
信頼されるスピ系講師になるためのセッション振り返りと改善方法
はじめに
Day1では、ヒーラーや霊能者が、相手の許可なく勝手に視ることが、なぜマナー違反になるのかを考えました。
Day2では、相手を視る前に許可を取り、相談の範囲を決める方法をお伝えしました。
Day3では、セッション中に余分なことを視ないための具体的な進め方を解説しました。
ここまで読んで、「自分はきちんと気をつけているから大丈夫」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、相手を尊重する姿勢は、一度決めれば終わりではありません。
相談者の反応、セッション中の自分の言葉、範囲の広げ方、終了後の関わり方を定期的に振り返る必要があります。
本人は親切のつもりでも、相談者には踏み込まれたように感じられる場合があります。
本人は必要な説明だと思っていても、相談者には怖い言葉や決めつけとして受け取られることがあります。
また、相談者がその場では笑顔で帰ったとしても、本当に安心していたとは限りません。
能力を使う仕事では、相談者が驚いたり、言葉を失ったりすることがあります。
その反応を「当たっていたから驚いた」と決めつけず、「不快だった可能性はないか」「聞く準備ができていなかったのではないか」と考える視点が大切です。
Day4では、信頼されるスピ系講師として活動を続けるために、セッションをどのように振り返り、改善すればよいかを具体的に解説します。
目次
なぜセッション後の振り返りが必要なのか
スピ系講師、ヒーラー、霊能者の仕事は、目に見えない感覚や受け取った印象を扱うことがあります。
そのため、自分の判断が正しかったのかを、客観的に確認しにくい面があります。
「強く視えたから伝えた」
「相手のためになると思った」
「守護する存在から伝えるように感じた」
このような理由があったとしても、相手が望んでいない内容を伝えてよい理由にはなりません。
大切なのは、自分が何を感じたかだけではなく、その伝え方によって相談者がどう感じたかです。
セッションを振り返ることで、次のことに気づけます。
- 相談内容から外れたことを伝えていなかったか
- 許可を取る前に内容を話していなかったか
- 相談者が断りにくい言い方をしていなかったか
- 感じたことを事実のように断定していなかったか
- 不安をあおる言葉を使っていなかったか
- 相談者自身の考えや行動を大切にできていたか
- セッション後も余分に関わっていなかったか
振り返りは、自分を責めるために行うものではありません。
相談者をより安全に支え、自分自身の信用を守るために行います。
小さな違和感をそのままにせず、次のセッションで変えることが、長く信頼される活動につながります。
当たったかどうかだけで評価しない
セッションの振り返りで、最も注意したいことがあります。
それは、「当たっていたからよいセッションだった」と考えないことです。
能力者が伝えた内容が、相談者の状況と合っていたとしても、許可なく内面へ踏み込んでいれば、相談者を傷つけることがあります。
たとえば、相談者が仕事について聞いているのに、家族の秘密や過去の心の傷を突然言われたとします。
その内容が当たっていたとしても、相談者は次のように感じるかもしれません。
- 頼んでいないことまで勝手に視られた
- どこまで知られているのかわからず怖い
- 秘密を握られたようで不安になった
- この人には何も話せない
- ほかの人にも話されるのではないか
当たることと、信頼されることは同じではありません。
セッションの良し悪しは、次の点も含めて考える必要があります。
- 相談者の許可を守れたか
- 相談者が安心して話せたか
- 相談者の気持ちを尊重できたか
- 必要な範囲にとどめられたか
- 相談者が自分で考えられるよう支えたか
- 現実の行動につなげられたか
能力の正しさを証明することより、相談者が安心して自分の人生を考えられることのほうが大切です。
振り返りで確認したい5つの視点
セッション後は、次の5つの視点から振り返ります。
1.許可を確認できていたか
最初に「視てもよいですか」と聞くだけではなく、何について、誰について、どこまで視るのかを確認できていたかを振り返ります。
途中で相談内容が広がった場合、あらためて許可を取ったかも確認してください。
次のような場面がなかったかを思い出します。
- 相手の返事を待たずに話し始めた
- うなずきを許可だと決めつけた
