕事をお願いしたいと思うでしょうか。
たとえ本人に悪気がなくても、 周りからは 「何かあったときに話し合いが難しそう」 と感じられることがあります。
すると、次に仕事をお願いするとき、 別の人が選ばれるようになります。
仕事が回ってこない原因は、 スキル不足だけではありません。 「一緒に仕事をしたいと思われる人かどうか」 も大きく関係しています。
口コミや紹介が起こらなくなる理由
スピ系講師にとって、口コミや紹介はとても大切です。
なぜなら、スピリチュアル系の講座やセッションは、 初めての人にとって内容がわかりにくいこともあり、 「誰から受けるか」が大きな判断材料になるからです。
そのため、 「この先生は良かったよ」 「安心して相談できたよ」 という言葉は、大きな信頼につながります。
しかし、紹介する側には少し怖さがあります。
自分が紹介した先生が、 友人に対して不満を言ったり、 問題が起きたときに相手のせいにしたりしたら、 紹介した自分まで気まずくなってしまいます。
だから人は、 「この人なら安心して紹介できる」 と思える先生を選びます。
ここで重要なのは、 口コミをお願いすることよりも、 「誰かに紹介したくなる先生であること」です。
そのためには、 良い結果が出たときだけではなく、 うまくいかなかったときの対応も大切になります。
「説明が足りなかったかもしれません」 「こちらでも改善できるところを確認します」 「次回はこうしてみますね」
このような姿勢がある先生は、 相手から見ても安心できます。
「また受けたい先生」と思われにくくなる
一度講座を受けてもらうことと、 「またこの先生から学びたい」 と思ってもらうことは別です。
リピートされる先生には、 知識の量だけではなく、 一緒にいて安心できるという共通点があります。
生徒さんは、講師の言葉だけを見ているわけではありません。
質問をしたときの返し方。 間違いを指摘されたときの反応。 自分と違う意見を持つ人への態度。 失敗したときの向き合い方。
こうしたところから、 「この先生なら安心」 「この先生からまた学びたい」 という気持ちが生まれます。
反対に、 何かあるたびに 「それはあなたの受け取り方の問題です」 「あなたが行動しなかったからです」 と相手だけの責任にしてしまうと、 生徒さんは少しずつ距離を取るようになります。
たとえ、その言葉の一部が正しかったとしてもです。
人は正しさだけで先生を選んでいるわけではありません。
「この人は自分の話を受け止めてくれる」 「うまくいかなかったときも一緒に考えてくれる」 という安心感も大切なのです。
自分自身でうまくいかないように仕向けてしまう
他責思考の難しいところは、 本人が気づかないまま、 自分自身でうまくいかない状況をつくってしまうことです。
たとえば、集客がうまくいかなかったとします。
そこで 「SNSが悪い」 と考えるだけなら、発信は変わりません。
発信が変わらなければ、反応も変わりにくいでしょう。
するとさらに、 「やっぱりSNSでは集客できない」 と考えるようになります。
こうして、自分の考えを証明するような結果が続いてしまいます。
同じように、 「お客様は安いものしか買わない」 と考えていると、 高い価値を伝える努力をしなくなるかもしれません。
「誰も紹介してくれない」 と考えていると、 紹介したくなるようなフォローを見直さないかもしれません。
「私は悪くない」 と考えていると、 改善できる部分を探さなくなります。
その結果、 本人は一生懸命やっているのに、 同じ問題が何度も起こるようになります。
これはとてももったいないことです。
少し見方を変えるだけで、 自分で変えられる部分が見えてくることはたくさんあります。
他責思考になっていないか確認してみよう
ここで一度、自分の普段の考え方を確認してみましょう。
- 申し込みが少ないと、すぐにお客様やSNSのせいにしてしまう
- クレームが来ると、まず「私は悪くない」と考える
- うまくいっている人を見ると「運が良いだけ」と感じる
- 生徒さんが結果を出せないと、すべて本人の努力不足だと思う
- 仕事が来ない理由を、周囲や環境だけに求めている
