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他責思考を減らすには?スピ系講師が同じ失敗を繰り返さない振り返り方

他責思考を減らすには?スピ系講師が同じ失敗を繰り返さない振り返り方

他責思考を減らすには?スピ系講師が同じ失敗を繰り返さない振り返り方

はじめに

Day1では、 他責思考が強くなると、 仕事が回ってこない、 口コミや紹介が起こりにくい、 「また受けたい先生」と思われにくい、 という状態につながることがあるとお伝えしました。

Day2では、 他責思考から抜け出すことは、 何でも自分のせいにすることではなく、 「自分で変えられることに目を向けること」 だとお伝えしました。

そしてDay3では、 ここからさらに一歩進めて、 実際に仕事の中でどう振り返ればよいのかを具体的に整理していきます。

考え方を知っていても、 実際に問題が起きた瞬間には、 つい感情が先に出てしまうものです。

「私はちゃんと説明したのに」 「相手が理解してくれなかった」 「SNSのせいで届かなかった」 「やる気がない生徒さんだった」

こう感じること自体が悪いわけではありません。

ただ、そのまま終わってしまうと、 次も同じことが起きる可能性があります。

だからこそ、 感情とは別に、 仕事として振り返る仕組みを持っておくことが大切です。

毎回深く反省する必要はありません。

必要なのは、 「何が起きたのか」 「どこなら変えられるのか」 「次回は何を変えるのか」 を短く整理することです。

これが習慣になると、 失敗やクレーム、売上の低下を、 自分を責める材料ではなく、 仕事を良くする材料として使えるようになります。

目次

なぜ振り返りが必要なのか

仕事がうまくいかなかったとき、 多くの人は 「次は気をつけよう」 と考えます。

ですが、 「気をつける」だけでは、 同じことが起きる可能性があります。

なぜなら、 何をどう変えるのかが決まっていないからです。

たとえば、 講座終了後に生徒さんから 「思っていた内容と少し違いました」 と言われたとします。

そこで、 「次からもっと気をつけよう」 だけで終わった場合、 具体的に何を直せばいいのかわかりません。

しかし、 「募集ページに講座内容を3項目で明記する」 「対象者と対象外の人を書く」 「申込前によくある質問を読めるようにする」 と決めておけば、 次回は実際に改善できます。

仕事が良くなる人は、 失敗しない人ではありません。

失敗したあとに、 同じことを減らす仕組みをつくれる人です。

特に個人で活動しているスピ系講師は、 上司が毎回改善点を教えてくれるわけではありません。

だからこそ、 自分で振り返る力が、 そのまま仕事を育てる力になります。

まず感情と事実を分ける

振り返りをするときに、 最初にやってほしいことがあります。

それは、 感情と事実を分けることです。

たとえば、 生徒さんから 「もう少し説明があるとよかったです」 と言われたとします。

このとき、 「私の教え方を全否定された」 と感じるかもしれません。

ですが、 事実として言われたのは、 「もう少し説明があるとよかった」 という一部分についての意見です。

教え方すべてを否定されたわけではありません。

感情と事実が混ざっていると、 必要以上に自分を責めたり、 反対に相手を責めたりしやすくなります。

そこで、 まず次のように分けます。

項目
実際に起きたこと 生徒さんから「説明がもう少しほしかった」と言われた
自分が感じたこと 責められたように感じて悲しかった
自分の解釈 自分は講師としてダメなのかもしれないと思った

