
目標に向かって進めているかを確認する方法|スピ系講師のための見直しと改善
はじめに
Day1では、なぜ自分自身にも目標設定が必要なのか。
Day2では、自分に合った目標をどう決めるのか。
Day3では、決めた目標を実際の行動にどう変えるのかをお伝えしました。
ここまで進むと、
「目標も決めた」
「やることも決めた」
「実際に少しずつ動いている」
という状態になっているかもしれません。
でも、ここでもう一つ大切なことがあります。
それが、 今の行動で本当に目標に近づいているのかを確認すること です。
目標を決めて行動しているからといって、必ずそのやり方が合っているとは限りません。
たとえば、 毎週一生懸命SNSを投稿している。
でも、相談依頼は増えていない。
新しい講座を作っている。
でも、誰に届けたいのかが曖昧なまま。
セッション数を増やして売上を上げた。
でも、疲れすぎて続けられそうにない。
こうしたことは十分に起こります。
そこでDay4では、
「頑張っているか」ではなく「進んでいるか」を確認する方法 を整理していきます。
そして、もし思うように進んでいなかったとしても、 自分を責めるのではなく、やり方を見直せるようになることが今日の目的です。
目次
「頑張っている」と「進んでいる」は違う
これは少し耳が痛い話かもしれません。
でも、とても大切なことです。
頑張っていることと、目標に近づいていることは同じではありません。
たとえば、
「集客を安定させたい」
という目標を立てたとします。
そこで毎日SNSに投稿している。
かなり頑張っています。
でも、3か月続けても相談依頼がほとんど増えていないとしたら、何かを見直す必要があります。
投稿回数が足りないのかもしれません。
発信内容が、相談につながる内容になっていないのかもしれません。
そもそも誰向けの発信なのかがわかりにくいのかもしれません。
LINEや相談ページへの案内が少ないのかもしれません。
このとき、
「もっと頑張らなきゃ」
と投稿回数だけ増やすと、さらに疲れてしまう可能性があります。
大切なのは、
「私はちゃんと頑張っている?」ではなく、「この行動は目標につながっている?」と確認すること です。
まず何を確認すればいいのか
目標に向かって進めているかを見るときは、難しい分析をする必要はありません。
まずは、次の3つを確認してください。
- 何を目標にしていたか
- そのために何をしたか
- その結果、何が変わったか
たとえば、
目標:
3か月後までに毎月3件の相談依頼が入る状態を作る。
行動:
- 週2回発信した
- プロフィールを見直した
- 記事の最後にLINE案内を入れた
結果:
- LINE登録が月5件増えた
- 相談依頼が1件入った
- プロフィール閲覧が増えた
このように見ると、
「まったく進んでいない」
のではなく、
「相談3件にはまだ届いていないけれど、LINE登録は増えている」
とわかります。
すると次に、
「LINE登録後の案内を見直してみよう」
と考えられます。
これが改善です。
数字で見たほうがいいこと
スピ系の仕事をしていると、 感覚や直感を大切にしている方も多いと思います。
もちろん、それは大切です。
でも、仕事として活動しているなら、 数字を見ることも、自分の活動を守るために役立ちます。
数字というと難しく感じるかもしれませんが、見るものは多くなくて構いません。
たとえば集客が目標なら、
- 問い合わせ件数
- LINE登録数
- 相談申込数
- 講座申込数
このくらいでも十分です。
売上を安定させたいなら、
- 月の売上
- 申込人数
- 平均の申込金額
- 継続してくれた人数
などを見ると、どこを変えるとよいかが見えやすくなります。
発信を続けたいなら、
- 投稿回数
- LINEへの反応数
- 問い合わせにつながった投稿
などを見ます。
ここで大切なのは、
数字を自分の価値を決めるものにしないこと です。
問い合わせが0件だったから、自分に価値がない。
売上が少なかったから、自分は講師としてダメ。
そういう意味ではありません。
数字は、
「今のやり方で何が起きているか」
を教えてくれる情報です。
感情ではなく、今の状況を見るために使ってください。
数字だけではわからないことも確認する
一方で、数字だけ見ればいいわけでもありません。
自分がどんな気持ちで活動しているかも確認してください。
たとえば、
目標だった月商50万円を達成した。
でも、
- 毎日休めない
- ずっと疲れている
- 受講生への対応が苦しくなっている
- 家族との時間がほとんどない
