
他責では何も変わらない。スピ系講師が「自責」を持つことで人生も仕事も動き出す理由
はじめに
「うまくいかないのは、あの人のせい」
「お客様が来ないのは、景気が悪いから」
「周りが理解してくれないから、私は前に進めない」
そんなふうに思いたくなることは、誰にでもあるものです。
特に、人に何かを教えたり、相談に乗ったりするスピ系講師という仕事をしていると、思うような反応が返ってこないこともあります。
一生懸命発信しているのに申し込みが入らない。
時間をかけて相手に向き合ったのに、思ったような変化が起こらない。
そんなとき、人や環境のせいにしたくなる気持ちが出てくることもあるでしょう。
ですが、ここで一つ考えてほしいことがあります。
人のせいにしたところで、自分の現実は何か変わるでしょうか。
他責にしている間、自分の人生を変えるための力まで相手に渡してしまってはいないでしょうか。
他責にすれば、その瞬間は少し楽になるかもしれません。
でも、その状態が続くと、自分で責任を取れなくなり、いつの間にか言い訳ばかりになってしまうことがあります。
今日から5日間、このシリーズでは「何事においても他責ではなく、自責で考えること」をテーマにお伝えしていきます。
Day1ではまず、なぜ他責のままでは何も変わりにくいのか、そして自責とは本当はどういう考え方なのかを見ていきましょう。
目次
他責とは、何でも人のせいにすることではありません
他責というと、「私はそんなに人のせいにしていない」と思う人もいるかもしれません。
ですが、他責はもっと日常の中に隠れています。
たとえば、
- 申し込みがないのは、お客様がお金を持っていないから
- 発信できないのは、家族が協力してくれないから
- 売上が伸びないのは、SNSの仕組みが悪いから
- 結果が出ないのは、教えてくれた人が悪かったから
- 行動できないのは、忙しいから
こうした考え方も、場合によっては他責になっています。
もちろん、本当に環境が厳しいこともあります。
相手に問題があるケースもあります。
大切なのは、誰が悪いかを決めることではありません。
「この状況の中で、自分にできることは何だろう」と考えられるかどうかです。
他責にしていても、現実が変わらない理由
他責の一番大きな問題は、人を責めることそのものではありません。
一番の問題は、自分では変えられないものに意識が向き続けてしまうことです。
たとえば、「お客様が理解してくれない」と考え続けても、お客様の考えを直接変えることはできません。
でも、
「私の伝え方でもっとわかりやすくできるところはないかな」
と考えれば、自分で動ける部分が見つかります。
他責にしている間は、
「相手が変わればうまくいく」
「環境が変わればできる」
「状況がよくなれば始める」
という状態になりやすくなります。
すると、いつまで経っても自分から変化を起こすことができません。
他責にしていても、何も変わらないし、成長もしにくくなります。
他責にすると言い訳が増えてしまう
他責にすることは、その瞬間だけを見ると楽です。
「私が悪いわけじゃない」と思えば、自分の行動を見直さなくて済むからです。
ですが、それが習慣になるとどうでしょう。
できなかった理由。
売れなかった理由。
続かなかった理由。
相手とうまくいかなかった理由。
そのすべてを人や環境のせいにしていたら、自分で改善できるところが見えなくなります。
そして、だんだんと言い訳が増えていきます。
「忙しかったから仕方ない」
「相手が悪かったから仕方ない」
「タイミングが悪かったから仕方ない」
もちろん、本当に仕方のないこともあります。
ただ、それを毎回繰り返していたら、同じことが起きたときにまた同じ結果になってしまいます。
言い訳を人のせいや環境や周りのせいにしても、根本的な問題は何も解決しません。
他責にすると「自分なんて…」という気持ちまで強くなっていないか
少し意外かもしれませんが、他責が続くと、自信まで失いやすくなります。
なぜなら、自分で自分の人生を動かしている感覚がなくなるからです。
何かがうまくいくかどうかは相手次第。
環境次第。
運次第。
そう思っていると、自分ではどうにもできないという感覚が強くなっていきます。
すると、
「どうせ私には無理」
「私なんて何をやっても変わらない」
「頑張っても意味がない」
という気持ちが、ふっと降ってくることがあります。
これはとても苦しい状態です。
でも、「自分にできることは何だろう」と考え始めると、少しずつ状況は変わります。
全部を変えられなくても、一つだけ行動を変えることはできます。
その一つが、自分への信頼を取り戻すきっかけになります。
自責とは、自分を責めることではない
ここはとても大切なので、間違えないでください。
自責とは、
「全部私が悪い」
と自分を責めることではありません。
失敗するたびに自分を否定することでもありません。
自責とは、
「この出来事の中で、自分が変えられることは何だろう」
と考えることです。
たとえば、講座の申し込みが入らなかったとします。
他責で考えるなら、
「最近のお客様はお金を使わない」
で終わるかもしれません。
一方、自責で考えるなら、
- 講座の魅力は伝わっていたか
- 誰向けの講座なのか明確だったか
- 申し込みまでの流れはわかりやすかったか
