
スピ系講師のサービス改善|相談数・申込み率・反応を見直す方法
はじめに
個別相談や講座を作って公開したあと、「このままでよいのだろうか」と不安になることがあります。
申込みが少ないと、サービスそのものに価値がないように感じるかもしれません。
反対に、申込みが入っても、相談後に疲れ切ってしまったり、予定していた時間を大きく超えたりすると、続けることが難しくなります。
サービス改善とは、売上だけを増やすことではありません。
相談者にとってわかりやすく、安心して利用でき、講師自身も無理なく続けられる形へ整えることです。
そのためには、感覚だけで判断せず、いくつかの数字と相談者の反応を確認する必要があります。
ただし、細かな数字を毎日追い続けたり、少し申込みが減っただけで全部を変えたりする必要はありません。
Day4では、スピ系講師が確認したい基本的な数字、相談者から聞くべき感想、改善する順番、案内文を比べる方法をわかりやすく解説します。
この記事の内容
サービス改善とは何を見直すことなのか
サービス改善では、内容だけでなく、サービスを知ってから相談後までの流れ全体を見直します。
たとえば、個別相談の内容がよくても、案内文がわかりにくければ申込みにはつながりません。
申込みページがわかりやすくても、申込み後の案内が遅ければ、相談者は不安になります。
相談中に丁寧に話を聞いても、終了時間が毎回大きく延びれば、講師が疲れて続けられなくなります。
改善する場所は、大きく分けると次の五つです。
- 見つけてもらうまでの発信
- サービスの説明
- 申込みのしやすさ
- 相談や講座の内容
- 相談後の案内と振り返り
すべてを一度に変える必要はありません。
どこで止まっているのかを確認し、一つずつ見直します。
最初に確認したい五つの数字
改善のために、多くの数字を集める必要はありません。
最初は、次の五つを月ごとに確認すれば十分です。
| 確認する数字 | 何がわかるか |
|---|---|
| 案内ページを見た人数 | サービスがどのくらい見られているか |
| 問い合わせ数 | 興味を持った人がどのくらいいるか |
| 申込み数 | 実際に行動した人がどのくらいいるか |
| 相談を実施した人数 | 申込み後にキャンセルせず利用した人数 |
| 継続や再相談につながった人数 | 再び利用したいと感じた人がどのくらいいるか |
これらの数字を見ると、どこに改善点があるかを考えやすくなります。
案内ページを見た人数が少ない場合
サービス内容より前に、発信や案内への入口を見直します。
ブログやSNSから案内ページへのリンクが見つけにくい、誰向けのサービスなのか投稿で伝わっていないなどの可能性があります。
案内ページは見られているが問い合わせが少ない場合
対象者、相談内容、料金、相談の流れがわかりにくい可能性があります。
「自分の悩みに合っているかわからない」「何をされるのか不安」と感じられているかもしれません。
問い合わせはあるが申込みが少ない場合
料金、日程、支払方法、申込み後の流れ、相談できる範囲などに不安が残っている可能性があります。
申込み後のキャンセルが多い場合
日程までの期間が長い、支払方法がわかりにくい、申込み後の案内が遅いなどの理由が考えられます。
再相談が少ない場合
必ずしもサービスに問題があるとは限りません。
一度の相談で目的を達成した人もいます。
継続が必要なサービスであれば、次に何を支援するのか、継続する必要がある人はどのような人かを見直します。
申込み率を正しく考える
申込み率とは、案内を見た人のうち、何人が申し込んだかを表す割合です。
基本的な計算方法は次のとおりです。
申込み率 = 申込み数 ÷ 案内ページを見た人数 × 100
たとえば、案内ページを100人が見て、3人が申し込んだ場合は、申込み率は3パーセントです。
ただし、この数字だけを見て、良い、悪いと決めることはできません。
サービスの料金、対象者、申込みまでに必要な時間、普段の信頼関係などによって、申込み率は変わります。
また、案内ページを見た人数が少ない場合、1人増えただけで割合が大きく変わります。
たとえば、10人中1人なら10パーセントですが、次の月に10人中0人なら0パーセントになります。
このような少ない人数の変化だけで、サービス全体が悪くなったと判断する必要はありません。
申込み率は、他の講師と比べるためではなく、自分の案内が以前より伝わりやすくなったかを見るために使います。
数字を見るときの三つの注意点
- 一日や一週間だけで判断しない
- 申込み数だけでなく、見た人数も確認する
- 数字と相談者の言葉を一緒に見る
数字が変わった理由は、一つとは限りません。
発信の回数、季節、相談者の生活状況、案内した場所なども関係します。
相談者の感想から改善点を見つける
数字だけでは、相談者が何を感じたのかまではわかりません。