- 驚いて黙った相手に、そのまま話し続けた
- 「重要だから」と考えて許可を省いた
- 相談者以外の人を詳しく視た
一つでも思い当たる場合は、次回から使う確認の言葉を決めておきましょう。
2.必要な範囲を守れたか
相談に必要な内容だけを扱い、自分の興味で情報を追わなかったかを確認します。
セッション中に別の情報を感じた場合、その情報が本当に必要だったのかを振り返ってください。
「視えたから」
「気になったから」
「もっと詳しく知りたかったから」
こうした理由だけで範囲を広げていた場合は、余分に視ていた可能性があります。
必要な範囲を守るとは、情報を少なくすることではありません。
相談者の目的に合う情報を選ぶことです。
3.伝え方が強すぎなかったか
同じ内容でも、言葉の選び方によって受け取り方は変わります。
次のような言葉を使っていなかったか確認してください。
- 絶対にそうです
- 間違いありません
- このままだと不幸になります
- 今すぐ行動しないと手遅れです
- あなたには悪いものがついています
- 私の言う通りにしたほうがよいです
このような言葉は、相談者の判断を狭くし、不安を強めることがあります。
「私はそのように感じます」
「一つの可能性としてお聞きください」
「現実に確認できることも合わせて考えましょう」
このような言い方に変えることで、相談者が自分で考えられる余地を残せます。
4.相談者の反応を確認できていたか
自分が話すことに集中しすぎると、相談者の表情や返事の変化を見落とします。
相談者が急に黙った、表情が固くなった、話題を変えようとした場合は、何らかの負担を感じている可能性があります。
その場で次のように確認できたかを振り返ります。
ここまでのお話で、不安になったことはありませんか。
この内容は、このまま続けても大丈夫でしょうか。
今のお話は、聞きたかった内容と合っていますか。
相談者の反応を確認することは、話を止めることではありません。
相手のペースに合わせるために必要な行動です。
5.相談者を自分に依存させていなかったか
セッションの終わりに、相談者が「先生に聞かなければ何も決められない」と感じる状態になっていないかを確認します。
次のような伝え方をしていなかったか振り返ってください。
- 定期的に視ないと悪いことが起きると伝えた
- 自分だけが相談者の本当の状態を理解できると言った
- ほかの人に相談しないように伝えた
- 大きな判断を自分の言葉だけで決めさせた
- 不安を残したまま次回予約へ誘導した
信頼される講師は、相談者を自分から離れられなくする人ではありません。
相談者が自分で考え、必要なときだけ相談できる関係を作る人です。
相談者の反応から読み取れる注意のサイン
相談者は、不快に感じても、その場でははっきり言えないことがあります。
相手が講師を立てようとしたり、強い言葉に驚いて何も言えなくなったりすることもあります。
次のような反応があった場合は、話す内容や範囲を確認してください。
- 急に返事が短くなる
- 笑っているが表情が固い
- 何度も「そうなんですね」とだけ答える
- 視線を合わせなくなる
- 話題を変えようとする
- 「そこまでは聞いていません」と言う
- 「怖いです」と言う
- 帰る時間を何度も確認する
- セッション後に連絡が途絶える
もちろん、これらの反応だけで不快だったと決めつけることはできません。
しかし、確認するきっかけにはなります。
セッション中であれば、次のように声をかけます。
少し情報が多くなったかもしれません。ここで一度止めましょうか。
今のお話は、ご希望されていた範囲を越えていませんか。
聞きたくない内容であれば、ここから先は扱いません。
相手の反応を、自分の能力が当たった証拠として利用しないことが大切です。
相談者が驚いたときほど、安心できているかを確認してください。
自分の言葉と行動を見直す方法
セッション後は、記憶が新しいうちに短い振り返りを行います。
長い反省文を書く必要はありません。
5分ほどで、次の質問に答えてください。
- 今日の相談目的は何だったか
- 依頼された範囲を守れたか
- 途中で範囲を広げた場面はあったか
- 範囲を広げる前に許可を取ったか
- 強い言い方や断定をしなかったか
- 相談者が不安そうにした場面はあったか
- 相談者自身の行動を一緒に考えたか
- 次回一つ変えるなら何か
特に大切なのは、最後の「次回一つ変えるなら何か」です。