このように分けてみると、 事実は意外と小さいことがあります。

「自分はダメだ」 というところまで広げる必要はありません。

必要なのは、 指摘された部分だけを見直すことです。

問題が起きたときの5ステップ

ここからは、 問題が起きたときに使える具体的な振り返り手順を紹介します。

難しいことをする必要はありません。

次の5つを順番に考えるだけです。

ステップ1.実際に何が起きたのかを書く

最初に、 評価や感情を入れず、 事実だけを書きます。

たとえば、 「募集したけれど全然ダメだった」 ではなく、 「7日間募集して、申し込みが1件だった」 と書きます。

「生徒さんが失礼だった」 ではなく、 「生徒さんから○○と言われた」 と書きます。

事実を具体的にすると、 問題を必要以上に大きくしなくて済みます。

ステップ2.自分では変えられないことを分ける

次に、 自分では変えられない部分を書きます。

たとえば、 お客様の予定、 相手の性格、 SNSの仕組み、 景気、 競合の行動などです。

ここは、 無理に変えようとしなくて大丈夫です。

自分では変えられないことに力を使いすぎると、 疲れてしまいます。

ステップ3.自分で変えられることを探す

ここが一番大切です。

相手にも原因があったとしても、 「自分側で変えられることはあるか」 を探します。

たとえば、 説明を変える、 事前案内を増やす、 申し込み方法を簡単にする、 質問しやすい時間を設ける、 注意事項を書く、 フォローの回数を変える、 などです。

重要なのは、 自分を責めることではありません。

行動として変えられるものを探すことです。

ステップ4.次回変えることを一つ決める

改善点がいくつも見つかったとしても、 一度にすべて変えなくて大丈夫です。

むしろ、 一つに絞るほうが続けやすくなります。

たとえば、 「次回は募集ページの最初に対象者を明記する」 のように決めます。

「もっとわかりやすくする」 ではなく、 実際にできる形まで具体的にすることがポイントです。

ステップ5.次回どうなったか確認する

最後に、 変えた結果どうなったかを見ます。

良くなればそのまま続けます。

変わらなければ、 次の一つを変えます。

これを繰り返すことで、 少しずつ仕事の質が上がります。

そのまま使える振り返りテンプレート

ここまでの内容を、 そのまま使える形にまとめます。

何かうまくいかなかったときは、 次の項目を書いてみてください。

  1. 何が起きた?
  2. 私は何を感じた?
  3. 自分では変えられないことは?
  4. 自分で変えられることは?
  5. 次回、一つだけ変えるなら?
  6. 次回確認することは?

たとえば、 講座の申し込みが少なかった場合は、 このように書けます。

振り返り項目 記入例
何が起きた? 7日間募集して、申し込みが1件だった
私は何を感じた? 自信をなくした。誰にも必要とされていない気がした
自分では変えられないことは? 読者の予定、予算、SNSの表示
自分で変えられることは? 募集文、説明内容、発信回数、申し込みまでの流れ
次回、一つだけ変えるなら? 最初に「この講座がおすすめな人」を3つ書く
次回確認することは? 募集ページを見た人から質問が減ったか確認する

この形で書いておくと、 感情だけで終わらず、 次の行動につながります。

スピ系講師によくあるケースで実践してみる

ここでは、 スピ系講師に起こりやすい場面を使って、 実際の振り返り方を見ていきます。

ケース1.生徒さんから「よくわからなかった」と言われた

最初に出やすい反応は、 「ちゃんと説明したのに」 「他の人は理解してくれた」 「この人が聞いていなかっただけ」 かもしれません。

もちろん、 実際に集中して聞いていなかった可能性もあります。

それでも、 自分で変えられる部分を探してみます。

  • 専門用語が多くなっていなかったか
  • 具体例が少なかったか
  • 途中で理解を確認したか
  • 質問する時間を十分に取ったか
  • 復習できる資料を用意していたか

次回は、 「一つ説明したら、一度質問がないか確認する」 と決めることができます。

ケース2.募集をしたのに反応が少なかった

「今の人はお金を使わない」 「フォロワーが悪い」 と考えるだけで終わると、 次も同じ募集になります。

そこで、 次のように確認します。

  • 誰向けの商品なのか明確だったか
  • 受けるメリットがわかりやすかったか
  • 料金だけではなく価値を伝えたか
  • 申し込み方法が簡単だったか
  • 告知回数が少なすぎなかったか

次回は、 「募集開始前に3回、悩みに関する投稿をする」 と決めてもよいでしょう。

ケース3.リピートにつながらなかった

一度受けてもらったのに、 次につながらなかったとき、 「相手がお金を出したくないだけ」 と思うこともあるかもしれません。

ただ、 本当にそれだけでしょうか。

次のような部分も振り返れます。

  • 受講後にフォローしたか
  • 次に何を学べばよいのか伝えたか
  • 困ったときに相談できる案内があったか
  • 受講後の変化を確認したか
  • 次のサービスを自然に案内したか