- 発信の回数は十分だったか
- 相手が不安に思う点を説明できていたか
と、自分で見直せる部分を探します。
ここに成長があります。
スピ系講師だからこそ自責が必要になる
スピ系講師は、人に考え方や生き方を伝える立場です。
だからこそ、自分自身がどう物事を受け止めているかは、とても大切です。
自分がいつも周りのせいにしているのに、お客様には、
「自分の人生を変えていきましょう」
と伝えていたら、言葉に力が乗りにくくなります。
反対に、自分自身が、
「うまくいかなかった。では、次は何を変えよう」
と考えながら行動している人の言葉には、経験からくる重みが出ます。
完璧である必要はありません。
失敗してもいいのです。
大切なのは、失敗したときに誰かを責めて終わるのではなく、
「ここから自分にできることは何だろう」
と考えられることです。
その姿勢そのものが、講師としての信頼につながっていきます。
今日からできる小さな習慣
今日から一つだけ、意識してみてください。
何か嫌なことや、思い通りにならないことが起きたとき、
「誰のせい?」
と考えるのではなく、
「この中で、私に変えられることは何?」
と自分に聞いてみることです。
相手の態度は変えられなくても、自分の伝え方は変えられます。
昨日の失敗は変えられなくても、今日の行動は変えられます。
環境をすぐに変えられなくても、その環境の中でできる小さな行動は探せます。
自責とは、大きな決意ではありません。
こうした小さな問いを積み重ねていくことなのです。
まとめ
人や環境のせいにすると、その瞬間は心が楽になることがあります。
しかし、他責の状態が続くと、自分で変えられる部分まで見えなくなってしまいます。
そして、
「仕方がない」
「周りが悪い」
「私にはどうすることもできない」
という言葉が増えていきます。
その結果、自分で人生を動かしている感覚を失い、「自分なんて…」という気持ちまで強くなってしまうことがあります。
一方、自責で考える人は、誰かを責めるよりも先に、
「自分にできることは何だろう」
と考えます。
自責とは、自分を責めることではありません。
自分の人生のハンドルを、自分の手に戻すことです。
スピ系講師として人に何かを伝えていくなら、まず自分自身がその姿勢を持つことが大切です。
今日、何か一つうまくいかなかったことを思い出してみてください。
そして、
「この出来事の中で、私が変えられることは何だろう?」
と自分に聞いてみてください。
そこから、本当の意味での変化が始まります。
要約
- 他責とは、人や環境のせいにして、自分で変えられる部分を見なくなる状態です。
- 他責にしても現実そのものは変わらず、同じ問題を繰り返しやすくなります。
- 他責が習慣になると、言い訳が増え、自分で責任を取る力が弱くなります。
- 他責が続くことで「自分なんて何をしても無理」という気持ちにつながることがあります。
- 自責とは自分を責めることではなく、「自分に変えられることは何か」を考えることです。
- スピ系講師は、人に生き方を伝える立場だからこそ、自分自身が自責の姿勢を持つことが信頼につながります。
よくある質問
Q. 自責で考えると、全部自分が悪いということになりませんか?
いいえ。自責とは「全部自分が悪い」と考えることではありません。起きた出来事の中で、自分に変えられる部分を探す考え方です。相手に問題がある場合でも、自分が次にどう対応するかは選ぶことができます。
Q. 本当に相手が悪い場合も、自責で考える必要がありますか?
相手に明らかな問題がある場合まで、自分のせいにする必要はありません。大切なのは、相手の責任と自分の責任を分けたうえで、「これから自分にできることは何か」と考えることです。
Q. 他責になっていることに気づくにはどうすればいいですか?
「○○だからできない」「あの人が○○してくれないから」「環境が悪いから仕方ない」という言葉が増えていないか確認してみてください。その言葉が出たら、「その中でも私にできることは何だろう」と問い直す習慣がおすすめです。
Q. 自責で考えすぎると苦しくなりませんか?
自分を責める方向に進むと苦しくなります。自責の目的は、自分を傷つけることではなく、自分が動かせる部分を見つけることです。「反省」よりも「次はどうする?」と考えると、自責を前向きに使いやすくなります。
Q. スピ系講師が自責を意識すると、どんな変化がありますか?
発信、講座、集客、お客様との関係などについて、自分で改善点を見つけやすくなります。また、自分自身が行動しながら成長することで、伝える言葉にも説得力が生まれやすくなります。
次回予告
Day2では、「他責になっていることに自分で気づく方法」をさらに具体的に扱います。
自分では自責で考えているつもりでも、実は無意識に人や環境のせいにしていることがあります。
どんな言葉や考え方が他責のサインになるのかを知り、自分の思考を見直す方法をお伝えします。
一人では整理しにくいと感じた方へ
自分では「何が他責で、どこからが自分の責任なのかわからない」と感じることもあります。
そんなときは、一人で抱え込まず、今の状況を言葉にして整理するだけでも見えるものが変わります。
今の活動や考え方を整理したい方は、LINEからご相談ください。