一度にすべてを直そうとすると、続かなくなることがあります。
たとえば、次のような小さな改善を一つ選びます。
- 相談開始時に目的を聞く
- 第三者について視る前に確認する
- 断定する言葉を使わない
- セッション途中で一度、気持ちを確認する
- 終了時に現実の行動を一つ決める
- セッション後に勝手に続きを視ない
改善点を一つにしぼると、次のセッションで実行しやすくなります。
相談者から感想を聞くときの質問
自分だけで振り返ると、気づけないことがあります。
そのため、相談者に短い感想を聞くことも役立ちます。
ただし、「当たっていましたか」とだけ聞くのはおすすめしません。
当たったかどうかだけに注目すると、安心感、伝え方、許可の確認などが見えにくくなるからです。
次のような質問を使ってください。
- 安心して相談できましたか
- 話しにくいと感じた場面はありましたか
- 聞きたくない内容まで話されたと感じませんでしたか
- 説明が強すぎると感じた言葉はありましたか
- 自分の気持ちを尊重してもらえたと感じましたか
- 相談後に、自分でできそうなことが見つかりましたか
- 改善してほしいことがあれば教えてください
回答しやすいように、簡単な選択式と自由記入を組み合わせる方法もあります。
たとえば、次のように案内できます。
今後の改善のため、差し支えない範囲でご感想をお聞かせください。安心して話せたか、説明が強すぎなかったか、希望していない内容まで触れられなかったかを教えていただけると助かります。
感想をお願いするときは、高い評価を求める雰囲気を作らないことも大切です。
低い評価や厳しい意見があった場合も、すぐに言い返さず、まず内容を受け止めます。
記録を使って改善する方法
セッションごとの記録を残すと、自分のくせや繰り返している問題に気づきやすくなります。
ただし、相談者の個人情報や詳しい相談内容を必要以上に残す必要はありません。
改善のための記録には、次のような項目があれば十分です。
- 実施日
- 相談の主な分野
- 最初に範囲を確認できたか
- 途中で追加の許可を取った回数
- 相談者が不安そうにした場面
- 断定的な言い方をしたか
- 終了時に行動を整理できたか
- 相談者からの感想
- 次回の改善点
記録を続けると、たとえば次のような傾向が見えてきます。
- 恋愛相談では第三者を深く視すぎる
- 相談時間が短いと説明が強くなる
- 親しい相談者には許可の確認を省きやすい
- 不安の強い相談者に答えを出しすぎる
- 時間を延長すると余分な話をしやすい
このような傾向がわかれば、対策を決められます。
たとえば、「恋愛相談では最初に第三者の秘密は扱わないと説明する」「終了10分前にまとめへ入る」といった具体的な改善ができます。
改善のために確認したい数字
セッションの改善では、感覚だけでなく、簡単な数字を確認する方法もあります。
売上や予約数だけではなく、相談者が安心して利用できたかを知る数字を見てください。
たとえば、次の項目があります。
- 相談後の満足度
- 安心して話せたと答えた人の割合
- 希望していない内容まで触れられたと感じた人の数
- 説明が強すぎたと答えた人の数
- 相談後に行動が明確になった人の割合
- 苦情や不安の連絡があった件数
- 同じ内容で短期間に何度も相談する人の数
同じ内容で何度も相談する人が多い場合、相談者が安心できていないか、講師の答えに頼りすぎている可能性があります。
もちろん、繰り返し相談すること自体が悪いわけではありません。
ただし、「先生に聞かないと不安」「毎回視てもらわないと決められない」という状態になっていないかを確認する必要があります。
数字を見る目的は、相談者を評価することではありません。
自分のセッションが、安心と自立につながっているかを確認することです。
説明文や質問の仕方を比べる方法
セッション前の案内文や、許可を取る言葉がわかりにくい場合は、二つの言い方を比べて改善できます。
たとえば、次の二つを比べます。
説明文の例1
必要に応じて、こちらの判断で視えたことをお伝えします。
説明文の例2
ご相談いただいた内容に必要な範囲で視ていきます。別の内容を感じた場合は、詳しくお伝えする前に確認します。
例1は短いですが、講師側の判断だけで範囲が決まるように見えます。
例2は、相談者の許可を確認することが伝わります。
実際に使ったあと、相談者へ「どちらがわかりやすいか」「安心できるか」を聞いてみてもよいでしょう。