生徒さんは、 良い講座だったと思っていても、 次に何を受ければいいのかわからないことがあります。

その場合、 リピートしない理由は不満ではなく、 「次がわからなかった」 だけかもしれません。

ケース4.紹介が起こらない

「良い内容を提供しているのに、 どうして誰も紹介してくれないのだろう」 と感じることもあります。

ですが、 紹介には、 内容の満足度だけではなく、 安心感も関係します。

紹介する人は、 自分の大切な友人や知人をあなたにつなぎます。

そのため、 「安心して任せられる先生か」 という点も見ています。

そこで、 次のように振り返れます。

  • 返信は丁寧だったか
  • 約束したことを守っていたか
  • 相手の意見を否定しすぎていなかったか
  • 問題が起きたときに人のせいにしていなかったか
  • 紹介したくなるほど安心できる対応だったか

口コミや紹介が起こらないときは、 「紹介してください」 とお願いする前に、 「紹介したくなる先生になれているか」 を確認することも大切です。

やってはいけない振り返り方

振り返りは大切ですが、 やり方を間違えると、 逆に苦しくなります。

「全部私が悪い」で終わる

これは振り返りではありません。

ただ自分を責めているだけです。

「私が悪い」 ではなく、 「次に変えられる行動は何か」 まで考えることが大切です。

相手の悪いところだけを書き出す

相手側に問題があったとしても、 相手を分析して終わってしまうと、 自分の仕事は改善されません。

相手の問題は相手の問題として分けたうえで、 自分側でできる対策を考えます。

一度に全部直そうとする

改善点がたくさん見つかると、 全部変えたくなるかもしれません。

ですが、 一気に変えると続かなくなります。

まず一つだけ変えることをおすすめします。

結果が出なかったらすぐに諦める

一度変えただけで、 すぐに売上や反応が変わるとは限りません。

何度か試してから判断することも必要です。

改善を続ける先生に仕事が回ってくる理由

仕事が回ってくる先生には、 知識や技術以外にも共通点があります。

それは、 「問題が起きたときに話ができる」 という安心感です。

何かあったときに、 毎回誰かのせいにする先生は、 周囲から見ると少し頼みにくくなります。

なぜなら、 トラブルが起きたときに、 一緒に解決できるか不安だからです。

反対に、 「そこは私の説明も見直します」 「次回はこう変えてみます」 と言える先生は、 周囲からも信頼されやすくなります。

これは、 自分が悪いと認め続けることではありません。

問題を解決しようとする姿勢を見せることです。

一緒に仕事をする側からすると、 完璧な人よりも、 何かあったときにきちんと対応できる人のほうが安心できます。

その安心感が、 次の依頼につながります。

「この先生なら任せられる」 「この先生なら紹介しても大丈夫」 という信頼につながります。

口コミや紹介は、 表面的なテクニックだけで増えるものではありません。

日頃の対応や、 問題が起きたときの姿勢が、 少しずつ信頼として積み上がっていきます。

同じ失敗を減らすためのチェックリスト

何か問題が起きたときは、 次の項目を確認してみてください。

  • 事実と感情を分けて考えたか
  • 相手を責めるだけで終わっていないか
  • 自分を責めるだけで終わっていないか
  • 自分では変えられないことを分けたか
  • 自分で変えられることを一つ以上見つけたか
  • 次回変えることを具体的に決めたか
  • 「気をつける」だけで終わっていないか
  • 必要なら案内文やルールを変更したか
  • 次回どうなったか確認できるようにしたか

すべて完璧にできなくても大丈夫です。

一つずつ、 自分で改善できることを増やしていけば十分です。

今日からできる実践

今日やってほしいことは、 最近うまくいかなかった出来事を一つだけ振り返ることです。

集客でも、 生徒さんとのやり取りでも、 SNSの反応でも構いません。

次の文章をコピーして、 そのまま埋めてみてください。

【起きたこと】
実際に何が起きた?

【感じたこと】
そのとき私は何を感じた?

【変えられないこと】
自分では変えられないことは何?

【変えられること】
自分で変えられることは何?

【次回変えること】
次回、一つだけ変えるなら何?

【確認すること】
次は何を見れば、改善したかわかる?