- 仕事を楽しいと思えない
という状態なら、一度見直したほうがいいでしょう。
Day2でお伝えしたように、 目標は売上だけではありません。
仕事。
お金。
時間。
自分の気持ち。
これら全部が関係しています。
だから、振り返るときも、
- 数字はどうだったか
- 時間はどうだったか
- 無理をしていなかったか
- 自分が望んでいた働き方に近づいているか
を見てみてください。
数字は良くても、自分が望む人生から離れているなら、そのやり方は見直す必要があります。
週1回の見直しで十分
毎日細かく結果を確認すると、逆に苦しくなることがあります。
今日投稿した。
でも、申し込みが来ない。
昨日LINEで案内した。
でも、反応がない。
そこで、
「やっぱり私には無理なのかな」
と判断してしまう。
でも、1日や2日で判断できないことはたくさんあります。
そこでおすすめなのは、 週に1回、短い振り返り時間を作ること です。
たとえば、毎週金曜日に15分だけ確認します。
見ることは、この4つで十分です。
- 今週やると決めたことは何だったか
- 実際に何ができたか
- どんな反応や変化があったか
- 来週は何を変えるか
たとえば、
「週2回投稿する予定だったけれど、1回しかできなかった」
とします。
そこで、
「私はダメ」
と考える必要はありません。
なぜ1回しかできなかったのかを見ます。
1記事に2時間かかっていた。
テーマをその日に考えていた。
受講生対応の時間と重なっていた。
そうであれば、
「来週はテーマを先に決める」
「文章を短くする」
「書く曜日を変える」
という改善ができます。
振り返りは、 反省会ではなく、次をやりやすくするための時間 です。
うまくいっていないときに見る3つのポイント
行動しているのに思うような結果が出ないときは、次の3つを確認してみてください。
1.そもそも行動量が足りているか
一度投稿して反応がなかった。
一度案内して申し込みがなかった。
一度講座を募集して満席にならなかった。
それだけで、
「この方法はダメ」
と判断するのは早い場合があります。
単純に回数が少ないこともあるからです。
まずは、
「私は十分な回数やってみた?」
と確認してください。
2.やっていることが目標につながっているか
忙しく動いていても、目標に関係のないことに時間を使っている場合があります。
たとえば相談依頼を増やしたいのに、
- ロゴを何度も直す
- SNSの色を変える
- 新しい資格を探し続ける
- プロフィール写真ばかり気にする
ということに多くの時間を使っているかもしれません。
もちろん必要なこともあります。
でも、
「これをやることで本当に相談依頼が増えるの?」
と一度考えてみてください。
目標に直結する行動を優先することが大切です。
3.やり方が自分に合っているか
周りがInstagramをやっているから、自分も毎日Instagramをやる。
周りが動画を出しているから、自分も動画を始める。
周りが毎日ライブ配信しているから、自分もやる。
でも、自分には合っていない。
それでは続きません。
文章を書くほうが得意なら、ブログやメルマガを中心にしてもいいでしょう。
人と話すほうが得意なら、ライブや相談会のほうが向いているかもしれません。
一つの正解に合わせるのではなく、
自分が続けられて、結果にもつながる方法 を探すことが大切です。
目標ではなく、やり方を変える
うまくいかないと、
「この目標は無理なのかな」
と思うことがあります。
でも、すぐに目標を諦める必要はありません。
先に変えてほしいのは、 やり方 です。
たとえば、
「3か月後までに毎月3件相談依頼が入る状態を作る」
という目標があったとします。
1か月目。
SNSを週2回投稿したけれど、相談は0件だった。
ここで、
「やっぱり無理」
とやめるのではなく、
- 投稿内容を変える
- 相談できる内容をもっと具体的に書く
- LINEへの案内を増やす
- 過去の受講生の声を紹介する
など、方法を変えてみます。
目標はそのままでも、そこへ行く道は一つではありません。
大切なのは、
「できない」と自分を否定するのではなく、「別のやり方を試そう」と考えること です。
やらないことを決めるのも改善
改善というと、
「もっと何かを増やさなければ」
と思う人もいます。
でも、ときには減らすほうが大切です。
たとえば、
- 反応がほとんどないSNSを毎日更新している
- 誰も読んでいない資料を毎回作り込んでいる
- 必要以上に無料相談を受けて疲れている
- 何となく続けている作業が多い
ということはありませんか?