また、相談途中の質問も比べられます。
質問の例1
ご家族についても視えています。
質問の例2
今のご相談に関係して、ご家族のことにも少し触れる必要があるかもしれません。そこまで扱ってもよいですか。
例1は、すでに視たことを一方的に伝えています。
例2は、範囲を広げる前に相手へ確認しています。
比べるときは、予約数だけで判断しないでください。
相談者が内容を理解できたか、安心して選べたか、断りやすかったかを確認することが大切です。
問題に気づいたときの対応
振り返りの中で、「許可なく視てしまった」「言いすぎた」「相談者を怖がらせたかもしれない」と気づくことがあります。
そのときは、自分を正当化せず、問題を整理してください。
まず、次の点を確認します。
- 何をしたのか
- どの範囲を越えたのか
- 相談者はどのような反応をしたか
- 今からできる対応はあるか
- 同じことを防ぐために何を変えるか
謝る必要がある場合は、能力や善意を理由にせず、行動について伝えます。
先日のセッションで、ご相談いただいた範囲を越えてお話ししてしまいました。事前に確認せずにお伝えしたことで、ご不快な思いや不安を与えていたら申し訳ありません。今後は、範囲を広げる前に必ず確認します。
次のような言い訳は避けてください。
- あなたのためを思って言いました
- 視えてしまったので仕方がありません
- 高次の存在に言わされたのです
- 本当のことだから謝る必要はありません
- 気にするほうが悪いです
相手が不快だったかどうかと、自分の意図が良かったかどうかは別の問題です。
謝罪したあと、何度も連絡して返事を求めないことも大切です。
相手が距離を置きたい場合は、その意思を尊重してください。
2つの事例から学ぶ改善の考え方
事例1.仕事相談から家族の問題まで話してしまった
あるスピ系講師が、40代の女性から転職について相談を受けました。
セッション中、講師は相談者と母親との関係が気になり、許可を取らずに次のように伝えました。
あなたが仕事で自信を持てないのは、お母様から否定され続けたことが原因です。お母様もあなたに強く依存しています。
相談者は驚き、その場では何も言いませんでした。
しかし、セッション後の感想には、「転職のことを聞きたかったのに、家族のことまで勝手に決めつけられて怖かった」と書かれていました。
問題だった点
- 相談範囲を仕事から家族へ無断で広げた
- 母親の内面を断定した
- 相談者の驚きを同意と受け取った
- 相談者が望んだ転職相談から外れた
改善方法
講師は、家族関係が仕事の悩みに関係すると感じた時点で、次のように確認するべきでした。
自信の持ちにくさについて、ご家族との関係も少し影響している可能性を感じます。今回の相談で、そこまで触れてもよいですか。
相手が望まない場合は、家族については扱わず、転職の条件や仕事での経験を整理します。
この事例から学べるのは、内容が関係しているように感じても、勝手に範囲を広げてはいけないということです。
事例2.相談者を安心させるために断定を続けた
あるヒーラーが、交際相手から連絡が来ないと悩む女性の相談を受けました。
相談者が不安そうだったため、ヒーラーは安心させようとして次のように伝えました。
大丈夫です。彼はあなたを愛しています。必ず連絡が来ます。別れることはありません。
相談者はその場では安心しましたが、その後も連絡が来ず、何度もヒーラーへ相談するようになりました。
問題だった点
- 未来と相手の気持ちを断定した
- 相談者が現実を確認する機会を減らした
- 一時的な安心だけを優先した
- 相談者が繰り返し答えを求める状態になった
改善方法
次のように、感じたことと現実の確認を分けて伝えます。
私には、お相手の気持ちが完全に離れたようには感じません。ただし、実際の気持ちや今後の関係は、ご本人とのやり取りを通して確認する必要があります。あなたがいつまで待つのか、どのような関係を望むのかも一緒に整理しましょう。
この伝え方であれば、相談者を安心させるだけでなく、自分の希望と現実を考える方向へ進めます。
この事例から学べるのは、安心させることと、都合のよい未来を断定することは違うということです。
月に一度行いたい振り返り
毎回の短い振り返りに加えて、月に一度、活動全体を見直す時間を作りましょう。
次の項目を確認してください。
- 許可を取らずに範囲を広げた場面はなかったか
- 断定的な言葉を使いやすい相談分野は何か