そのため、相談後に短い質問を行い、理解しやすかった点や不安だった点を確認します。
ただし、「満足しましたか」とだけ聞くと、「はい」「よかったです」で終わることがあります。
改善に使える感想を得るためには、具体的な質問が必要です。
相談後に聞きたい質問
- 相談前は、どのようなことで悩んでいましたか
- 相談を受けようと思った決め手は何でしたか
- 申込み前に不安だったことはありましたか
- 相談の中で、特に役立ったことは何でしたか
- わかりにくかったことや、足りないと感じたことはありましたか
- 相談後、どのようなことを試してみようと思いましたか
- どのような人に向いている相談だと思いますか
すべての質問に答えてもらう必要はありません。
3問から5問ほどに絞り、答えやすい形にします。
また、感想を公開するときは、必ず本人の許可を取ります。
名前、年代、相談内容など、どこまで公開してよいかを確認します。
許可を得ていない内容を、本人がわからないと思って掲載してはいけません。
感想を見るときのポイント
感想の中には、サービス説明に使える相談者自身の言葉があります。
たとえば、講師側は「内面を整える相談」と表現していても、相談者は「頭の中がごちゃごちゃしていたけれど、何から考えればよいかわかった」と話すかもしれません。
この場合、「内面を整える」という言葉より、「頭の中を整理し、次に考えることを明らかにする」と説明したほうが伝わりやすくなります。
相談者が実際に使った言葉を、個人が特定されない形で案内文や発信に取り入れましょう。
相談前と相談後の変化を確認する
サービスの効果を大きく見せるために、劇的な変化を探す必要はありません。
日常の中で起きた小さな変化を確認することが大切です。
たとえば、相談前と相談後で、次のような違いが考えられます。
| 相談前 | 相談後 |
|---|---|
| 何に悩んでいるのか自分でもわからない | 今いちばん困っていることを言葉にできた |
| 選択肢が一つしかないと思っている | 複数の選択肢を考えられるようになった |
| すぐに答えを決めなければならないと思っている | 考える時間を取ってもよいと思えた |
| すべて自分が悪いと感じている | 自分の責任と相手の責任を分けて考えられた |
| 何をすればよいかわからない | 今日できる小さな行動を一つ決めた |
このような変化は、本人の言葉で確認します。
講師が「変わりましたね」と決めるのではなく、「相談前と比べて、今はどのように感じますか」と尋ねます。
また、変化がなかった場合も大切な情報です。
相談内容が多すぎた、質問が難しかった、時間が足りなかった、相談者が求めていたものと違ったなどの可能性があります。
良い感想だけを集めるのではなく、わかりにくかった点も改善に使います。
案内文を一つずつ比べる方法
サービスの案内文を改善するときは、複数の部分を同時に変えないことが大切です。
タイトル、料金、画像、説明、申込みボタンを一度に変えると、何が影響したのかわからなくなります。
比べるときは、一つだけ変えます。
たとえば、サービスの最初の一文を次の二つで比べます。
案内文A
本来の自分につながり、魂の声を受け取る個別セッションです。
案内文B
人の意見を優先して自分の気持ちがわからなくなった方が、今の悩みを整理するための個別相談です。
それぞれを一定期間使い、案内ページを見た人数、問い合わせ数、申込み数を確認します。
ただし、少人数では結果が大きく変わりやすいため、一度の差だけで決めないようにします。
また、申込み数だけでなく、問い合わせで聞かれた内容も確認します。
案内文Bに変えたあと、「自分に合う相談だと思った」という言葉が増えたなら、対象者が伝わりやすくなったと考えられます。
比べやすい項目
- サービスのタイトル
- 最初の説明文
- 対象者の書き方
- 相談後に持ち帰れる内容
- 申込みボタンの前の案内文
料金やサービス時間を比べる場合は、利用者への影響が大きいため、理由と期間を明確にして行います。
月に一度の改善手順
毎日数字を確認すると、小さな変化に振り回されやすくなります。
基本的には、月に一度、決まった日に見直す方法がおすすめです。
手順1.数字を記録する
案内ページを見た人数、問い合わせ数、申込み数、実施数、再相談数を記録します。
手順2.相談者の質問を集める
申込み前や相談中に多かった質問を書き出します。
同じ質問が繰り返される場合は、案内文に説明を追加します。
手順3.相談後の感想を確認する
役立った点、わかりにくかった点、相談後の行動を確認します。
手順4.講師自身の負担を確認する
準備時間、相談時間、相談後の対応、精神的な疲れを振り返ります。
相談者の満足だけでなく、講師が続けられるかも確認します。
手順5.一つだけ改善する
次の月に変える項目を一つ決めます。
たとえば、対象者の説明を具体的にする、相談前の質問票を短くする、終了10分前にまとめへ入るなどです。