何か新しいことを始めるなら、 何かを減らさなければ時間は足りなくなります。
だから、
「来週は何をやる?」
だけではなく、
「何をやめる?」
も考えてみてください。
時間を使っているのに目標につながっていないことを一つやめる。
それだけでも、目標のために使える時間が増えます。
スピ系講師の見直し事例
事例1:毎日投稿しているのに相談が増えない
Aさんは、
「毎月3件の相談依頼を安定させたい」
という目標を立てました。
そこで1か月間、ほぼ毎日SNSに投稿しました。
かなり頑張っています。
でも、相談は0件でした。
最初は、
「私には発信が向いていない」
と思いました。
しかし内容を振り返ってみると、投稿の多くが日常の話や気づきで、
「この人に何を相談できるのか」
がわかりにくい状態でした。
そこで、
- どんな悩みの人をサポートしているかを書く
- セッションでどんなことをするか伝える
- 受講生の変化を紹介する
- 週に1回はLINE相談への案内をする
という形に変えました。
投稿回数をさらに増やしたのではありません。
むしろ投稿数は減らし、内容を目標に近づけました。
ここで大切なのは、
「投稿を頑張る」ではなく、「相談につながる発信をする」へ変えたこと です。
事例2:売上は増えたのに疲れすぎてしまった
Bさんは、
「月商50万円を安定させたい」
という目標を立てました。
個別セッションの募集を増やし、実際に売上は伸びました。
ところが、
1日に何件もセッションを入れるようになり、 受講生への返信も増え、 休日も仕事をするようになりました。
数字だけ見れば、目標に近づいています。
でも、本人が本当に望んでいたのは、
「安定した収入を得ながら、家族との時間も大切にできる働き方」
でした。
そこで、
- 個別セッション数に上限を決める
- 少人数講座を作る
- 返信する時間を決める
- 週1日は完全に休む
という形に見直しました。
ここでは、売上だけではなく、 働き方も含めて目標を見直したこと がポイントです。
目標見直しチェックリスト
今の自分の活動を、次の項目で確認してみてください。
- 今の目標を一文で言える
- 今週、目標のために何をしたか言える
- 行動した結果を確認している
- 問い合わせ数や申込数など、必要な数字を見ている
- 数字だけではなく自分の疲れや気持ちも確認している
- うまくいかなくても、すぐに自分を責めていない
- 結果が出ないときは、やり方を見直している
- 目標につながらない作業を減らしている
- 自分に合った方法を選べている
- 週1回程度、振り返る時間を取っている
全部できていなくても大丈夫です。
まず一つ、
「ここを変えてみよう」
と思えるものを選んでください。
今日の実践ワーク
今日は、自分が今取り組んでいる目標を見直してみましょう。
ステップ1:今の目標を書く
まず、現在の目標を一文で書きます。
たとえば、
「3か月後までに、毎月3件の相談依頼が入る状態を作る。」
といった形です。
ステップ2:この1週間にしたことを書く
次に、その目標のために何をしたかを書きます。
たとえば、
- 2回発信した
- プロフィールを書き直した
- LINE案内を1回入れた
などです。
ステップ3:起きた変化を書く
次に、
「その結果、何が変わった?」
と確認します。
たとえば、
- LINE登録が2件あった
- 相談はまだ0件だった
- 発信への返信が1件あった
という形です。
ステップ4:続けることを一つ決める
うまくいったことや、続けたいことを一つ決めます。
たとえば、
「週2回の発信は続ける。」
という形です。
ステップ5:変えることを一つ決める
次に、来週変えることを一つ決めます。
たとえば、
「発信の最後に毎回LINE相談の案内を入れてみる。」
とします。
ステップ6:やめることを一つ考える
最後に、
「今やっているけれど、目標につながっていないことはない?」
と考えてみてください。
たとえば、
「毎日SNSのデザインを作り直すのをやめる。」
ということかもしれません。
最終的には、
「私は3か月後までに毎月3件の相談依頼が入る状態を目指しています。今週は2回発信し、LINE登録が2件ありました。来週も発信は続け、すべての投稿に相談案内を入れてみます。その代わり、投稿デザインを何度も直すことはやめます。」
という形にしてみてください。
このように、
続けること。
変えること。
やめること。
この3つを決めると、改善がとてもシンプルになります。
まとめ・要約
目標を決めて行動を始めたら、そのまま走り続けるだけではなく、定期的に進み具合を確認することが大切です。
ここで大事なのは、 「頑張っているか」ではなく「目標に近づいているか」を見ること です。
たくさん行動していても、目標につながっていなければ、やり方を変える必要があります。
反対に、まだ目標達成には届いていなくても、LINE登録が増えた、問い合わせが増えた、行動を続けられるようになったなど、途中の変化が起きていることもあります。
そのため、振り返るときは、
- 何を目標にしていたか
- 何をしたか
- 何が変わったか
- 次に何を変えるか
を確認してください。
また、数字を見ることも大切です。