- 相談者から不安や不満の声はなかったか
- 同じ内容で短期間に何度も相談する人が増えていないか
- 相談者自身の行動を整理できていたか
- 相談後に余分な連絡をしていなかったか
- 事例を本人の許可なく話していなかったか
- 自分の疲れや焦りが伝え方に影響していなかったか
自分が疲れていると、相談者の話を十分に聞けなかったり、早く答えを出そうとしたりすることがあります。
予約を詰めすぎると、確認の時間を省きやすくなる場合もあります。
そのため、技術や言葉だけでなく、働き方も見直してください。
たとえば、次のような改善があります。
- セッションの間に休憩を入れる
- 一日に受ける人数を減らす
- 終了10分前にまとめへ入る
- 相談前の確認文を決めておく
- 不安が強い相談には断定を避ける決まりを作る
- 自分だけで判断せず、信頼できる同業者と学ぶ
能力を使う仕事では、自分の状態もセッションに影響します。
疲れているときに無理をせず、必要に応じて予約を調整することも、相談者を守るための対応です。
今日から始める改善の一歩
今日から、すべてを変える必要はありません。
まずは、直近のセッションを一つ思い出し、次の質問に答えてください。
- 相談者が求めていたことは何でしたか。
- その範囲を最後まで守れましたか。
- 許可を取らずに広げた話題はありませんでしたか。
- 強く言い切った言葉はありませんでしたか。
- 相談者が不安そうにした場面はありませんでしたか。
- 次回、何を一つ変えますか。
改善点が見つかったら、次のように具体的な行動へ変えます。
次回から、相談内容とは別の情報を感じたときは、詳しく話す前に必ず許可を取る。
次回から、「絶対」「必ず」という言葉を使わず、一つの可能性として伝える。
次回から、セッションの途中で一度、聞きたくない内容がないか確認する。
改善は、反省しただけでは続きません。
次に何をするかを一つ決め、実際のセッションで使うことが大切です。
まとめ
信頼されるスピ系講師になるためには、能力を高めることだけでなく、自分のセッションを振り返り続けることが必要です。
振り返るときは、「当たっていたか」だけで判断してはいけません。
相手の許可を守れたか、必要な範囲にとどめられたか、強い言葉で不安を与えなかったか、相談者自身の行動につなげられたかを確認します。
相談者が驚いたり黙ったりしたときも、それを能力が当たった証拠と決めつけず、不快ではなかったか、話を続けてよいかを確かめることが大切です。
また、相談者から感想を聞く場合は、「当たっていましたか」だけではなく、安心して話せたか、望んでいない内容まで触れられなかったかを聞きましょう。
記録を残すと、自分がどのような相談で範囲を広げやすいか、どのようなときに断定しやすいかが見えてきます。
問題に気づいた場合は、「相手のためだった」「視えてしまった」と言い訳せず、自分の行動を認め、必要であれば謝り、次の対応を変えてください。
仕事で視るとき以外には余分なことをしないこと、仕事であっても許可された範囲だけを扱うことは、能力者としての大切なマナーです。
一部の人が勝手に視たり、視たことをぺらぺら話したりすれば、誠実に活動しているヒーラーや霊能者、スピ系講師まで同じように見られてしまいます。
だからこそ、一人ひとりが自分の行動を振り返り、相手の心の領域を尊重する姿勢を示す必要があります。
信頼は、特別な能力を見せることで作るものではありません。
許可を取り、秘密を守り、余分なことをせず、間違いに気づいたら改める。その積み重ねによって作られます。
自分のセッションを安心して見直すために
自分のセッションを振り返ろうとしても、どこが問題なのかわからなかったり、自分では普通だと思っていた言葉に気づけなかったりすることがあります。
また、相談者を大切にしたい気持ちが強いほど、「伝えないことは不親切なのではないか」と迷う場合もあります。
しかし、視えたことをすべて話すことが、相手を大切にすることではありません。
相手が何を望んでいるかを確認し、必要な範囲だけを扱うことが大切です。
あなたのセッションの流れ、相談前の説明、許可の取り方、相談後の振り返り方法を一緒に整理したい方は、LINEからご相談ください。
次回のDay5では、勝手に視ることで起こる失敗、長く信頼されるための考え方、スピ系講師として守りたい最終的な基準をまとめます。
よくある質問
相談者が満足していたら、振り返りは必要ありませんか?