手順6.翌月に結果を確認する
変更した内容が、問い合わせ、申込み、相談時間、相談者の反応にどのような影響を与えたかを確認します。
良くなった場合は続けます。
変化がなかった場合は、元に戻すか、別の部分を見直します。
事例1:申込みが少ないサービスの改善
ここでは、カードと対話を使った個別相談を提供しているスピ系講師の例を考えます。
改善前の状態
サービス名は「魂からのメッセージセッション」でした。
案内文には、「高次元の存在から必要なメッセージを受け取り、本来の自分へ戻る支援をします」と書かれていました。
SNSの投稿には反応がありましたが、案内ページを見た人からの申込みはほとんどありませんでした。
確認したこと
- 案内ページ自体は見られていた
- 料金と相談時間は書かれていた
- 何を相談できるのかが書かれていなかった
- 相談中に何をするのかが説明されていなかった
- 相談後に何を持ち帰れるのかがわからなかった
行った改善
サービス名を、次のように変更しました。
人の意見を優先して迷っている女性のための、気持ちを整理する60分カード相談
案内文にも、次の内容を追加しました。
- 対象となる悩み
- カードは未来を決めるためではなく、気持ちを整理するために使うこと
- 相談後に選択肢と小さな行動を確認すること
- 結果を保証するサービスではないこと
改善後に起きたこと
問い合わせでは、「自分の悩みに合っていると思った」「未来を断定されないので安心した」という言葉が増えました。
この事例では、サービス内容そのものを大きく変えたのではありません。
誰のための相談なのか、何をするのかを具体的にしたことで、相談者が判断しやすくなりました。
事例2:申込みはあるが疲れてしまうサービスの改善
次は、90分の個別相談を提供している講師の例です。
改善前の状態
申込みは月に数件あり、相談者からの感想も良いものでした。
しかし、相談が毎回30分ほど延び、相談後に長いメッセージを送っていたため、一件ごとの負担が大きくなっていました。
講師は、時間内に終えると相談者を見放すようで申し訳ないと感じていました。
確認したこと
- 相談前にテーマを絞っていなかった
- 一度の相談で複数の悩みを扱っていた
- 終了時間を最初に伝えていなかった
- 相談後のまとめに決まった形式がなかった
- 必要以上に無料対応を追加していた
行った改善
- 申込み時に「今回いちばん整理したいこと」を一つ書いてもらう
- 相談開始時に終了時刻を確認する
- 終了15分前に、まとめへ入ることを伝える
- 相談後の連絡は、決まった三項目だけにする
- 追加の相談は、別の日程で案内する
相談後のまとめ
1.今日整理したこと
2.相談者が自分で決めた小さな行動
3.必要な場合に確認する相談先
改善後に起きたこと
相談時間が大きく延びることが減り、相談者も一つのテーマに集中しやすくなりました。
講師自身も、次の相談に疲れを残しにくくなりました。
サービス改善では、相談者に多く与えることだけが正解ではありません。
時間と範囲を明確にすることも、安心できる支援につながります。
改善するときに避けたいこと
申込みがないたびに内容を変える
数日申込みがないだけで、サービス名、料金、対象者をすべて変えると、何がよくなかったのかわかりません。
一定期間は同じ内容で案内し、一つずつ見直します。
他の講師の数字と比べる
発信を続けてきた年数、読者数、料金、対象者が違えば、申込み数も異なります。
他人の数字ではなく、自分の過去の数字と比べましょう。
良い感想だけを集める
良い感想は自信につながりますが、改善点は見つかりにくくなります。
わかりにくかったこと、困ったこと、期待と違ったことも聞きます。
不安をあおって申込みを増やす
「今申し込まないと人生が変わらない」「このままでは運気が下がる」といった伝え方は避けます。
申込み数が増えても、相談者が冷静に選べない状態を作れば、信頼を失う原因になります。
講師の負担を無視する
相談者に喜ばれていても、講師が毎回疲れ切るサービスは長く続きません。
準備時間、相談時間、相談後の対応を含めて見直します。
継続相談を無理に勧める
継続が必要かどうかは、相談者の状況によって異なります。
不安を利用して契約を急がせず、目的、内容、回数、料金を伝えたうえで本人に選んでもらいます。
今日のワーク
現在提供しているサービス、またはDay3で作ったサービスを使って、改善点を一つ決めましょう。
1.先月または直近の数字を記録する
案内ページを見た人数:____人
問い合わせ数:____件
申込み数:____件
相談を実施した人数:____人
再相談または継続につながった人数:____人
2.どこで止まっているかを考える
私のサービスでは、________________の段階で止まっている可能性があります。
3.よく聞かれる質問を書き出す