問い合わせ数、LINE登録数、相談申込数、売上などは、今のやり方がどう働いているかを知るための情報になります。
ただし、数字だけで自分を判断しないでください。
売上は増えていても、毎日疲れ切っているなら、働き方を見直す必要があります。
目標設定は、自分を苦しめるためにするものではありません。
自分が望む方向へ進むためにするもの です。
そして、思うような結果が出ないときも、
「私はダメ」
ではなく、
「やり方を変えてみよう」
と考えてみてください。
目標は同じでも、そこに向かう道は一つではありません。
続けることを一つ。
変えることを一つ。
やめることを一つ。
この3つを決めるだけでも、次の行動はかなりわかりやすくなります。
次回は「目標設定を一時的なものにせず、自分の活動に定着させる方法」をお伝えします
ここまでで、
目標を決める。
行動に変える。
結果を見直す。
という流れができてきました。
でも、本当に大切なのは、 これを一度だけやって終わらせないことです。
年の初めだけ目標を決める。
講座を受けたときだけやる気になる。
何か問題が起きたときだけ自分を見直す。
それでは、しばらくするとまた元の状態に戻ってしまいます。
Day5では、
目標設定を自分の活動の中に定着させ、長く使える形にする方法 をお伝えします。
そして最後に、
「受講生には目標を促しているのに、自分自身はできていなかった」
という状態から、
「私自身も、自分の未来を決めて動いている」
という状態へ変えていきます。
もし今、
「自分では何を見直せばいいのかわからない」
「いろいろやっているのに、どこが問題なのかわからない」
「売上と自分らしい働き方をどう両立すればいいのかわからない」
という状態なら、LINEからご相談ください。
今の活動、目標、行動を整理しながら、 どこを続けて、どこを変えるとよいのか一緒に考えていきます。
よくある質問
どのくらいの頻度で目標を見直せばいいですか?
日々の行動については、週に1回程度確認すると続けやすくなります。 大きな目標そのものについては、毎週変更する必要はありません。 1か月や3か月など、ある程度まとまった期間で見直すとよいでしょう。
結果が出ていないと、数字を見るのが怖くなります。
数字を見ると、自分を評価されているように感じることがあります。 でも、数字はあなたの価値を決めるものではありません。 今のやり方で何が起きているのかを確認するための情報です。 「良い・悪い」ではなく、「次に何を変えるか」を考えるために使ってみてください。
思うような結果が出ない場合、どのくらい続けてからやり方を変えればいいですか?
内容によって変わりますが、一度やっただけで判断しないことが大切です。 発信や案内などは、ある程度回数を重ねてから反応を見る必要があります。 そのうえで、問い合わせ数や反応の変化を確認し、必要に応じて内容や方法を変えてみてください。
目標そのものを変えたほうがいい場合もありますか?
あります。 実際に行動してみて、「これは本当に自分が望んでいたことではなかった」と気づくこともあります。 その場合は、目標を修正して構いません。 ただし、結果がすぐに出ないからという理由だけで毎回目標を変えると、積み重ねができなくなるので注意してください。
数字が伸びていれば、そのまま続ければいいですか?
数字だけではなく、自分の時間や気持ちも確認してください。 売上が増えていても、休めない、疲れ切っている、家族との時間がなくなったという状態なら、働き方の見直しが必要です。 自分が本当に望んでいた状態に近づいているかまで確認することが大切です。
スピ系講師が数字を見ると、現実的すぎる気がします。
感覚や直感を大切にすることと、数字を確認することは両立できます。 自分の感覚は方向を考える助けになり、数字は今起きていることを確認する助けになります。 どちらかを否定するのではなく、両方を使うことで判断しやすくなります。
毎週振り返ると、自分のできなかったことばかり気になります。
振り返るときは、「できなかったこと」だけではなく「できたこと」も必ず書いてください。 そして、できなかった理由を自分への批判に使うのではなく、「次はどう変えたらできそうか」を考える材料にしてください。 振り返りは自分を責める時間ではありません。
何をやめればいいのかわかりません。
まず、時間を使っていることをいくつか書き出してみてください。 そのうえで、「これは今の目標にどのくらいつながっている?」と考えます。 ほとんどつながっておらず、時間だけを使っているものがあれば、回数を減らすか、一度やめてみる候補になります。
受講生には改善を勧められるのに、自分のことになると失敗した気持ちになります。
自分の目標では、結果が自分自身の評価に感じやすいためです。 でも、改善が必要だとわかったこと自体が前進です。 受講生に「やってみて、違ったら変えればいい」と伝えているなら、その考え方を自分自身にも使ってみてください。
目標に向かっているのか、自分では判断できない場合はどうすればいいですか?
まず、目標、行動、結果の3つを紙に書いて並べてみてください。 それでもわからない場合は、第三者に整理してもらうのも一つの方法です。 自分の活動は距離が近すぎて、何を変えるべきか見えにくくなることがあります。