```必要です。相談者がその場で満足しているように見えても、断りにくくて何も言えなかった可能性があります。また、講師自身が気づかないまま範囲を広げていることもあります。満足度だけでなく、許可、伝え方、相談者の安心、現実の行動につながったかを確認しましょう。
```当たっていた内容でも、謝る必要がありますか?
```問題は、内容が当たっていたかどうかだけではありません。相談者が依頼していない範囲を許可なく視たり、聞く準備のない内容を一方的に伝えたりした場合は、その行動について謝る必要があります。「当たっていたから問題ない」と考えないことが大切です。
```相談者の表情が変わったら、すぐに話を止めるべきですか?
```表情だけで判断する必要はありませんが、一度確認することをおすすめします。「少し情報が多かったでしょうか」「このまま続けても大丈夫ですか」と聞き、相手の意思を確かめてください。聞きたくないと言われた場合は、そこで止めます。
```感想をお願いすると、悪い評価が怖くなります
```厳しい感想を受け取ることは不安ですが、改善の大切な材料になります。すべての意見をそのまま受け入れる必要はありませんが、同じ指摘が何度も続く場合は、説明や進め方に問題がないか確認してください。
```相談者が何度も来てくれるのは、信頼されている証拠ではありませんか?
```継続して相談してくれることは、信頼の表れである場合があります。一方で、「自分では決められない」「先生に視てもらわないと不安」という依存につながっている可能性もあります。相談者が自分で考え、現実に行動できているかも確認しましょう。
```セッションを録音して振り返ってもよいですか?
```相談者の明確な許可がある場合に限り、録音の目的、保管方法、削除時期を説明したうえで行ってください。許可なく録音してはいけません。振り返りのためであっても、相談者の個人的な話を扱うことに変わりはありません。
```相談事例を講座やSNSで紹介してもよいですか?
```本人が特定されないようにしただけでは十分でない場合があります。相談内容、年齢、家族構成、時期などを組み合わせると、本人や周囲の人にわかる可能性があるからです。紹介する場合は本人の許可を取り、必要に応じて内容を変えるか、使用しない判断をしてください。
```視えた内容を伝えないと、能力を出し惜しみしていると思われませんか?
```視えたことをすべて伝える必要はありません。相談者が求めていない内容を伝えないことは、出し惜しみではなく配慮です。必要だと感じる場合は、内容を話す前に許可を取り、断られたら伝えないようにしましょう。
```自分では問題がわからない場合、どうすればよいですか?
```相談前の説明文、実際に使っている質問、セッション後の案内を紙に書き出して見直してください。また、同じ考え方だけに偏らないよう、守秘義務を守れる信頼できる人から意見を聞く方法もあります。相談者の詳しい個人情報は話さないようにしてください。
```勝手に視る能力者と一緒にされたくありません
```自分の活動方針を明確に示すことが大切です。相談者の許可なく視ないこと、依頼された範囲だけを扱うこと、相談内容を第三者へ話さないこと、セッション後に勝手に続きを視ないことを案内文などに記載しましょう。日々の行動で違いを示すことが、信頼につながります。
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