よく聞かれる質問1:________________
よく聞かれる質問2:________________
よく聞かれる質問3:________________
同じ質問が多い場合は、案内文に説明を追加します。
4.相談者の言葉を確認する
相談前の悩みを表す言葉:________________
相談後の変化を表す言葉:________________
わかりにくかった点:________________
5.講師自身の負担を確認する
準備にかかる時間:____分
相談にかかる時間:____分
相談後の対応時間:____分
特に負担に感じること:________________
6.今月変えることを一つ決める
今月は、________________を変更します。
その結果、________________が改善するか確認します。
7.変更しないことを決める
今月は、________________については変更しません。
改善するときは、変えることだけでなく、変えないことも決めると結果を確認しやすくなります。
まとめ・要約
スピ系講師のサービス改善は、申込み数だけを増やすために行うものではありません。
相談者が内容を理解し、安心して申し込めること、相談後に必要な気づきや行動を持ち帰れること、講師自身が無理なく続けられることの三つを整えるために行います。
最初に確認したい数字は、案内ページを見た人数、問い合わせ数、申込み数、実施数、再相談や継続につながった人数です。
これらを見ると、発信が届いていないのか、案内が伝わっていないのか、申込み後に不安が残っているのかを考えやすくなります。
ただし、少ない人数の変化だけで良い悪いを決めてはいけません。
数字は、相談者の感想や問い合わせで使われた言葉と一緒に確認します。
相談後には、役立ったことだけでなく、わかりにくかったことや足りなかったことも聞きます。
相談者が実際に使った言葉は、対象者やサービス内容をわかりやすく説明する手がかりになります。
改善するときは、タイトル、説明文、料金、相談時間などを一度に変えず、一つだけ変更します。
月に一度、数字、相談者の反応、講師自身の負担を確認し、次の月に変えることを一つ決めましょう。
サービスは、最初から完成している必要はありません。
実際の相談を通して、伝わりにくい部分や負担の大きい部分を少しずつ見直すことで、相談者にも講師にも安心できるサービスへ育っていきます。
よくある質問
申込みが少ない場合、最初に料金を下げるべきですか?
すぐに料金を下げる必要はありません。まず、対象者、相談内容、相談の流れ、料金に含まれるものが伝わっているかを確認しましょう。案内ページ自体が見られていない場合は、発信や案内への入口を見直します。
申込み率は何パーセントなら良いですか?
一つの数字だけで良い悪いを決めることはできません。料金、対象者、信頼関係、案内ページを見た人数によって変わります。他の講師ではなく、自分の過去の数字と比べて確認しましょう。
相談者に感想をお願いしてもよいですか?
お願いして構いません。ただし、回答を強制せず、公開する場合は別に許可を取ります。名前、年代、相談内容など、どこまで公開してよいかを確認してください。
悪い感想をもらうのが怖いです
わかりにくかった点や期待と違った点は、サービスを改善するための大切な情報です。すべてをそのまま受け入れる必要はありませんが、同じ指摘が続く場合は見直す価値があります。
どのくらいの期間でサービスを見直せばよいですか?
基本的には月に一度、決まった日に確認する方法があります。申込みが少ない場合は、短期間の変化だけで判断せず、一定期間同じ内容で案内してから見直しましょう。
相談時間が毎回延びてしまいます
相談開始時に終了時刻を確認し、終了15分前にまとめへ入ることを伝えましょう。申込み時に相談テーマを一つに絞ってもらうことも役立ちます。
継続相談を案内すると押し売りに感じられませんか?
継続が必要な理由、目的、回数、内容、料金を説明し、本人が選べる状態を作れば、案内自体が押し売りになるわけではありません。不安をあおったり、その場で決断を迫ったりすることは避けましょう。
数字を見ることが苦手です
最初は、案内ページを見た人数、問い合わせ数、申込み数だけでも構いません。毎日確認せず、月に一度、同じ場所へ記録するところから始めましょう。
あなたのサービスを、無理なく続けられる形へ整えませんか?
申込みが少ないときも、相談が増えて疲れているときも、すべてを一人で考えていると、どこを直せばよいかわからなくなることがあります。
「案内ページは見られているのに申込みにつながらない」「相談時間が毎回延びる」「料金や内容を変えるべきか迷っている」という方は、数字と相談者の反応を分けて整理してみましょう。
現在のサービス、相談者からの質問、講師自身の負担を確認し、次に改善する一つを一緒に決めたい方は、LINEからご相談ください。