- 人から意見を言われると、否定されたように感じる
- 改善点を考えるより、誰が悪いかを考えることが多い
いくつか当てはまったとしても、 「私はダメな講師だ」 と考える必要はありません。
誰でも、自分を守りたいときには他責思考になることがあります。
大切なのは、気づいたあとです。
「相手にも原因はあるかもしれない。でも、自分にできることは何だろう」
この一つの問いを持つだけでも、仕事への向き合い方は変わっていきます。
今日からできる小さな行動
今日から、何かうまくいかないことが起きたときに、 すぐに原因を決めないようにしてみてください。
そして、次の3つを書き出してみましょう。
- 相手や環境に原因がありそうなこと
- 自分に改善できそうなこと
- 次回、具体的に変えること
たとえば、講座の申し込みが少なかった場合は、 次のように考えられます。
| 考えること | 例 |
|---|---|
| 相手や環境に原因がありそうなこと | 連休と重なっていた、SNSの表示回数が少なかった |
| 自分に改善できそうなこと | 講座内容の説明がわかりにくかったかもしれない |
| 次回変えること | 誰向けの講座なのかを最初にわかりやすく書く |
この考え方の良いところは、 何でも自分の責任にしなくてよいことです。
自分では変えられないことと、 自分で変えられることを分ける。
そして、自分で変えられることだけに力を使う。
これができるようになると、 同じ失敗を繰り返しにくくなり、 少しずつ仕事も安定しやすくなります。
まとめ
他責思考があるからといって、 すぐに仕事ができなくなるわけではありません。
ただし、何かあるたびに 「相手が悪い」 「環境が悪い」 「私は何も変えなくていい」 と考えてしまうと、 改善する機会を失ってしまいます。
その結果として、 仕事が回ってこない、 口コミや紹介が起こらない、 「また受けたい先生」と思われにくい、 という状態につながることがあります。
そして一番怖いのは、 自分では気づかないまま、 自分自身でうまくいかない状況をつくり続けてしまうことです。
大切なのは、 すべてを自分のせいにすることではありません。
「この中で、私が変えられることは何だろう」 と考えることです。
その問いを持てる先生は、 少しずつサービスを良くし、 生徒さんとの信頼を育て、 「またお願いしたい」 「あの先生を紹介したい」 と思われる先生になっていきます。
次回のDay2では、 他責思考から抜け出すために、 「自分を責めずに、自分で変えられることを見つける考え方」 について、さらに具体的にお伝えします。
自分では気づきにくい思考のクセを整理したい方へ
「もしかすると、自分にも他責思考があるかもしれない」 「仕事が増えない原因を一度整理してみたい」 「今の活動のどこを見直せばいいかわからない」 という方は、一人で考え続けなくても大丈夫です。
今の活動や悩みを整理しながら、 自分で変えられる部分を一緒に見つけていくこともできます。
よくある質問
他責思考を持っていると必ず稼げないのでしょうか?
必ず稼げないということではありません。 ただ、他責思考が強い状態が続くと、自分で改善できる部分が見えにくくなるため、 長期的には仕事が伸びにくくなることがあります。
何でも自分の責任だと考えたほうがいいのでしょうか?
いいえ。 相手側や環境側に原因があることもあります。 大切なのは、誰が悪いかを決めることではなく、 「自分に変えられる部分があるか」を考えることです。
生徒さんが行動しない場合も、講師側に責任があるのでしょうか?
生徒さん自身にしかできないこともあります。 ただし講師側として、 説明は十分だったか、 行動しやすい伝え方だったか、 サポート方法を改善できないか、 と振り返ることはできます。
他責思考を直すにはどうすればいいですか?
まずは、問題が起きたときに 「誰が悪いか」ではなく 「私は何を変えられるか」 と考える習慣をつくることから始めるのがおすすめです。
口コミや紹介を増やすには何が一番大切ですか?
紹介をお願いすることだけではなく、 「この先生なら安心して友人に紹介できる」 と思ってもらえる対応を積み重ねることが大切です。