ここで大切なのは、 「正しい答えを書こう」 としないことです。

今の自分が思いつく範囲で構いません。

一度書くだけでも、 頭の中で考えているより整理しやすくなります。

もし書いてみても、 「結局どこを変えればいいかわからない」 「自分の問題なのか、相手の問題なのかわからない」 と感じたら、 その内容をそのままLINEで送ってください。

状況を整理しながら、 自分で変えられる部分を一緒に見つけることもできます。

LINEで振り返り内容を相談する

まとめ

他責思考を減らすためには、 「相手のせいにしないようにしよう」 と我慢するだけでは十分ではありません。

大切なのは、 問題が起きたときに、 振り返る手順を持っておくことです。

まず、 事実と感情を分ける。

次に、 自分では変えられないことと、 自分で変えられることを分ける。

そして、 次回変えることを一つだけ決める。

この流れができるようになると、 失敗やクレームが起きても、 誰かを責め続ける必要がなくなります。

同時に、 「全部自分が悪い」 と自分を責め続ける必要もなくなります。

問題を、 人格ではなく行動の問題として見られるようになるからです。

仕事が長く続く先生は、 最初から完璧な人ではありません。

うまくいかなかったときに、 少しずつ改善を続けられる人です。

その姿勢は、 生徒さんにも、 一緒に仕事をする人にも伝わります。

「この先生は話ができる」 「何かあっても誠実に対応してくれる」 「安心して紹介できる」

そう思ってもらえる先生になるほど、 仕事は一度きりではなく、 次の依頼や口コミ、紹介へとつながりやすくなります。

他責思考を手放すというのは、 自分を責めることではありません。

自分で仕事を良くしていける力を取り戻すことです。

今日から、 何かうまくいかなかったときには、 「誰が悪かったのか」 ではなく、 「次は何を一つ変えようか」 と考えてみてください。

その小さな振り返りが、 長く選ばれるスピ系講師になるための大きな土台になります。

次回のDay4では、 この振り返りをさらに仕事の成果につなげるために、 「何を改善すれば売上・口コミ・紹介につながりやすいのか」 を具体的に整理していきます。

「何を直せばいいのか」がわからない方へ

振り返りをしても、 自分一人では改善点が見つからないことがあります。

特に、 長く続けている講座やセッションほど、 自分にとっては当たり前になっているため、 初めてのお客様がどこで迷うのか、 どこで不安になるのかに気づきにくくなります。

また、 自分では 「十分説明している」 と思っていても、 相手から見ると情報が足りないこともあります。

反対に、 本当は相手側の問題まで 自分の責任だと思い込んでしまっている場合もあります。

大切なのは、 何でも自分のせいにすることではありません。

自分で変えられる部分と、 変えなくてよい部分を分けることです。

「仕事が増えない」 「リピートが少ない」 「口コミや紹介が起こらない」 「同じようなトラブルが繰り返される」 と感じている場合は、 一度、今の状況を整理してみると見えることがあります。

LINEでは、 今の活動状況や困っていることを聞きながら、 どこを変えるとよいのか一緒に整理する相談も受け付けています。

LINEで相談する

よくある質問

毎回振り返りをしないといけませんか?

すべての出来事を細かく振り返る必要はありません。

売上が大きく下がったとき、 クレームがあったとき、 同じ問題が何度も起きたときなど、 「これは次に生かしたい」 と思う出来事だけでも十分です。

振り返ると自分を責めてしまいます。どうしたらいいですか?

「私は悪かった」 という考え方ではなく、 「次回変えられる行動は何か」 という形で考えてみてください。

人格ではなく、 行動や仕組みを見直すことがポイントです。

明らかに相手側に問題がある場合も振り返る必要がありますか?

相手側に問題があることまで、 自分の責任にする必要はありません。

ただし、 今後似たような問題を減らすために、 事前説明やルール、断り方など、 自分側でできる対策がないか確認することはできます。

改善点が多すぎる場合はどうすればいいですか?

一度にすべて変えようとしなくて大丈夫です。

まず、 一番影響が大きそうなもの、 または一番簡単にできるものを一つだけ選んでください。

振り返りをしても売上が増えない場合はどうすればいいですか?

一度の改善ですぐに結果が変わるとは限りません。

発信、 商品内容、 申し込み導線、 生徒さんへのフォローなど、 一つずつ確認しながら改善を続けることが大切です。

口コミや紹介がないのも他責思考と関係がありますか?

必ず他責思考が原因というわけではありません。

ただし、 問題が起きたときに他人のせいにすることが多いと、 周囲から 「安心して紹介しにくい」 と感じられる可能性はあります。

内容の良さだけでなく、 対応の安心感や誠実さも、 紹介につながる大切な要素です。

自分の改善点がどうしても見つからない場合はどうすればいいですか?

第三者に状況を説明してみると、 自分では気づかなかった部分が見つかることがあります。

自分にとって当たり前になっていることほど、 外から見てもらうことで改善点が見えやすくなります。

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